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はじめての読書会で、本の内容よりも気になったこと

わたしは、本をじっくり読む派だ。

「読むのが速ければ、たくさん読めるのにな…」と、速読できる人には憧れを持っているが、飛ばし読み・斜め読みができない。

いつもは「一言一句のがさないぞ!」という感じで本を読むわたしだったが、先日、それとは真逆の読み方を体験した。

それは、友人と買った本を交換して読む会をした時のこと。自然と、いい意味で散漫な読み方になったのだ。

そして、その時の自分が「とてもいい状態」であることに気づいた。その読書会で感じたことをお話ししたい。

当日の流れや、ルールはこんな感じ。読書会は3人でおこなった。

当日の流れ
①本屋で自分が読みたい本を探して買う
②シェアラウンジに移動
③それぞれが買った本を発表
④他の人が選んだものでピンときた本を読む
⑤読み終わった or 飽きたら他の本を読む

ルール
・本を探す制限時間は30分
 →想像以上に短かったので改善の余地あり
・読みたいものなら、ジャンルは問わない。小説でもビジネス書でもなんでもOK
・最後は、自分が買った本をお持ち帰り

わたしは、もともと本好きなわけではない。本を読むようになったのは、ここ最近のこと。友人と集まっての読書会も、初めての経験だ。

誰かがいる場所で、落ち着いて本なんて読めるものなのだろうか…

少し不安だったが、実際にやってみた結果、またやりたいと思うことに。

放課後の感覚がよみがえる

本を読む場所として選んだシェアラウンジも、わたしにとっては新しい体験だ。

オシャレな音楽がかかっていて、空間も広々。とても過ごしやすい。

ひとりで作業をしている人、休憩しにきた親子連れ、友人同士の談話など、さまざまな過ごし方の人がいても、あまり気にならない

施設内には、何種類もの飲み物やお菓子が置いてあり、好きなものを好きなだけ取ることができる。いわば、大人の部室だ。

そこで、わたし達は本を読んだり、しゃべったり、次の遊びの計画を立てたり…まさに放課後のような時間を過ごした

本読んだりお菓子食べたり

本を読みながら、友人の話にリアクションして、流れてくる音楽にたまに反応して、何の曲かスマホで調べる…

何かひとつに集中するわけではなく、いろいろな感覚にアンテナが立っている状態が心地よい

散漫なはずなのに、本の内容はもちろん、まわりの情報も不思議とキャッチできた。何かを取りこぼしているという感覚もない。

直感的に、「ああ、今いい状態なんだな」と思った

そういえば学生時代は、部室で漫画を読みながら、ダベって、お菓子を食べて…今回と同じような感じだった。

いつの間にか、スペースがなくなっていた

いつから、こういう時間の過ごし方をしなくなったんだろう。

忙しい!時間が足りない…!

そんな生活が続いているうちに、できもしないマルチタスクを頑張ってみたり、速読に憧れたり、2倍速で動画を見たり…

いつの間にか、何かに追われるように、ギュウギュウに詰まった時間を過ごしていたのかもしれない。

今回の読書会では、頭や心にじゅうぶんなスペースがあった。

友人と本を交換して読むおもしろさを期待していたはずが、本の中身とは違った部分で収穫を得た。

自分が欲しくて買った本ではなく、友人の興味をのぞき見する感覚で読んだからこそ、散漫になれたのかもしれない。

「いい感じ」の感覚を思い出させてくれた読書会は、いい感じの体験だった。


この「友人と買った本を交換して読む会」は、2024年やりたいことリストのひとつ。またひとつ、新しい体験ができた。

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