東京の中心から4万歩!夕方たどり着いたのは…
おすすめに、こんな記事が。
わたしも、東京の中心から歩き続けたら夕方どこにいるのかチャレンジ、通称「徒歩チャレンジ」をしたことがある。
のり川さんの記事に共感してクスッとする部分はもちろん、ルールが少し違う面でのおもしろさを感じた。
わたしは去年の春と秋に2回、友人と3人で「徒歩チャレンジ」をした。検証というよりは、偶然を楽しむゲームのような感覚。ルールも偶然を楽しめる要素が入ったものだ。
その結果、どちらも同じスタート地点だったが、辿ったルートもゴール場所も全く違うものになった。この徒歩チャレンジ、降り立ったことのある駅も、いつもは通らない道に入り、まったく違う顔を見せるのがおもしろい。
運動にもなるし、いつもと違う東京を楽しめるので、友人とは「今年もやりたいねー」と話している。
偶然を楽しむルール設定
わたし達が徒歩チャレンジをするきっかけとなったのは、こちらのXの投稿。ルール設定が秀逸だったので真似をした。
ルート選択やランチタイムで偶然を楽しめる。ふだんは絶対に選ばないようなものに出会える予感がして、ワクワクした。
ルールは、お手本と少し変更した部分も。わたし達の設定したルールはこちら。
徒歩チャレンジ(春)レポート
10:30 皇居から脱出できない…!
10時半スタート。半蔵門駅の周辺をウロウロして30分。皇居外周に入り、ランナー達に混ざって歩く。空が青くて気持ちいい!!
しばらく歩いたところで、ふと気づく。
「皇居って行き止まりがないから、青信号にうまく当たらないと出られなくない?」
歩いても歩いても青信号のタイミングに出会えず、しばらく外周を歩き続けることになった。
皇居外周に入ってから30分。ようやく脱出でき、東京駅舎を拝む。
12:00 ランチタイムはあの有名店(偶然です)
時計は11時半を回っていた。あと30分ほど歩いたところでランチのお店が決定するのだが、このエリアは見事にオフィス街。ランチには困ることがなさそうだ。大手町か?それとも…?
神田方面に歩いてゆき、飲食店がズラッと並ぶエリアへ。12時へのカウントダウン。
「5、4、3、2、1 …!」
あらわれたのは…
なんと、肉の万世 神田店!
チェーン店かどうかの判定が難しいが、全国展開ではないし、行ったこともないのでオッケーとした。
1時間半とはいえ、歩くとお腹がすく。エネルギー補充にもってこいのお店だ。
13:00 観光名所めぐり(偶然です)
お腹が満たされたところで、ふたたび歩きはじめる。日本橋方面から、人形町へ。そして…
通りの向こうに見えるのは、安産祈願で有名な水天宮!
そこから1時間ほど歩くと、目の前にあらわれたのがこちら。
東京スカイツリー!
図らずも、観光名所めぐりである。しかし、これはすべて偶然。
遠くにあったスカイツリーが、歩いていくうちに、だんだん近づき、ついにふもとまで来てしまった。
すでに時計は15時を回っていた。疲れも出てきたので、道沿いにあった「カフェショパン」で休憩。ショパンというだけあって、店内にはピアノが置いてある。内装もピアノをイメージした配色だった。ピアノ好きのオーナーが開いたカフェなのだろう。
16:30 住宅街から脱出できない…!!
