チャレンジ
残り3分。
勝手に決めた制限時間の中で、なにをかこうとしているのか。いや、何も書けないことを書こうとしている。そんなものを、読んでもらおうなんて、失敬なやつだ。
たった3分では、何度もタイピングできないから、長い文章も書けないし、劇的な展開もない。こうして、時間が過ぎるのを堰き止めようと、指を動かし続けるしかないのだ。
焦っているわけではないが、タイプミスをするとなんだか負けた気分になる。勝負でもないし、打てなかったらそれでいいのだけど。
まだ1分しか経っていないなんて・・でも、手が疲れてきた。焦って力が入っているのだろうし、結局何を書けるのかわからないままに走っているので、ゴールのないマラソン、しかもラストスパートなのだ。
昔、学校のマラソン大会で、ラストスパートで走り続けてきて、息も絶え絶えのところで、目の前に自転車が通りかかって、足止めを喰らって後ろの人たちに抜かれたことがあった。
おわり。
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