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私が弱いからダメなんだと思っているあなたへ

タイトルを見てハッとした方。
きっと今苦しいですよね。
一人になると、自分を責めて、他の人は上手くやってるのにって考えて、こんなんじゃこの先何やってもダメなんじゃないかって思ってみたり。
今日はそんなあなたが、読んだと少しだけ気持ちが軽くなったり、自分の感情と向き合って泣けたり、そんなきっかけになれるような記事を書いてみます。
今苦しんで自分を責めている全てのひとへ、そして友人へ向けて。


いまあなたはどんな状況に置かれているんでしょう。
適応障害、うつ病、パニック障害、不眠症、休職中、退職した、不登校。
どんな状態にしても、いま苦しいですよね。
苦しいし、悲しいし、悔しいし、不安だし、申し訳ない。
そんな感情で覆われて、上手く過ごせない。
前の自分どんな生活してたっけ。
前好きだったことも今はあまりしたくない。する気が湧かない。
人の声が気になって、電気の灯りが気になって、上手く眠れなくて。
つらいですよね、体がパッとしなくて何もできない自分が情けなくて、自分に存在価値なんかないんじゃないかって思いますよね。
私も少しあなたの気持ちわかるんです約1年前、まさに私がその状態だったから。
もう1年になるのかと最近しんみりしていました。
1年前の今、私は適応障害を発症し会社を休むことになりました。
でもメンタルヘルスの不調って、相談したら気を遣わせちゃうかなとか、健康な人に話してもなかなか理解してくれないんだよなとか思いませんか。
だからオープンに相談しづらかったりしますよね。
それでより一人で考えちゃうんです。
でも案外似たような問題を抱えている人や過去に経験したことがある人って多いと思います。
一人じゃないんです。
あなただけが弱いとか、おかしいんだとか、周りと違うんだなんてことないんです。
あなたの身近に同じような人がいなくても、まず私がいます。
上に書いたようなことを思って、もがいて、悩んできました。
あなたの事情を全て理解してあげられないのは悔しいけれど、似たような感情になり、似たような生活を送っていた時期があること、どうかあなたは一人っきりじゃないこと、心のどこかに置いておいてくださいね。

質問してもいいですか。
もしあなたの仲の良い友人、兄弟、パートナーがあなたにこんなことを相談してきたとします。
「自分だけこんなに弱くて情けない。周りの人はできているの自分だけこうやって病んで、やっぱり自分が悪いよね。」
あなたはなんて声をかけますか。
「そうだよあなたが悪いんだからくよくよしてないで頑張りな!」と言いますか?
きっとこの記事を読み進めているあなたはそんな言葉をかける人ではないですよね。
相手がどんな状況で何を経験し、今どれほど大変な環境にいるか、多方面の情報を整理しながら相手に寄り添う言葉をかけたいと頭をぐるぐるさせていますね。
そんな人ほど、自分を責めてしまう。
私はこれまでたくさんの相談を受けてきて、本当にそうだと感じました。
どうしてこんなに真面目で、優しい人がこんなふうに苦しまなきゃいけないんだ。
何度もそう思う場面があります。

きっと人のことになると、適切な言葉掛けができるんです。
まずは相手の状況を受け止めて、安心する言葉をかけようとか、共感してゆっくり話を聞いてあげれるんです。
それが自分のことになった途端、なぜか自分を責めてばかりになってしまう。
あなたの大切な人が、あなたと同じ経験をして同じ感情になり苦しんでいたらなんて声をかけますか。
どんなことをしてあげようと思いますか。
いま思いついたことを自分にしてあげてくださいね。
好きなところに連れて行ってあげたいなと思ったら好きなところに行ってください。
とにかく話を聞いて吐き出させてあげたいと思ったらノートに今の感情を書き殴ってみてください。何も脚色せず思ったことをそのまま書くんです。
美味しいものを食べて一緒に笑いたいと思ったら美味しいものを食べに行って、お笑いをみてみたり、友人と会ってなんでもない話をしてみてください。
自分のことだけテキトウになるなんてフェアじゃないですからね。

きっと今は先のことなんて考えられないと思っている人もいると思います。
それで良いと思います。本当に。
もしくはそう思っていてもなんだかんだ頭の中で「どうしよっかな〜」と考えてしまっては不安になるを繰り返しているかもしれません。
そんなすぐ先のことなんて考えられません。
健康だったとしても、今を生きることに精一杯でなかなか先のことなんて考えられないんだもの。
みんな目の前のこと、今を生きることで必死なんです。
健康な時だって病気になったって一緒だよ。
走り続けて、心のガソリンが切れたのにまた走り続けようとして、今やっと休むことを始めたんだ。
それならまず休んでみよう。大丈夫です、周りが進んでいて自分だけ遅れている見えても、休憩所が違うだけです。
給水のタイミングが違うだけなんです。

