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ひとり旅って、どうなの?

先日の金曜ロードショーで放映されていた作品の中で、主人公の一人での行動を、「ひとり旅?いいねぇ」と肯定したセリフがありました。

ひとり旅って、いいものでしょうか。

僕は、ひとり旅を何度もしてきて、毎回のように反省があったり、宿題を残してきたりしています。もちろん良い思い出はたくさんあるけれど、もっとできたよね、と思うことのほうが多いかも知れません。

個人的な感覚ですが、友人たちと行った旅の方が、ひとり旅と比べて”楽しかった感”というのか、明るい思い出が多いような気がします。

ひとり旅は、自由だから気楽だ。ともいえますが、その分、危険が大きいと感じます。何かあっても自分で解決しなければいけないし、判断も自分。そこがいつでも怖くて、それでいいと思うし、そうでなければいけないとも思うのです。

ひとり旅の帰り道、寂しさよりも安心感が強いのは僕だけではないと思います。

僕は、よく道を聞かれるのですが、旅先でもそれは同じようです。現地の人と間違えられて、観光地への行き方、駅までの道のりを聞かれます。・・僕も今日来たばかりで・・と答えたいのですが、直前に行っていた場所だったりして、意外と答えられる質問ばかりで、ますます現地の人のように見えてきます。

ひとり旅は寂しいんじゃないの?と言われることがありますが、・・確かに寂しいです。それは特に、ひとりだなぁ・・と感じたときでしょうか。

乗り物に乗った時、食べ物屋さんに入った時、話す相手がいません。感想を同時に分かち合うこともできません。いろんなものを食べたいのに、胃袋はひとつ。とにかく迷って、食べ切れるものを注文するしかありません・・。でも、ひとりだからこそ、サクサクと楽しめる「うどん県」の旅は印象的でした。

高級店で、ひとり頼み過ぎて店員さんにクスクス笑われながらパックして持ち帰り、翌朝のご飯になったのは、北京の全聚徳(ペキンダックの名店)でした。朝ご飯にペキンダック・・なかなかのご馳走でした。また、ひとりで入った、タイのニューハーフショーは、いま考えてもなかなか勇者だったなと思います。

ひとり旅の利点は、ひとりだからこその時間の使い方でしょうか。僕はひとり旅で、よく昼ごはんを抜いてしまいがちです。基本的に食べる場所も決めないし、何より時間がなくて、食べている余裕がなくなり、とにかく観光地を巡りたいと思ってしまうのです。

夕焼けギリギリで公園を走って、山に駆け上って、息を切らしながら日没を見ることも、ひとり旅なら簡単です。近そうだから歩くかぁ・・と、1時間歩いてホテルに帰ることもできます。

冒頭に書いた映画の主人公は、厳密にはひとり旅ではありませんでしたが、自分で決めているようで、実は周囲から助けられて進む旅もまた、その人にしかできない旅だと思うのです。

すごくバランスが難しいと思うのは、ひとり旅をすると、ついつい自慢したくなってしまうことかも知れません。

だからこそ、僕自身は、笑える話が好きで、ネタを集めているようなそんな姿勢が面白いハプニングを呼んでいるのかも知れない、と思ったりしました。

ひとり旅は、ちゃんと帰ってくれば、いい旅だと思います。


旅先での朝のような、居心地の良い自分の部屋のような、おしゃれなサムネイル、infocusさんありがとうございます!

#ひとり旅 #旅 #考えたこと



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