新しい体験は、新しい自分を発掘できる
苔テラリウム作りに挑戦した。
苔の緑を景色に見立て、箱庭を作るというものだ。
テラリウムとは、ガラス容器の中で、植物や小動物を育てる方法のことをいうらしい。中でも苔テラリウムは、お世話が楽なので人気があるとか。
わたしが興味を持ったきっかけは、おもちゃ屋さんで見つけたミニ枯山水キット。
「これいいな!!」
しばらく周りをウロウロ。わたしは箱庭的なものが好きなようだ、と自覚した。
結局、その日は買わずに帰ったのだが…
ある日電車に乗っていると、石原さとみさんが「箱庭的な何か」を作っている広告を発見。
わたしは、すぐにその正体を調べ、苔テラリウムの存在を知った。
それから何年か経ち…ついに友人を誘って、Feel The Gardenさんのワークショップに申し込んだ。
店内には素敵な作品がたくさん並んでいる。
それを見ていると、初めてのくせに「わたしもイケてるやつを作りたい!」などと思ってしまう。
苔テラリウムがおもしろいのは、苔と一緒にミニチュアの動物や人、建物を置くというアイディア。これによって、箱庭の世界がより楽しくなる。
このミニチュア選びのセンスが、苔テラリウムの世界観を決めると言ってもいい。
わたしはこういう時、「失敗しないように…」と、手を動かす前に、じっくり考えるクセがある。
最近は慎重になることに窮屈さを感じていて、「もっと遊んじゃえばいいのに…」と思うことがよくあった。
普段のわたしであれば、まずはテラリウムの設計から入るところだが…
今回は、考える前に手を動かす。ガンガン進める。
今までの自分とは違うやり方を試してみた。
教わった手順のとおりに、石や砂を「えーい!」と心の向くまま並べる。
ここにいい感じの地形ができたから、すき間は川にしよう…といった具合。
途中で「どうしよう…」と詰まることもなく、夢中になっているうちに完成。
ノープランで作っても、意外とそれっぽくなるものだ。
計画的に緻密なものを作るのも良いけれど、その時に感じたままに作ると、大胆な仕上がりになっておもしろい。
今までになかった自分のパターンを発掘できた気がした。
「苔テラリウムを作る」は2024年やりたいことリストのひとつだ。新しいことにチャレンジすると、新しい自分を見つけることができる。
次は何にチャレンジしようかな。
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