ひとりでパフェを食べるなら
資生堂パーラー、公式noteをはじめます。
そんな記事を見かけて、ちょっと嬉しくなりました。資生堂パーラーは、化粧品会社の資生堂が元祖。銀座の資生堂薬局内にあったお店が、現在のようなスタイルになっていったのだとか。
気品のある青を基調とした、Sの文字が主張するストライプの包装を見かけるたびに、潔さや真面目さのようなものを感じて、その中に入っている甘いお菓子とのギャップを考えてはカッコいい!などと妄想をしています(変ですよね)。
僕にとって資生堂パーラーは、ひとつの「目的地」でもあります。
「目的地」とは一体どういうことか、もっと分かりやすく言えば、安心して訪れることができるお店という意味です。
家族との食事や同僚たちとの飲み会、複数で飲食をすることも好きですが、ひとりで食事をするのも好きです。かなり。
ひとりでお店に行けば、目の前の料理やスイーツに集中できて、ゆっくり味わい、のんびりと癒されます。いつまで経っても人見知りのクセが抜けないけれど、店員さんとの交流もないわけではありません。
お店の雰囲気が良ければ、そして美味しいものに出会ったなら、何度もその店に行くことになったりします。
かつて、というか今も、僕が自慢だと思っていることは、ひとりでパフェが食べられるという、妙な度胸のようなものです。
牛丼でもなく、焼肉でもなく、パフェです。こんなにもエラそうに書いていますが、実は多くの人がイケるのかも知れないと・・今更怯えています。ひとりパフェ、できますか。
何が言いたいかというと、資生堂パーラーは、パフェが美味しいのです。
さらに、お店の雰囲気が良くて、ひとり客をすぐさま見つけて応対してくれて、さらに”いい意味”で放っておいてくれるのです。
僕がよく利用(とはいえ年に1、2回ですが)しているお店は、白がベースの店内で、男性だけで入るのには、ちょっと勇気がいるようなシンプルな華やかさがあります。
ただ、利用するのは平日なので、僕自身もスーツを着ていることもあり、店内の雰囲気に負けない、ちょっとした緊張感を装っている気がするのです。
店内にいるお客さんも、女性が多く、おしゃべりに夢中で、誰も僕のことなんて見ていません(笑)。
店員さんも、最低限のことだけを話してくれるので、パフェを食べたいだけの僕は、パフェとコーヒー、だけで完了。(実際にはもっと言葉数は多いです)
特に、秋のモンブランの季節にある和栗のモンブランパフェは、仕事の区切りができた時や、ちょっと重たい仕事が片付いた時に、食べにいきたいパフェです。毎年その形や要素が変わってくるので、造形も楽しみにしています。
資生堂パーラーは、入口を入れば、すぐに店員さんが見つけてくれて、こちらから呼ばなくて良いのです。初めていった時に、ちょっと嬉しくなりました。席についてオーダーする時にも、大抵目が合えば近寄ってくれて、僕は声を出さなくて済みます。
どんなお店も、当たり前の接客をしてくれているのですが、資生堂パーラーは、何かちょっと違うのです。
ひとりパフェも気負わずに・・値段は気合いいりますが(笑)、食べに行ける、僕にとっては大事な目的地なのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、僕だけでなく家族で喜びます!