増える一方だった体脂肪率が、キックボクシングをはじめたら減りだした
ある時から体脂肪率が増えはじめ、もとの水準に戻らなくなった。体重こそキープしているものの、これから増えていきそうな気がする。
アラフォーとは、そういうことなのか…
会社員だった頃は、毎日の通勤でそこそこ歩いていた。しかし最近は、在宅での仕事がほとんど。運動不足なのは自覚していたが、見て見ぬふりをしていた。
そうしているうちに「なんだか調子が良くない」という日が、1ヶ月の中で半分くらいを占めるようになってきた。どこかが痛むわけではなく、集中できなかったり、やる気が出なかったりという、ちょっとした不調。
体脂肪率だけならともかく、日々のくらしにもジワジワ影響が出てきたのだ。
「さすがに運動しないとマズいかもしれない…」と、ついに重い腰を上げ、キックボクシングスタジオに入会。
すると…
キックボクシングをきっかけに体重計に乗るのも再開。それ以降、体脂肪率が明らかに下がり傾向だ。
食事制限は全くしていない。キックボクシングをはじめただけで、こんなにわかりやすく効果が出るものなのかと驚いた。
まずは2021年の水準を目標に、続けてみようと思う。
ここからは、なぜキックボクシングを選んだのか、通ってみて感じたことをシェアしたい。
暗闇フィットネスって、あったね
運動の習慣をつけようとしたことは、過去に何度もあった。
近所を走ってみたり、なわとびを購入したり、「RingFit」というNintendo Switchのソフトを使ってみたり…しかし、どれも長くは続かなかった。
こうなったら、ジムに通ったり、パーソナルトレーナーに見てもらったりする以外にないのかもしれない…
トレーニングについて調べはじめた時、偶然にも「有酸素と無酸素の運動を交互にやるジムに行ってみた」という話を耳にした。
確かに、体脂肪率を減らしたいなら、筋トレよりも有酸素運動がいいのではないか?
そこで、あらためて「有酸素運動 ジム」というキーワードで検索すると…
「暗闇×音楽」をテーマに、自転車、トランポリン、ボクシングなど、あらゆる形態のスタジオがヒットした。クラブのような空間で音楽に合わせてからだを動かす「暗闇フィットネス」とよばれるものだ。
そういえば、ずいぶん前に同僚と何人かで「暗闇ボクシング」を体験したことがあった。入会はしなかったが、音楽に合わせてパンチをくり出していくのは心地よく、楽しかったことを思い出した。
当初はマシンを使ってひたすら走ることばかり想像していたが、思わぬかたちで暗闇フィットネスと再会。調べてみると、何軒か似たようなスタジオがある。
さて、どこにしようか…
この手の入会費がかかるものは、体験当日に入会するとお得になるケースが多い(もなか調べ)。であれば、まずは直感で良さそうな方に行くのがいい。わたしは「バーネススタイル」というスタジオを予約した。
大人数レッスンなのに、個室のような感覚
スタジオは、薄暗い空間にサンドバッグが並んでいて、壮観…体験当日は、平日の朝だったため、15人程度だったが、倍ぐらいは入りそうだ。
ホットヨガの系列スタジオなため、室内の温度は高め。アロマか何かで、ふんわりと柑橘のようなすっきりした香りがただよう。(わたしはバブの香りと呼んでいる)
レッスンまでの待ち時間は、常連さん同士でガヤガヤしているのを想像していたが、ほとんど誰も喋っていない。低音が効いたビート感のある音楽が流れる中、思い思いに準備運動をして、気分を高めているようだった。
音楽は「爆音だったらどうしよう…耳栓あったほうがいいかな」と心配していたが、耳が痛くなることも、低音がからだに響いて息苦しくなることもないので安心した。
照明は雰囲気を盛り上げるために、カラーの照明がたまに点灯する程度。激しく点滅することはなく、あくまで暗さ優先。照明は演出のひとつという感じだ。
この暗さのおかげで、レッスン中となりの人が全く気にならない。レッスンが始まってしまえば、目の前のサンドバッグに集中できる。つい立てがあるわけではないのに、ほぼ個室のような感覚だ。
月2回と思っていたはずが、週2回通っていた
体験レッスンで「これなら続きそうな気がする」と、即決。予想どおり、当日入会でお得になるキャンペーンが用意されていた。
