新日本プロレスの「本質」
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制御不能な男
今回の記事ではめでたく全国大会優勝を果たした新日本プロレスのデッキを紹介します。
サンプルレシピ
ゲームプラン
新日のゲームプランはただ一つ、6点受けてから内藤+緑Reバースで耐え続けて勝つことです。
6点受けている状態でエントリーに内藤を配置
内藤のReコンボで緑Reバースを回収する
相手の攻撃を緑Reバースで耐える
内藤のReコンボで緑Reバースを回収する
相手の攻撃を緑Reバースで耐える…
という行動を繰り返すことで、山札が続く限り負けない状況を作り出すことができます。その間に相手の体力が尽きるという寸法です。
おもしろポイント
新日本プロレスはReバースにおいていくつかの点で明らかに異常なデッキの1つです。この異常性が新日というデッキのおもしろさです。
再現性
Reバースは基本的に再現性が低いゲームです。Reバースはデザイン上、何を引くかもどんなカードがリングインしてくるかもあまりコントロールできないので、出てきたカードで戦うことになります。ただ新日の場合は、ルーターの内藤やバッドラックファレといった強力なサポートカードのおかげで、他のデッキに比べて高い再現性を誇ります。緑Reバース
このゲームでは基本的にパートナーアタックは防げません。それゆえ、守って勝つというような、いわゆるコントロール戦略を取れないようになっています。しかしながら、緑Reバースはパートナーアタックさえ防ぐことができるため、新日本プロレスはコントロールデッキのような立ち回りをすることが可能です。このことは他のデッキにはないおもしろさだと思います。絶対に逆転するというゲームプラン
Reバースはお互いに点数を取り合うようにデザインされているので、ダメージレースで大きな差をつけられることは死を意味します。しかしながら、新日は6点から大量のダメージを受けきることが可能なので、序盤~中盤のダメージレースを放棄してリソースを温存し、終盤に逆転するというきわめて不思議なゲームプランを行います。この手のプランニングは、守るか攻めるかという点で方向性は違いますが、あくあ連パンにも通じるところがあります。
強み
搦め手のないデッキに対して強い
強力なサポート効果を持つカードで盤面を整えて正面から戦うような類のデッキ(青いカードが多く入ったデッキ)に対して無類の強さを誇ります。なぜなら、6点の状態で出現した内藤を突破して7点目を決めるためには、何らかの絡め手が必要だからです。青いカードが多く入ったデッキを組む際には、新日は壁として立ちはだかるデッキだと思います。
慣れていない相手に対して強い
新日本プロレスが特殊なデッキである関係で、対戦相手は新日本プロレスと戦う際には他のデッキとは異なるゲームプランを組む必要があります。そのため、新日本プロレスとの対戦経験が少ない相手には、理論上の相性よりも有利に立ち回りやすい傾向にあるといえます。
弱み
除去に対して弱い
新日最大の弱点であり、どうしようもない弱点です。緑Reバースの性質上、デッキに5コスト以上のカードを大量に(少なくとも16枚~程度)投入する必要があるため、メンバーを除去された際のリカバリが他のデッキに比べて困難です。バレると弱くなる
強みの裏返しですが、相手が新日本プロレスに対して慣れてくればくるほど勝ちにくくなる類のデッキだと思います。
選手紹介
カード紹介と同義。
評価S
内藤 哲也
説明不要!デッキの核であり、このデッキはこのカードのために組まれています。文句なしの4投です。
LOS INGOBERNABLES de JAPON 内藤 哲也
ルーターの内藤。デッキを支える屋台骨です。このカードのおかげで手札をどんどん緑色に染めることができます。文句なしの4投です。
後藤 洋央紀
振ってくると2アドを生み出す異常なカードです。このデッキは手札1枚で1点を生み出すことができるので、このカードが発動したら2点ヒールしたと言っても過言ではありません。もちろん過言ではありますが、そのくらい強力なカードです。文句なしの4投です。
バッドラック・ファレ
このカードのおかげで、6点目のタイミングで内藤を出しつつPAを行うことができます。盤面を除去されつくした際にはエントリーにルーターの内藤を蘇生してリカバリを図ることができ、非常に小回りが利くカードです。文句なしの4投です。
評価A
矢野 通
引けばブロック+Reバースセットができるため、1枚で2点の価値を生み出せるカードです。その代わりにリングインをかますとReバース最悪の瞬間が訪れるとともに-1点の価値を提供してくれる心憎いカードなので、S評価にはできませんでした。活躍しているときはSSSSSSSSSSくらい強いです。仕方ないので4投です。
鈴木 みのる
このデッキで唯一の除去能力持ちです。DEF6が悪さをするときもありますが、このカードのReコンボを決めた場合のリターンがあまりに高いです。うまく降ってくることに期待を込めて4投です。
BONE SOLDIER 石森 太二
ミニ後藤です。こちらは発動すると1点回復します。このデッキでカードを引くことより大事なことはないので、4投です。
制御不能なカリスマ 内藤 哲也
制御不能とは思えないほどあまりにも冷静なカードです。このデッキにおいて手札の質を高めることほど大切なことはないので、4投です。
評価B
デンジャラス・バックドロップ タイチ
Vol2から唯一の出場です。とにかく1マナのカードがないと深刻なメンバー不足に陥るので、1マナのカードが欲しいのですが、その中で最もデッキとかみ合っていると思うので、4投しています。6/5/8の内藤のDEFが9になることがあまりにも強力です。
棚橋 弘至
