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介護ベッド狂騒曲

先月20日に介護認定の調査を終えて

介護度が決まったらいよいよ介護ベッドが我が家に入ります。

ケアマネさんとの面談で一抹の不安を覚えたのが

「当日ベッドを組み立てる場所を空けておいてくださいね~」という一言。

我が家は小さな家で部屋数に余裕がありません。

父が寝ているスペースは6帖弱ですが使っているベッドと

その他の家具でほぼ埋まっている状態です。

搬入当日に使っている大きなベッドを解体し

スペースを空けるとなるとそれこそバタバタして

またせん妄爆弾が破裂するやも。。。

第一寝たきりの父に長時間椅子に座ったり

他の場所で待機してもらう事は不可能です。

父に何処に居てもらうか?が

大きな課題として浮かび上がりました。

それ以外にも

狭い空間の中で大型の家具をどう移動させるか?

古いベッドの処分はどうするのか?

頭の中でシュミレーションしてみるものの

なかなか良いアイディアが浮かばないまま

時間だけが過ぎていきました。


3か4かと思ったら5だった


役所の認定調査を受けてから

おおよそ1か月で介護度が決定するとは聞いていたけれど

約3週間で父の介護度が「5」だとお知らせが来ました。

要介護5が一番ヘビーな介護度なので

様々なサービスを受ける事が出来ます。

伊豆高原に移住してからは

父の状態がそれなりに安定していたので

ずっと介護度を更新していなかったんですが

7年前はたしか一番軽い「要支援1」で

現在「要介護5」となりましたから

随分大変度が増していたんだと改めて感じました。

慌てふためく2日前

ケアマネさんとの連絡が上手く取れなくて

ベッドの正確な搬入日を知ったのはなんと2日前。

これには正直慌てました。

「おいおい、どうするんだい?!」と動揺しつつも

やるしかないわ!!と奮起して母と二人で

父の部屋の模様替えに着手しました。

夢うつつでぼんやりしている父に

「もうすぐ介護ベッドが来るから部屋を片付けるね」と声をかけつつ

スライドパズルのように狭い部屋の中で家具の移動をし

今まで食事に使っていた机は解体する事に。

最終的に予定地の反対側の壁に沿わせるよう

現ベッドを平行移動し新ベッド完成までそのまま寝てもらおう。

そして新しいベッドに父の移動が出来てから

旧ベッドは解体し良い処分方法が見つかるまで

部屋の隅に置いておくことに決めました。

とりあえずベッドの予定地と父の居場所は確保でき一安心です。

メカニック&デラックスベッド登場

10月12日午後4時30分。

福祉用具の担当者さんが一人でテキパキと部材を運び入れてくれました。

父を刺激しないようにと粛々と作業を進め1時間ほどで完成♪

ケアマネさん同席のもとベットのリモコンの操作・

エアマットの使用方法を教えて貰いました。

その後ケアマネさん、福祉用具の会社とそれぞれ契約書を交わし

念願の介護ベッドを借りる事が出来ました。

心配していた割にはスムーズに事が運んでよかったです。

新しいベッドで取る初めての食事風景をパチリ。

昭和レトロな我が家には少々立派過ぎるベッドです。


介護ベッドの使い心地(母・私の感想)

おむつ替えの時はベッドの高さ調節ができるし

食事・着替えの時は頭と足を連動させ座った姿勢に出来るので

無理な抱き起しをしなくて済むのが本当に楽。

格段に体への負担が少なくなりました。

以前コメント欄でDrop inさんに教えて頂いた

褥瘡予防のエアマットも無事導入する事が出来ました。

良い物を教えて頂き本当にありがとうございます!!


エアマットを使い始めて気付いたのは皮膚の色の変化です。

赤黒くなっていた尾てい骨周辺が徐々に元通りの肌色になって居ます。

こまめに体位交換をしているつもりでも人力ではカバーしきれなかったので

福祉用具のありがたみをひしひしと感じています。


父本人の感想は?

肝心の父の感想はと言いますと、

介護ベッドが入って1週間後にまたせん妄爆弾が大爆発。

夜中におむつを外してしまって大騒ぎでした。

そんなこんなでまだ落ち着いていないので

会話ができるようになった時にでも感想を聞いてみようと思います。










































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