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広島で考える 〜修学旅行で訪れなかった平和記念館へ、平和教育とは〜

高校の修学旅行先は広島・岡山でした。
原爆ドームに平和記念館を訪れ、お好み焼きを食し、安芸の宮島参拝。
これが広島の行程でしたが、友人から原爆ドームと平和記念館に行きたくないので一緒にエスケープして欲しいと言われ、私は広島に修学旅行に行きながら現地での平和学習は受けませんでした。

長男はコロナ感染症蔓延のため修学旅行が中止となり広島へは行かれず、次男は修学旅行には行かない宣言をしたので、これまた修学旅行では広島には行かない。

年が明けて子ども達二人から広島に行ってみたいと話が出たので、下の子が小学生のうちに行ってみようと広島行きが決まりました。

広島には懐かしい友人が何人か、SNSのおかげで知り合った方も住んでおられる。
せっかくなので、会いたい人にも会いながらの広島の旅をしようとイザ・広島!

1日目は縮景園で梅の花を愛でながら、「どうして池にボラが?スズキが?」と驚く次男に視力の弱い私と長男が「鯉でしょ。魚はいないよ、池だもの。」なんて返していたら、池の水をペロッとなめ「しょっぱいよ。」と次男。
「エーーーーーーーーーーーッ、なめる!?」と驚く私と長男。

後にこの濯纓池は汽水である事を知りました、次男の言う通りでした ^^;

お腹が空いたので辛口のタレと野菜が添えられる広島つけ麺を食し、平和記念館と原爆ドームへと向かいました。

2019年に建て替えられた記念館は外国から訪れておられる方も多く、大変混雑していました。
進んでいくと、ここから先は小さなお子様をお連れの方は気をつけてというような事が書かれている場所があり、目にするのが辛い方もいるのだろうなと思いながら更に進みました。

少しすると「ちょっと無理かも」と次男が寄りかかってきて、「もう出たい」と言われ、人混みの中を縫うように通り抜けその空間から出ると、大きな窓から日のさす長い廊下にベンチが並べられていてホッとしました。

ベンチに腰掛け冷や汗を浮かべジットリして俯いている次男に警備員の方が声をかけて下さり、救護室で休ませていただくことができました。
落ち着いた次男と私は先に記念館を出ましたが、長男は最後まで展示を見て出てきました。私は記念館に入ることは出来たけれど、今回も展示を最後まで見ることはかないませんでした。

ネットによると、「平和学習とは戦争によってもたらされる惨禍や核兵器の脅威への理解、世界平和についての考察を行うことなどを目的としている。」
「戦争とは兵力による国家間の闘争である」とありました。

去年から大人の社会科と題して日本の近現代史ついて学びなおしています。
そこからも私が思うことは、みんな(国も人も)不安なんだなということです。
不安だから、心配だから領土を広げて色々なものを手に入れようとする。
相手よりも優位に立とうとする。

難しいことは分からないけれど、一人一人が幸せであれば戦争は起きないのではないかなと思います。
戦争の結果を知ることも大事かもしれないけれど、皆んなが自分らしく楽しく暮らしていたら、誰かと、何かと戦わなくても良くなるのではないだろうか。
国家間の問題は分からないけれど、身の回りの争い事は減っていくのではないかと思います。

ということで我が家の平和学習は、自分を大事に大切にすること。
自分が大事で大切な存在であるということは、隣にいる友達も知らない人も皆んなそれぞれが大事で大切な存在なのです。

今日も一日自分の気持ちを大切に、楽しい1日を過ごしましょう。


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