スカイツリーから北上していくと、観光地をだんだんと離れ、住宅街へ。
これまでは大通りを歩くことが多く、ルール①の青信号のタイミングに進路変更をすることが多かった。逆に住宅街では、信号がないかわりにT字路によく出会う。
そこで、ルール②のじゃんけんで進路変更を繰り返していたのだが…
「この道、さっきも通った気がする…」
今度は住宅街から脱出することができなくなってしまった。
しかし、住宅街を歩いてみると、入り込んだ細道で偶然出会う名所もある。三輪里稲荷神社というところにたどり着いた。通称「こんにゃくいなり」、のどの病気を治すご利益があるようだ。
有名なアーティストのファン達が「〇〇さんののどが良くなりますように」と祈願した、たくさんの絵馬がかけられていた。
ようやく住宅街を抜けて、東白鬚公園にたどり着く。住宅街をグルグルしたおかげで疲れも出てきたので、ベンチで少し休憩。
野球少年たちが帰ってゆく。そろそろ日も暮れてきそうだ。もうひとがんばり。
18:00 だんだん暗くなっていく…
ふたたび歩きはじめ、荒川を渡る。橋から月が大きく見えた。時計は18時半。これから、本格的に暗くなってきそうだ。
「19時まで歩いて、たどり着いたレストランをゴールにしよう」
そう決めて歩みを進めるが、肝心のレストランになかなか出会えない…
道はどんどん暗くなっていく。
19:00 4万歩の最終地点は…
そして、19時。たどり着いたのは…綾瀬駅!
夕飯は、駅前の虎髭餃子で。しかし、疲れて注文をなかなか決められないほど、脳がポンコツになっていた…
20:00 ご褒美の銭湯
さすがに疲れたので、友人の提案で北千住駅へ移動。梅の湯という銭湯で、からだの疲れを癒す…
この銭湯が良かったのか、3人とも全く筋肉痛にならずに済んだ。そして、2回目の徒歩チャレンジでは、ゴールを銭湯にするというルールが組み込まれた。
徒歩チャレンジ春の陣、歩数は4万歩。こんなに歩いていたのか…
春と秋のルート比較
春は19時までと歩く時間が長く、疲れてしまったため、秋は「17時を回ったら、最寄りの銭湯を探してゴールにする」というルールに変更した。
いずれもスタート地点は同じだが、ゴール地点が見事に東西に分かれた。もしかすると、スタートで逆方向に歩いたからかもしれない。
しかし、どちらのチャレンジも北上…南に行くことができなかったので、次回は南に行きたい。
この2回のチャレンジで、気づいたことがある。
皇室ゆかりの地は、徒歩チャレンジ最難関スポットだ。
秋に迎賓館赤坂離宮のまわりを歩くことになったのだが、こちらも皇居と同じく、敷地が広い。行き止まりがないため、青信号にタイミングよく出会わないと、永遠に周回することになってしまうのだ…
ランナーがいるのは、信号がなくて走りやすいということだったのか。
そして、春と秋、両方ともランチ運がよかった。どちらも最寄りの駅に行くことはあったが、徒歩チャレンジでないとめぐり会えないお店だった。
秋に休憩スポットで出会った「喫茶売店メリー」も、レトロな雰囲気で素敵だった。
秘密基地のようなワクワクする空間で、常連らしい小学生がおもちゃコレクションを持ち込んで遊んでいた。ここは、偶然通らなければ見つけられないような、穴場的な良さがあった。
春と秋で、いずれもストイックに歩いてしまい、ルールで決めた時間帯の休憩でしかお店に立ち寄ることがなかった。
もう少し寄り道を増やしたり、周辺のお店に入ったりしても良いのかもしれない。次回はさらに、偶然を楽しむ歩き方をしてみたい。
徒歩チャレンジお役立ちアイテム
徒歩チャレンジするにあたり、持っていって良かったもの、あったらよかったと思ったものは、こちら。
友人と一緒だと、長時間歩くのも楽しい
わたしは散歩が好きなので、ひとりでも1.5万歩ほどの長距離を歩くことがある。(ハイパー散歩と名付けている)
しかし、さすがに7時間ほどの長距離を歩くとなると、友人と話しながら歩いた方が楽しいし、心が折れづらい。
というのは口実で、なんやかんや友人と一緒に何かするのが好きなのだと思う。
実はこの友人たちは、こちらの記事で紹介した「やりたいことリスト」を一緒に作った仲間なのだが、こういう遊びを大人になっても一緒にできるというのが素敵だ。次はどんな遊びをしようか。
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