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モンキー125渡り鳥の旅 - フェリーを拠点に西日本を遍く

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仕事と家庭の生活に追われる40代後半の男が、ようやく自分の時間を満喫できるようになった。千葉県に拠点を構える彼は、手軽で経済的なモンキー125に乗って、西日本を巡る旅に出かけるこ… もっと読む
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記事一覧

⑩旅路を繋ぐモンキー125

長崎の朝は、蒼い雲に覆われていた。路地を歩く人々の足元には、雨が降り注ぐ前触れの水たまり…

⑨長崎の雨に想いを馳せてモンキー125と行く

熊本港にフェリーが姿を現した。乗り場での手続きを済ませると、いよいよモンキーに跨り、船へ…

⑧モンキー125と感動の熊本巡り: 地元の温かさと歴史の軌跡

昨夜は夜更けまで熊本市の街を歩き回った。新市街のアーケード街だ。久しぶりの夜遊びは心地良…

⑦桜島を背に 〜モンキー125、熊本への旅路

朝日が雲と霞の彼方から柔らかな光を放ちながら昇ってくる。昨日に続き、今日もまたそこそこの…

⑥モンキー125で鹿児島へ、そして垂水の夜

宮崎市に入ると、走行のペースはますます緩やかなものになった。目的地の垂水市までは、まだ時…

⑤フェリーに夢をのせて モンキー125で巡る九州(大分県臼杵港から上陸)

風の音が心地よく、フェリーデッキから望む空と海の青さに酔いしれていた。空気にほのかな潮の…

④孤高のモンキー125にのって 四国の路次、八幡浜へとたどり着く

道すがら、雨雲が次第に山あいの上空に湧き出してきた。そしてまもなく、頭上に雲が覆い被さるように空が曇りだした。ふと気づくと、耳に雨粒がはたく音が聞こえ始めた。一粒、また一粒と雨足が次第に増していく。そしてあっという間に、こちらは容赦ない力強い雨に見舞われることになってしまった。 これでは走り続けるのは危険だ。そう判断し、急いで近くの道の駅に避難した。駐車場に避難した際、荷物からレインスーツを取り出して着替えた。道の駅の軒下で休憩する。そこからは、濁流となった渓流の流れが見渡

③モンキー125で巡る四国路 三日目、四国中央市から高知、そして八幡浜へ

朝日が差し込む窓辺で目を覚ました。外を見ると、雲ひとつない青空が広がっていた。今日は絶好…

②四国への想いを胸に、モンキー125での旅記録 - 徳島から四国中央市へ

20年ぶりの四国への上陸だ。かつて愛媛県で2年間を過ごした日々が走馬灯のように蘇ってくる。…

①いざ船出!モンキー125でロングツーリングに挑む!【東京~徳島】

長年の夢が叶う日がついにやって来た。35歳からバイクに乗り始めて十数年、その想いがついに実…