人生のターニングポイントは、いつやってくる?
あなたの人生のターニングポイントは、いつでしたか?
なんでこんな話をしたのかというと…
「スロウハイツの神様」を読んで、登場人物の人生が大きく動きだす過程に、共通点を見つけたからです。
この作品は、アパート「スロウハイツ」で共同生活をおくる6人を中心に物語が展開されます。
ストーリーが進み、彼らの人生のターニングポイントを垣間見るたびに、こんなことを考えていました。
人生が変わるのって、結局、自ら行動を起こした時だよね。
わたしは、どちらかというと受け身な性格です。人との衝突がめんどくさくて、なかなか行動しない。
スロウハイツのメンバーでいえば、スーに近いのかな…
そんな感じだったので、用意されたレールの上を走りながら、「いいことないかなー」なんて思ってた時期も。
でも、自ら行動を起こした後、明らかにレールの軌道が変わったんですよね。
きっかけはルームシェア
わたしは以前、「スロウハイツ」のごとく、友人とルームシェアをしていました。といっても、2人で。
友人の賃貸契約が切れるのと、わたしが実家を出たいと思っていたタイミングが合った結果、こうなったのですが…
実家を出るという一歩を踏み出すのが、難儀でした。
母が、ラスボスとして立ちはだかったんです。
わたしの母は、典型的な子離れできない親で、「あなたのため」と干渉してくるのは日常茶飯事。
実家を出たかったのは、大人になっても干渉されるのが嫌だったから。それに、このまま実家で過ごしていたら、自立できないという危機感がありました。
当時のわたしは、自活できるだけの収入はあるものの、残念なことに、生活力が皆無。
とにかく、家事全般できなかったんです…
このタイミングで、"ひとり暮らしの先輩" とルームシェアができるのは、わたしにとって、またとない成長のチャンス!
…といったような話を、親にプレゼンすると、
「家事の練習は、家でもできるじゃない」と。
ハイ、まったく、その通りです。
しかし…
いざ練習を申し出ると、母は段取りを崩されるのが嫌なのか、なかなか仕事を回してくれませんでした。
今思えば、娘を自分の手元から離したくなかったんでしょうね。
それからも話は平行線。父はというと、口を挟まず、母娘バトルの行方を見守るだけ。
そうこうしているうちに、賃貸契約のタイムリミットが近づいてきて…
後悔するぐらいなら、こじ開ける
母の「なんかイヤ」モードは、もはや理屈ではどうすることもできず…
「でえええい!」
わたしは契約の一歩手前、あとに退けないところまで話を進め、ルームシェアを押し通すことに。
いろいろ文句は言われたものの、実家を出ることに成功。
友人のおかげで、生活力がなかったわたしも、人並みに家事をこなせるようになりました。
それだけにとどまらず、このルームシェアは、わたしの人生に大きな風穴をあける体験でした。まさに、人生のターニングポイント。
あのとき、行動を起こさなかったら…
きっと後悔することになっていたんじゃないかと思います。
無理やりにでも道をこじ開けたから、今のわたしがあると言っても、過言ではありません。
文字通りの強行突破ではありましたが、この時の「でえええい!」が、その後、思い切って行動を起こす勇気になったのも確かです。
人生のターニングポイントは、自ら行動を起こしたときにやってくる。
わたしは、そんなふうに思っています。
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