パフェの悔しさをプリンで果たす
毎年の楽しみ、という存在は持っているでしょうか。毎年同じような時期にある、自分の好きなもの。いくつもある方もいるでしょうし、これだけは外せない!と楽しみなのか、義務なのかわからないくらいに拘っている方もいるかも知れません。
我が家のおなじみカフェ・クルミドコーヒーは春になると、くるみを主役にしたパフェを出します。大抵、4月に入ったあたりで発売されるため、ここ数年は新年度が始まって数日経って、仕事の隙間をぬってお店に行って食べることができていました。
しかし、今年は販売時期が3月になるとの投稿があり、僕たち夫婦は落胆しました・・3月に仕事休むの難しい・・。すでに子の用事でいくつか休みを予定していたり、仕事そのものが忙しくて休みなんて二の次だったり。3月は何かと無理がきかないタイミングでした。
結局、今年はくるみパフェが食べられないままに4月を迎えてしまったのでした。・・例年なら、4月になったらパフェ・・だったのに・・。
残念な気持ちを抱えたまま4月を過ごしていましたが、子の用事で休みを取った日、その用事が思っていたよりも早く済んだので、クルミドに向かいました。ちょうどその日、インスタグラムには新メニューの「くるみプリン」の投稿がありました。
くるみプリン、くるみ主体のお菓子が多い中で、ありそうでなかった。おそらく、歴代のパフェの要素としても”くるみプリン”はなかったと記憶しています。
パフェの傷を癒すべくお店に入ると、この時期の苺を使ったケーキもあることがわかり、そのケーキとプリンを注文することにしました。
迷いがちな僕のような客にとって、「春のセット(コーヒーとケーキ)」のような組み合わせがすでにメニューにあるのはありがたい。何度行っても、すんなり注文が決められないのは、僕の性格・・なのでしょうね。
僕は、クルミドだけでなく、お気に入りのお店に行くと、なんとなく「初めてのお客さん」を歓迎したい気分になります。店員でもないのに(笑)
その日も、近くの席には初めてのお客さんらしきお二人が。
初めてのお客さんにとっては、テーブルの片隅にあるクルミの入った籠と、その近くにあるキノコの置物のようなものが気になるもの。
それを知っている僕は、妻と話しながら、手慣れた様子でキノコを持ち、クルミをセットしてカサの部分をくるくる・・、バリバリっとクルミの殻を割って、中から身を取り出して口に入れました。
(あ、そうやって使うんだ!)と分かると、そのお客さんも楽しそうにクルミを割って食べています。
待ち時間が少し豊かになる工夫でもあり、クルミドコーヒーたるおもてなしです。
しばらくして、ケーキとプリンが。ケーキの写真だけしかないのですが、なかなかの迫力。そして、いつもの手作りの優しい風合いにほっこりとします。
下の子の機嫌がもつ短い間のカフェ時間。相変わらずゆっくりできないものの、苺のケーキや新商品のプリンを試すことができました。
プリンはほのかなクルミの香りと、しっかり苦いカラメルの組み合わせがとても美味しく、パフェを食べられなかった気持ちも、収まった・・ような気がします(笑)
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