ドクターペッパーっていう飲み物知ってますか?
私あれ苦手なんですよね。
でもあの薬っぽい味が好きなんだよねという人もいます。
同じものを体験しても、感じ方は人それぞれなんです。
昔からよく風邪をひきがちで薬を飲むことに慣れていて、そういう味に免疫がついていれば「なんだそんな不味くないじゃん」と思う。
逆に免疫がなければ「何これ!まずい〜!」となるわけで。
パワハラを受けたとして、同じように受けている人がいたのにその人はなんともなく働いている。一方で自分は心を病んでしまった。
当たり前です。病んで当たり前です。
びくともしない人は我慢をすることに慣れていたりするだけなんです。
その人だって、どこかで我慢できなくなって心のエネルギーがぷつんと切れてしまうかもしれない。
みんな同じような反応になるなら分かりやすくて対処もしやすいんですけどね。
そうじゃないから対処が難しい。耐えれてしまう人もいるし、気にならないという人もいるから。
でもそういった環境に耐えれる人、我慢できる人が偉いというのも私は違う気がするんです。
耐えられなかった人が悪くて、耐えれる人がすごいとかそういう問題じゃないですよね。
そもそも人を病気にさせるほどのことをしてしまう人がよくないんですから。
みんな少しの思いやりとちょっとした愛を持って他者と接していたらハラスメントなんてもっと減っていると思うもの。
たまに根性論を語ってくるおじさんがいたりしますが、間に受けなくて良いんです。時代遅れとかそういうことよりも、人の尊厳に関わる根本的な部分ができていませんからね。

あなたが経験したことがどんな内容かわからないけれど、その反応として体に現れ、病気になったならその環境が確実にあなたに悪影響を及ぼしていたということです。
「でも私ももう少し流せるようにならないとダメなんです…」と思った人。
わかる、とても分かります。
社会で生きていく上で、流せるスキル・気にしないスキルって大事だなって。
でもそれ簡単にできてたらもう進めてるじゃないですか。
それが簡単にできないって自分でわかっているから今悩んでるんです。
良いと思うんです、すぐできなくたって。
もちろん自己防衛のために必要なスキルかもしれないけれど、それがなかった自分を責めないで。
今回こうして気づけたんですもん。次同じようなこと経験したらこうやって対策できるなって思えますもん。
あなたがいたその環境で、絶対に成長しなきゃいけないわけでも、絶対に定年まで働かなきゃいけないわけでもない。
そこはあなたに、きっかけを提供する場所だったのかもしれません。
その環境でうまくいかなかったら他でもダメだなんてどうしてわかるんです。
場所を変えてもその人自身が変わらなければ意味がないと聞いたりもしますが、ある程度ベースの環境が自分のジャンルと適しているかはあるなと思うんです。明らかに拒否反応を示す環境に無理に飛び込む必要もないと思っています。

自分の人生を一冊の本だと例えたら少し分かりやすいなといつも思っているんです。もちろん主人公は自分。
主人公って必ず試練が待っているじゃないですか、あと何かとライバルが付き物。それと悪役もいますね。
自分を傷つけ、裏切った相手はストーリーの中で悪役で、一章で役目を終えた登場人物Aというふうに思うと少し楽なんです。
私の一章を面白くしてくれてありがと。と思いながら主人公の私は前に進む。

今あなたのするべきことは休むこと。
と一言に言っても結構難しいですよね。
好きなことしてください。
うまく眠れなかったら、3秒鼻から息を吸って6秒で口から吐いてみてください。
私もたまにあるんですが、呼吸が浅くなると交感神経が優位になって寝付きにくくなります。
目を瞑って深く呼吸をしてみてください。
それでも眠れなかったら無理に寝なくても良いと思います。
その代わり、朝になったら日光を浴びてください。
そして好きなことをして過ごしてください。
どうしても心がモヤモヤして考えてしまうなら紙に書いてみてください。
そんなの効果ないでしょと思うでしょ、案外良いですよ、手を動かして、文字を書くの。
なんならnoteを始めてみるのも一つの手です。
私はnoteにも助けられました。
似たような環境で今頑張っている人がいること、私の拙い文章を読んでくれる人がいること。
嬉しいし、心強いし、自信に繋がるんです。

さて、一旦深呼吸してみましょ。
目を瞑って。
鼻から3秒かけて息を吸います。
ゆっくり吸いましょ。
そしたら6秒かけて口から吐きましょう。
体の中の空気を入れ替えるように。

どうですか、なんか少し肩が下がりましたか?
私もまだ完全に治ったと言い切れないと思っています。
一緒に少しずつ、自分のケアしていきましょうね。
眠れない日は私の記事を読みにきてください!
眠れない夜のお供になれればなと思います。


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