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約束を守れない人はギャンブルで勝てない。

以前、ギャンブラーの月収に関して少し解説したことがあります。端的に言うとパチンコ・スロットを頻繁に行う人は、年収が低い傾向にあります。まずは以下図を参照ください。

月収と負け額(過去はデーモンの法則と定義)

年収換算したい場合は、×12ヶ月をして頂ければ分かるかと思いますが、年収1000万円を超えるには月収83万円以上の稼ぎがないと実現しません。年収1000万円と聞くと「すごい!」と思う人も多いかと思いますが、大手企業かつ年齢30歳〜50歳であれば、そう珍しくはないことでしょう。

余談にはなりますが、1,000万円以上〜1,500万円未満のサラリーマンは、平均3.5%と公表しており、”1000万円以上”というカテゴリーでは5%ほど1000万円プレーヤーは存在するのが事実です。(20人に1人が年収1000万円以上という計算になります)

では、パチンコ・スロットを行うユーザで年収1000万円を超えるユーザは、どれほどいるでしょうか。少なくとも”20人に1人という割合には満たない”と思います。あくまで私の推測にはなりますが、1日に数人いるか・いないか・・・そんなレベルになると思います。これは「パチンコ・スロットを行う人はバカだ!」と言っているのではなく事実をまずは伝えているだけです。

なぜ高所得者があまりホールに存在しないかの理由は・・・
・単純に仕事が忙しい。
・収入に対して勝ち額が見合わない。

大きくは、この2つだと思いますが、少し逆説的に考えていきます。

ギャンブルを行うとどうなるかを考えてみます。
ギャンブルのことを考えてしまい・・・
 ・仕事<ギャンブル
 ・残業<ギャンブル
 ・接待<ギャンブル
 ・営業中の合間にギャンブル
 ・営業先から直帰してギャンブル

仕事よりもギャンブル優先になってしまいます。つまり仕事に支障が出る可能性があり、真面目に毎日…さらには休日も仕事のことを熱心に考えている優秀なビジネスマンよりも、レベルや品質が落ちます。また仕事へのモチベーションが低くなる傾向にもあります。

次に何故ギャンブラーの平均収入が低い傾向にあるかを説明していきます。仕事ができる人というのは、最終的に約束を守れる人だと私は感じており、その約束には種類があります。

営業職であれば・・・
・目標を達成する。
・お客様との信頼を構築する。
・提案期限を守る。納期を守る。
・納品物に漏れが無い。
・宿題に回答する。
・毎日報連相する。

技術者であれば・・・
・納期を守る。
・品質を担保する。
・正しい仕様を定義する。
・スケジュールを管理する。
・トラブルを解決する。

これらは全て約束事です。この約束事に対して不足が少ければ少ないほど優秀と定義できるはずです。そしてこの約束事を守るためにも努力が必要です。一見、当たり前のように聞こえますが、これらを全て漏れなく対応するのは意外と大変です。新入社員の頃から全てを遂行するのは難しいため、ビジネスマンには「JOBシート、ランクアップシート」等の目標を徐々に達成していくという計画が設けられております。この目標を1つ1つクリアして、徐々にレベルアップしていくものです。(このレベルアップが収入に跳ね返ってきます)

私の記事はあくまでギャンブルを視点にしているので、ビジネスマンの指標はどうでも良いのですが、単純に年収が少ない=約束事が守れない人(先程挙げた仕事ができる人=約束事)と定義付けることができます。約束を守り目標を達成できるのにも関わらず、優秀で無いビジネスマンはあまり見かけません。

※ギャンブラー=仕事ができないと言っている訳ではなく、その傾向値が高い(可能性がある)ということです。もちろん中には、仕事もギャンブルも充実されている方もいると思います。

実はこの「約束事」というキーワードは、とても奥が深いです。約束事と聞くと誰かと何かの約束をしているかのように思い浮かべる方が多いと思いますが、「約束事」というのは「自分との約束」です。

なぜ自分との約束と定義するのか・・・それは相手であっても自分であっても約束を守るか破るか、これは自分の判断(思考)です。相手との約束を破る時は必ず心の中で「Aさんと約束したけど、理由をつけて破ろう」と決めているはずです。もちろん偶発的に破らざるを得ない場合もありますが、それを未然に防ぐにも自分との約束がある程度必要です。湘南新宿ラインの電車を使う人は、会社の出勤時間(出勤時間のルール”約束”)があり、遅延をある程度考慮した上で、「早く起きて早く家を出よう」と自分との約束を作ります。それでも起きてしまう人身事故や積雪は、もはや想定が難しい自然現象ですので、約束を破ったことにはなりません。

