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【無痛分娩レポ】出産時の恐怖を和らげてくれた聖路加国際病院での無痛分娩

聖路加国際病院での無痛分娩

はじめまして、mone です。
今回は私が2023年に出産した際の分娩レポについて執筆させていただきます。お産は一人一人全く異なる、とも言われるように、これから出産予定の方、お子様を計画されている方はあくまで一つの経験談としてご覧いただければ幸いです。

私が出産した聖路加国際病院では計画無痛分娩は実施しておらず、通常の自然分娩と同様、陣痛が来た後に病院を訪れ、分娩時に麻酔を入れて痛みを耐えられる程度に和らげるというもの。

聖路加国際病院にて無痛分娩を検討している妊婦さんは、検討している時点で一度無痛分娩の説明をオンラインで聞き、その上で妊娠36週ごろの妊婦検診にて産科麻酔科外来を受診します。筆者が受診した際には麻酔方法の説明やリスクに加え、過去のアレルギー、自身や家族の病気などを中心に医師と直接話をすることができました(2023年時点)。
またこの際に麻酔科医・周麻酔期看護師の問診・診察も受診し、無痛分娩のリスクなどに対する同意書に署名、提出を行います。

麻酔の方法として使われているのが背中から管を通して行う硬膜外(こうまくがい)麻酔です。硬膜外カテーテルを背中の腰のあたりから挿入して下半身の痛みを和らげるんだとか。

無痛分娩レポ

予定日周辺で筆者が調べていたことはほとんど「陣痛」についてでした。陣痛がなにかということや、気づかないのではないか、いつ来るのかなどずっと気になってしまいどきどきが止まらない日々でした。

予定日を3日すぎた40週3日目、日中正午ごろにおしるしがありました。お産が近づくと胎動が減る、とありますが私の場合にはこの日までも胎動は非常に激しく活発でした。
夜11時ごろより腰の痛みを感じるように。それ以前の日にちにも度々夜に腰痛を感じることがあったためそのまま就寝準備へ。
今までの日にちにはいつの間にか寝落ちして翌日を迎えることができていたのですが、この日はなんとも心地の悪い腰痛により絶妙に眠ることが難しく、寝付けずでした。
午前2時過ぎから痛みは強くなり、痛みの感覚を計測すると6,7分間隔ほど。「これは
陣痛なのか?」と当時はよくわからなかったのですが、等間隔に眠れない痛みがあるときは陣痛、眠れる(寝落ちできる)痛みは前駆陣痛であるという記事をインターネットで閲覧したことがあり、3時半頃産院に電話。そのまま4時前に病院へ
向かいました。

午前4時10分時点での子宮口は3cmあいている状態でした。無痛分娩の麻酔
を入れるとお産の進行が、自然分娩よりも緩やかになることが多いとのことで6時間ほど陣痛に耐え、11時に子宮口が4cmあいていたことより麻酔を開始。朝8時半ごろに最後の食事を取りました。

無痛分娩中の過ごし方

無痛分娩中は血圧や酸素のモニター、胎児心拍陣痛モニターを装着した状態で基本的にベッド上で過ごします。

無痛分娩中の注意

麻酔をはじめてからは安全のために食事をとることができなくなりますが、水分(病院で提供する水分を含む)は少しずつ飲むことは可能です。

そのまま13時半ごろには子宮口が7cmに。胎児が少しずつお腹の下の方に
下がってきたことに伴い、痛む部位も下降。麻酔が効いていない部位に痛みが生じてきたため下腹部や腰の痛みに耐えること約1時間。その後麻酔を足ししばらくしたところで15時ごろに破水。子宮口が全開となり16時前に出産となりました。

出産後は960mlの出血と熱38.2度ほどあり、貧血の値が高かったため鉄分のお薬を服用しました。
また、4cmの会陰切開を行ったため縫合部の痛みと、後陣痛と産後1ヶ月ほどは奮闘していました。

全体を通じて感じたことは、産前は陣痛がどんなものなのか毎日毎日気になりすぎてたくさん調べていたのですが、インターネットの出産レポの分だけいたみの感じ方も異なり、共通していたのは「眠れなかったら」かつ「定期的な痛み」であれば陣痛だったということです。
お産中は無痛分娩という名称の割に非常に痛みが強かったことや、産後の痛みが思った以上だったことが意外でした。

いかがでしたでしょうか?以上が筆者の出産体験レポでした。あくまで一個人の一体験談にすぎないため、参考程度にご参照いただければ幸いですが、誰かの役に立てたなら非常に嬉しいです。

※当該記事は個人の体験記です。専門家による情報提供ではないことを予めご了承くださいませ

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