わたし的には第2の仏教伝来
佐々木閑さんのミリンダ王の問い(YouTube版)では、初期仏教において身体の不自由な方に対する差別思想があったかどうか論じている。ミリンダ王の問いにおいて、ナーガセーナは「現在、目や耳や肢体に不自由のある方は、過去の業の因果の結果、すなわち過去生において悪をなしたことの報い」と答えている。このことは今日的な価値観からはちょっと差別的、身体不自由のある方にとって不快な説である。中村元の翻訳においては、この部分をそのまま訳さず、曖昧で、何を言っているのか不明な書き方になっている