しかし約束を破る人というのは、自分で決めた約束を都合よく変更したり、誰かの責任に置き換えてしまいます。人間ですのでこれは仕方ないことなのですが、極力約束は「守ろう」とする意識が大切です。

実は、ビジネスマンに限らず全ての「優秀」と言われる人には約束事を守るという共通点があります。スポーツ選手においても同じです。彼らは常に自分との約束と戦うことにより相手に勝ちます。約束を守りきれない、もしくは守れる数が少ない人は、相手に負けます。

そしてこの「約束」の前に大切なことがあります。それは目標です。先程まで大きな項目として「約束」と掲げておりましたが、約束と目標は似たような言葉だと私は認識しております。

なぜ目標という言葉を出したかというと、目標や指標が無ければ、約束事は軽視されます。ダイエットが良い例なので少し説明していきます。

「漠然と痩せたい」と目標を掲げている人は、絶対に痩せることができません。仕事も良い例です。「漠然と優秀な営業マンになりたい」と言っている人は優秀になれません。「〇〇になりたい!」「ならなければいけない」=『今はその〇〇では無い』ということですから、漠然と言葉を発信しているだけでは実現不可です。今の自分を否定し、良い方向に変えていく必要がある…つまり「改革が必要」です。

ダイエットを行う上で、まずは目指す体重を定める必要があります。目標の考え方のコツは、定量的に考えるということです。その逆は定性的に考えるということです。定性的に考えると約束事を守りづらいため定量的に考えることをお勧めします。なぜ定性的だと守りづらいかを以下に解説します。

・油の多い主食は控える。
・極力間食はしない。
・適度に運動する。

ダイエットで痩せたい人は、現在痩せれていない。つまり現状の生活を維持している限り(変えない限り)痩せれないと定義します。そのために上記3つの目標を定性的に掲げるのですが、例えば「適度に運動する」という言葉を深掘りします。

普段、最寄り駅まで歩いている人は、この「適度に運動する」という目標は、「最寄り駅までの道のり以上歩く」や「最寄り駅まで走る」、帰宅後に公園の周りを走る。など人によって「適度な運動」に対しての指標が異なります。そして「適度」という言葉自体に指標がそもそもありません。これは漠然とした目標であり、日単位なのか、週単位なのか、月単位なのか、やっているうちによく分からなくなります。では、仮に週に1回適度に運動するとワンステップ進めて考えます。

週に1回適度に運動をすれば良いのですから、週に一度公園の周りを走るとします。現在は運動していないと仮定した場合、5mでも10mでも100mでも「適度な運動という目標」が当てはまります。もちろんダイエットする!と決めた方は、初回から5mを適度な運動に当てはめないかと思いますが、徐々に似たような現象が発生します。最初は公園を1周走りますが、徐々に面倒臭くなり「今週は忙しかったから半周で良い!これは適度な運動だ!」と謎のポジティブシンキングが始まります。これが悪の始まりです。目標を適度な運動としている以上、何か運動さえすればOKと判断できる指標が出来上がってしまいます。結果1ヶ月「適度な運動を続けたが”痩せない”」、そういった人こそ「毎週走ったんだけど、体質的に痩せないみたい!」と、これまた謎のポジティブ公開シンキングが始まります。ここでこの目標は終了されてしまいます。長々と書きましたが、定性的な目標で何かを達成できる人は、そもそも太っていない方です。(筋トレも全く同じです)

定性的な目標は、管理ができなくなり、実績を感じづらいため絶対に続けられません。そして目標に対しての改善もできません。

では、目標を以下のようにしたらどうでしょうか。

①2日1回は公園の周りを2周走る。(タイムは〇秒と設定)
②”①”をやむを得ずできなかった場合は2日連続で走る。
③食事は1日980〜1,480kcalにする。

たった3つの目標ですが、定性的な目標とは違って、「できた・できなかった」と管理することができます。自宅のカレンダー、スマホのカレンダー、ノート、どの方法でもチェックが簡単です。そして現状の体重からどう変化したのか振り返り、自分に効果のある目標だったのか、足りないのか、確認することができます。

そして効果が出なかった場合、目標に不足があるのだと、原因を追及し、改善目標を立てることができます。これを繰り返すから痩せることができるのです。

ものすごく当たり前のことを書いているだけですが、これを実現させるのは意外と難しいです。これが目標を定める/それを守る(約束事)ということです。

優秀な人というのは、このように自分との約束を自ら作り出し、守ることができます。冒頭に注目した「年収が少ない=約束事が守れない=優秀でない可能性が高い」についてを、ギャンブルに紐づけていきます。

