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田舎で見つける価値 ーMBMを通してー

どーもです。北海道伊達市でお坊さんやっています奥田正弘です!

noteやっていると考えがまとまってきて、言語化できるので良いですね。レポートがわりに続けていく気になっております。(今のところは…)

さて先日、とある打ち合わせでミュージックバーもんべつじの報告をしたんですが、その時に話していてかなり所感がまとまったので、それを書こうと思います。と、いうのも田舎でイベントやるってどういうことなんだろう?どういう価値を生んでいるんだろう?ってことを上手く言葉にできなかったり、胸を張って言えずにいたんですが、ようやく腑に落ちる所まで来れました。

・そもそもミュージックバーもんべつじとは

DJとしても活動している私ですが、夢がありました。それは…

自分のお寺でDJパーティーがしたい

私利私欲の塊!!笑

でも武者まつりの時に革命レベルの事件・前夜祭でDJをして、沢山人が集まったのを皮切りに「伊達でもっとやろうぜ!」っていう機運が高まりました。そんな中、「もっとやりたい!」という僕が担当する”おまつり部会”(道の駅だての裏の広場のエリアの運営するチーム)の有志や地元の普段一緒にパーティーをやるDJ仲間、その他街おこしに興味のある有志を集って「ミュージックバーもんべつじ」略してMBMを爆誕させたのです!

⬇️ちなみに武者まつりのレポートはこちら⬇️

・MBMをやってみて

実はMBM前にやった伊達の若者を集めようぜ!っていう10月のイベントが見事な大コケをしたんですよね。まぁ僕も音響で手伝わさせてもらっていたので、少なからず武者まつりの反響の後というのもありショックでした。

伊達でクラブパーティーみたいなものはないけれど、やっぱり当たらないのか?と本気で思いました。当初は語呂も良いし「寺ディスコ」にしようかとも話していたんですが、熟考の末にバーだったら飲むイメージがあるし、そこに音楽がかかっている雰囲気ならイケる!とコアメンバーで意見が揃い、「ミュージックバーもんべつじ」になったのです。

お寺でやるイベントなので何をやってもインパクトはあるんですよね(笑)だから新聞社さんもかなり取り上げてくださりまして、初めてにも関わらず結構ウワサをしてくれていたとも聞きました。

SNSでも宣材がない中、無料画像と仮組みしたセットで「こういう雰囲気になりますよ」というのをできるだけ具体的に丁寧に伝えました。そしたらどうでしょう。当日は101人の来場があったのです!

・田舎でイベントをやることは

MBMは初めて開催するということもあったので武者まつりや当寺でやっている婚活の時よりも丁寧にSNS告知、コンセプト作り、市場調査、ポスターデザインをしたつもりです。

そのおかげで100人なんとか集まりました!(まぁでも都会なら100人なんでざらに集まるので数字は追っていないけど、満足もしていませんw)

でも思ったんですよね。

結局、僕たちは何を提供しているんだろう?

確かにクラブイベントなんて全国でやっています。でもクラブでやっていることって

①出会う

②新しい音楽に出会う

③異空間を楽しむ

④お酒を飲む

とかあるわけです。(もっと色々あるけど)んで、これ他でやっていないか見てみると…

①出会う→SNS、街中でできるんじゃない?

②新しい音楽に出会う→ラジオでもできるんじゃない?

③異空間を楽しむ→ライブとかでもできるんじゃない?

④お酒を飲む→バーとか居酒屋でもできるんじゃない?

ってなるわけです。ただここで田舎の強みが発揮されるわけです。

都会の当たり前は田舎には無い!

札幌から車で2時間の伊達にはそもそも不特定多数の人と出会うなんで場所無いんです。ラジオは届くので②は重複するけどお寺で照明ビカビカな場所他に無いんです。こうやって無いものって実は田舎に溢れているし、簡単にオリジナリティを出すことができるなあと思った次第です。

でも尖りすぎていてもダメで③みたいな割と多くの人が共有できる価値だけどみんなでは無いものも必要なワケです。ありそうで無かった。もしくは都会のコンテンツが田舎に来たということが田舎にとてつも無い価値を生んだりします。

札幌にはありふれている出会いの場も、ちょっと離れた伊達には無いんだ!と友人に教えられた次第です。伊達に無いものは弱点ではなく、むしろ強みなんだなぁ〜。

・やることを翻訳してみる

自分たちがやることって実はこういうことだよねって翻訳することって大事だなぁと今回の経験で思ったワケです。僕もどうしても目先の行動ばかりに目がいってしまうのですが、実際にそれがどういう価値を生んで、どういうものを作り出すのかがハッキリとしないことが多々あります。

それをやる前からハッキリさせておくことはイベントや何か行動をするワンステップとして必要なんだろうなーと思っています。(だからと言って当たるかどうかは出してみないと分からないのがしんどいトコロ…)まぁでも田舎で足りていない価値を考えて、それを提供することって大事だなーと思ったり、ラジバンダリ★

Twitterの引用もくっついてるからあえてそれを引っ張ったんですが、比布町でも我々と同じようなことをやっていて、その反応を見ていると田舎って可能性の塊だなーと思うのです。(しかもあそこは駅の中でやっているので、北海道で一番ネックな足を確保している所が本当に素晴らしい)もし伊達市で街おこししたい方がいればMBMのTwitterアカウントまでご連絡ください!

ではまた〜

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