オレンジな俺
職場の近所に、BOOKOFFの本だけじゃない版のお店があります。
BOOKOFFは、何店舗も見てみると本の種類には、その地域性のようなものがあるし、リサイクルショップも同じ系列店でも、地域によって品物や状態が少しずつ違うのです。
リサイクルショップや古本屋に並んでいるのは、「いらないもの」です。
大切にしているものであれば売らないし、使い続けたいものをわざわざ手放さない(特別な事情があれば別ですが)。
そんなものたちはかつて地域の誰かが使っていたものだから、地域に住んでいる人の暮らしが垣間見えるようなお店でもあるのです。
冒頭の、職場の近くの大きなBOOKOFFは、本もあるが、おもちゃ、家電、服、ブランド品も取り扱っています。
新品で買えば値段の高い服が、中古になると安く売られています。もちろん状態は様々で、物色している印象では、2、3年前のものが良く売れていて、数年前からずっとお店にいます、みたいな商品はやはり独特の雰囲気があるなと感じます。
僕は防寒着として、Colombiaを着ることが多く、お店で探してみると、流行っているブランドはいくつもあって、Colombiaはたいてい少ないのです。
アウトドア用の服は長持ちするので、一度買うと手放すまでに長い時間がかかります。中でもColombiaは、長いこと使い続けるユーザーが多いという話を耳にしたことがあります。
そんなわけで、あまり品数がないなか、何度も通って、普段着ているサイズの上着を見つけたのでした。
ブラッドオレンジジュースのような色合いの、マウンテンパーカーでした。中は、銀色の熱反射剤の裏地で、秋から冬の始まりにかけて着る服です。
僕の持っている服は、あまり多くなくて、しかも色合いも、紺、白、黒、グレーの4色。Colombiaのほかのジャケットも、紺や黒と地味なものばかり。
意外なことに、オレンジのジャケットは、僕にとっても冒険でしたが、予想以上に子どもたちには好評でした。
どちらかといえば目立ちたくないので、そういう色を着てこなかったのですが、子どもたちは「すぐに見つけられて良い」と言っていました。なんだそれ(笑)
冬が深まって、さらに厚めの防寒着に変えた時、子どもが「地味でいやだ」。
周囲を見てみると、みんなが同じような色合いのコートを着ていることに気がつきました。背も高いわけではないし、確かにどこにいるか分からない。
ちょっと不安になるのかも知れません。
オレンジを着ていると「パパがいる!」とすぐに分かるという子どもたちのために、少し寒くても、オレンジ色のジャケットを着て出掛けています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、子どもたちのおやつ代に充てます。 これまでの記録などhttps://note.com/monbon/n/nfb1fb73686fd