っと!その前に・・・目標項目に対して、重要なポイントをもう一つ話します。(もう少しお付き合いください)

目標項目(目標に掲げた動作項目)には、大きく「ルーチン的要素、技術的要素」の2つがあります。簡単できるのが「ルーチン的要素」です。いきなり「技術的要素」をやろうとするのは危険が伴いますので、一旦冷静に目標項目の仕分けをしましょう。

次はサッカーに例えます。大きな目標は「サッカーが上手くなること」と定義し、具体的な目標を当て込んでいきます。※営業成績を上げる、優秀な営業マンになる!どれも同じです考え方です。

いわゆる基礎練習なのか応用練習なのか、と思ってください。仮にサッカー未経験者であれば分かると思いますが、いきなりリフティング100回という目標を立ててしまうと挫折します。今日から実践しよう!が実現しづらい練習です。

・ボールを蹴る
・インサイドに当てる

精度は別として、これであれば実現できるレベルの動作だと思います。どれだけ不格好でも良いのです。いきなり難しい目標を立て、それを実行するのは不可能です。今度のステップや未来目標として難しい目標を定めること自体は構いませんが、目先の目標にしては荷が重すぎるので、まずは簡単にできることを(意思や思考だけでできることを)目標にするのがポイントです。

このように目標とは・・・
「やろうと思えばできるもの」
「やろうと思っても最初はできないもの」
があります。

さて、ようやく本題に移ります。私はこれまでジャグラーを打つのであれば、「これをやれ」と説明した項目を一旦並べます。

・ジャグラーはバーを狙いチェリーを意識する。
・ボーナスは必ず1枚掛けで揃える。
・極力換金せずに貯玉再プレイで実施。
・ボーナスを揃える際にはブドウ抜きを行う。
・設定1は打たない。

まずこの中の目標を仕分けしましょう。
「やろうと思えば絶対にできるもの」
 →ボーナスは必ず1枚掛けで揃える。

ミスする可能性はあるが「やろうと思えばできるもの」
 →バーを狙いチェリーを意識する。
 →換金せずに貯玉再プレイ
   ※どうしても現金が必要な方がいるかと思い貯玉は上記に記載。

「やろうと思ってもできない可能性があるもの」
 →ボーナスを揃える際にはブドウ抜きを行う。
 →設定1は打たない

今、仕分けを行った通り、少なくとも・・・
 →ボーナスは必ず1枚掛けで揃える。
 →バーを狙いチェリーを意識する。
 →換金せずに貯玉再プレイ

この3つはできるはずです。1枚掛けで揃えることは絶対にできるはずですし、ボーナスを揃えることができるユーザはチェリーも取得できるはずです。

しかし、負けている人は、何度言ってもやりません。思考の問題です。確かにチェリーの取得=勝ちには直結しないのですが、先ほどスポーツに例えた通り、「基礎ができないのに応用ができる」人は存在しません。ボールは全く蹴れないけど、リフティングが300回できる!なんて人は存在しません。

なのにも関わらず、出したい!勝ちたい!と大きな目標を達成しようとしてます。スロットコーナーに行くとこのような人を沢山見かけます。基礎ができなくして目標達成は、絶対にできないと私は思っております。つまり「約束事」を守れない人は何をやっても上手くいきません。

優秀でないビジネスマンも一緒です。口では「売上目標達成したいと思います」と涙を流しながら力説する営業マンがいますが、表面的なパフォーマンスはするものの・・・「言われたことはやらない」「素直にやってみようとならない」「やれない理由ばかりを探す」・・・約束を守れない人です。

ギャンブルも全く同じです。特に最近のスロット機は、技術よりも「約束を守ること」が負けないために重要です。今日は1万円までにしておこう!といった約束を簡単に破れてしまうのがギャンブルです。(気持ちはとても分かります)

なので、まずは「意識すればできることを絶対にやる!」これは是非とも試してください。

ここまで解説しても尚を「試せない、やらない」方は、正直ギャンブルで勝つことは不可能です。(とても優秀な人とは思えません・・・)これがギャンブラーに高所得者が少ない理由でもあると私は感じております。

何度も言います、「絶対にできること」それだけをまずはやってください!まずは設定判別やビタ押しといった技術項目を目標とする前に「誰もができることを絶対にやる」もしくは「やってみる」是非今日から必ずやってください。

この「やってみる」が約束事を守る、つまり「設定1」を打たない!に繋がる話です。次回は実際に設定1に座ってしまっている時に何をするかを説明していきます。

以上、ご拝読ありがとうございました!


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