プランは大きく3つ。月額制で月4回・月30回のものと、都度チケットを購入するものだ。月30回のプランは、5回以上行けば月4回のプランよりも安くなり、通えば通うほどお得になる。
体験レッスンを受ける前は「月4回くらいのペースではじめて、最終的に月2回に落ち着くかな…」と考えていた。
しかし、当日入会でお得になるのは月30回のプランで、途中から月4回にも変更できるとのことだったので、当初の予定から大きく外れてフルスイング。
申し込んだからには、できるだけ通ってみようという考えがはたらくもの。いまのところ週2回くらいのペースで通っている。月2回とは…
1回30分のレッスンという時間設定も、予定に組み込みやすいのが良かった。このまま大きくペースが落ちることもなさそうだ。
通気性の高い服を着て、水分をたくさんとった方がいい
実は、体験レッスンの途中で軽い熱中症のような状態になった。室温が高い中で運動するということを、全く想定していなかったのだ。
入会した後のレッスンでは、しゃがみ込む人、退室してしまう人をたまに見かける。きっと同じような感じなのだろう。わたしの場合、座って水を飲んでいたら落ち着いたので、1曲ぶんの休憩で復帰できた。
原因は、レッスン中の服装と、水を飲むペース。体験レッスンで反省し、入会してすぐに、どちらも変えたら完走できるようになった。
体験レッスン当日は外が寒かったため、下着にヒートテックのブラトップを着ていた。その上からTシャツを着てレッスンを受けたのがよくなかった。入会後は、下着をスポーツ用のブラに変えた。
ヨガウェアのような、ブラ・レギンスを着ている会員さんも多い。そのスタイルに抵抗がなければ、それが一番良いと思った。
また、水をたくさん飲むのは大事だ。体験レッスンでは500mlペットボトルの水をもらえるのだが、ふだん運動をしないためペース配分がつかめなかった。少しずつ飲みすぎて、レッスン後に余るほど。
入会してすぐに、1リットルのマイボトルを購入した。レッスン中はインストラクターが水を飲むタイミングを作ってくれる。その時はもったいぶらずに飲むようにして、1回あたり約800mlという量が定着した。
帰り道の冷え対策をする
入会した直後、はりきっていたこともあり、週に3回通っていた。ようやく慣れてきて、3週目に入ったところで風邪をひいてしまった。
わたしにとって、風邪をひくのは5年ぶりぐらい。1週間ほど調子が戻らず、その間レッスンに行けなかった。直接の原因かどうかはわからないが、急に運動するようになったことも関係していそうだ。
レッスンは30分だが、ランニング2時間に匹敵するほどの運動量だそうだ。わたしは普段あまり汗をかかない方だが、それでもレッスンでは滝のような汗をかく。
スタジオにはシャワールームがあるので、レッスン後は利用するし、下着も取り替える。しかし、帰り道でもまだ汗は止まらないので、対策をしていないと冷えてしまうのだ。
この洗礼を受けてからは、帰りに帽子をかぶるのはもちろん、首にタオルを巻くなどの対策をした。
あと、無理しないこと。疲れている日は、行かないという決断も大事だ。
体脂肪率だけでなく、ちょっとした不調も減っている
すでに、失敗もいくつか経験しているが、やめようという気にはならない。それは、効果が出ているし、単純にレッスンを楽しめているからだ。
体験レッスンでは、熱中症のようになってしまった。不安もあったが、対策すれば大丈夫だろうと思ったし、体験レッスン単発で感じた効果もあり、入会を決断できた。
運動をしたぶんの疲労感はあるものの、頭がスッキリして心地よかったのだ。通いはじめてから感じたことだが、レッスンの帰り道に「歩きやすい!」と驚いたことも。ふだん動かしていない筋肉を使うことで、からだの可動域が広がっているのだろう。
また、継続したことで得られる効果も感じている。すでに体脂肪率も減りはじめているし、体感として「なんだか調子がよくない」日も減った。
まだ始めたばかりではあるが、このまま順調に続けられそうだ。いまは、運動負荷が高いレッスンにもチャレンジしている。これから、どうなっていくのか楽しみだ。
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