このデッキの宝くじ枠です。当たれば1点回復します。手札に引くと安心してエネルギーに埋められるのがかわいいところです。5マナ以上のカードでこのカードよりも期待リターンが大きいカードが見つからなかったので、4投しています。
評価C
飯伏 幸太
あまり納得いかないのですが、これ以外のカードがないような気もしている、微妙な枠です。たまにいい感じの時に振ってきていい感じに点数を取ってくれるのと、DEF9が他の5マナ以上のカードと比べると優れているかな、と感じています。
Reバース
緑Reバース(6枚)
デッキの核になります。後述の青Reバースとのバランスを雰囲気で決めた結果、6枚です。
2/3リバース(2枚)
矢野で貼って内藤と連動したときや、みのると連動したときのリターンが非常に高いので、採用しておきたいカードです。入れすぎると緑を引かなくなるので2枚くらいにしておきました。3枚でも1枚でもない理由は特にデータがないのでわかりません。
お祈り枠
レッドシューズ海野
採用していない中では最も採用に近いカードです。私の中ではいつでも飯伏の枠に戻る準備ができています。不採用の理由としては、できれば5マナ以上のカードの枚数をこれ以上落したくない(現在18枚)ことと、序盤に手札が切れないカードだらけ(矢野、緑Reバース、バッドラックファレetc)になったときに、仕方なくルーターやエネルギーに使うことが多かったためです。
マスター・ワト
1マナのカードの中ではかなり強力な部類なのですが、このデッキとかみ合わず抜けていきました。1タップのカードは2パン⇒PAに対して1点を守れる点で強力なのですが、このデッキは後藤やカリスマ内藤といったカードを立てる関係で1パン目にPAされやすいので、スパークしてもうまく仕事をできないシーンが目立ちました。大量にルーターをすることを鑑みても、手札に来た時に強みのあるタイチのほうがいいかな、と思います。
オカダ・カズチカ
見た目は強そうだったのですが、いざ使用すると活躍してくれることが少なかったので抜けていきました。(1)6エネが遠い(2)ケツ7が悪さをする(3)出すと山切れを起こす(4)このカードを出す余裕があるときはこれを出さなくても勝っているし、出さないと緑Reバースが拾えないほど厳しいゲームはこれを出しても勝てない、等の理由ですずこの元に帰ってもらいました。
ディック東郷
とてつもなくうまくいったときにしか強くなかったので抜けていきました。手札のスロットに余裕がなく、メンバーもそろわないデッキなので、6点になるまで抱えておけずに出した結果、まだ6点ではないので普通に選ばれてピン除去により死を迎える光景が多々発生していました。ちんちんよりもタイチのほうが仕事をしてくれると思います。
使い手
使うときに意識すべきポイント
手札のスロット
このデッキはとにかく手札の枚数が大切です。
エネルギーに関しては2エネあれば動けるので、3エネ以上置く際は本当に置く必要があるか迷ったほうがよいと思います。
6点で絶対に内藤を着地する
自分が6点になったターンで、必ず6/5/8の内藤を着地させる必要があります。
具体的には、(1)バッドラックファレを抱えておき、かつルーターで内藤を捨て札に配置しておく(2)手札から6エネで手出しする用意をしておくことが大切です。
ルーターを行う
山札を掘らないと緑Reバースや内藤は出てきません。
ルーター内藤で積極的にルーターを行うことが大切です。
そのためには、バッドラックファレのような持っておきたいカードを捨てて山札を回す必要も出てきます。
1枚目の緑Reバースに関しては、捨て札にあることで棚橋の受けにもなるので、早めに使っても問題ないと思います。
PAを捨てない
メンバーをそろえるためについPAを放棄したくなりますが、たとえメンバーが不足していてもPAだけは放棄を避けることをオススメします。
最悪の場合、PA1パンのみでも問題ありません。最終的に逆転すれば大丈夫か、という意識で使うデッキだと思います。
みのるに頼る
とてつもなく運が絡むのですが、道中で一度みのるを決めるときわめて勝ちやすくなります。
みのるに対してブロッカーを切った場合には後続の内藤が通りやすくなり、みのるに対してブロッカーを切らなかった場合にはメンバーのリカバリを行うことでゲームスピードを遅らせることが可能だからです。
幸いみのるは5マナ(2エネ+パートナー)でプレイ可能なので、手出しを狙うことができます。
使われ手
対戦するときに意識すべきポイント
PAから入る
基本的にPAから入ることが大切です。
後藤やカリスマといったカードは絶対に発動させないようにしましょう。
新日側が6点になった際には、基本的にはPAから入って最初に緑Reバースを使わせることがベターです。
ブロッカーを囲う
新日は内藤のReコンボでReバースを回収することに命を賭けています。そのため、PA以外の内藤のパンチをブロックできるように準備しておくべきです。
よって、道中では可能な限りブロッカーを温存し、内藤のパンチに備えておくことが大切です。
幸い後藤がカードをくれますし、メンバーもほとんど焼いてこないので準備はしやすいです。
展望
トップのデッキに対しては厳しい立ち位置だと思います。というのも、現行最強のデッキと考えられるかぎなどが沙耶という強力な除去を持っており、8点以上を容易に作って内藤に対して3枚の防御カードを要求してくるため、苦しい立ち回りを強いられます。
一方で、格下のデッキや、正面から組み合ってくるデッキに対しては強気に出られるため、これからも壁として機能する存在になると考えています。
Reバースっぽくないデッキを使いたいな、という方にオススメです。
以上、ごっつぁんです!
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