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1.全ての始まり

こんにちは、もな。です。

私の人生を振り返った時、どこからおかしくなってしまったのか。

それはとても簡単で、東京で一人暮らしを始めたからです。

大学入学のタイミングで上京し、それまではずっと地方で実家暮らしをしていました。
実家にいた頃はきっと、部活も勉強も頑張るごくごく普通の高校生だったと思います。

のちのち話しますが、私の家は裕福とは到底言い難い家庭でしたので、実家から通える大学に進むつもりでした。
が、普通に試験でやらかし、、、(笑)


家から通えるもう1つの大学、偏差値30ほどの私立に進むしか道が無くなった私は、小さなプライドで頑なに拒否していました。
今思えばそんな対したことでは無いのですが、当時偏差値60の高校に通っていた私にとって、その大学に通うことになる自分が許せなかったのです。


そこからはもう私のプレゼン大会(笑)

できるだけ学費が安く、家賃相場も低い地域の大学をピックアップしてきては母に説明する毎日。
根負けしたのでしょうか、私が頑固者で意見を曲げないことを母は分かっていたのでしょう。
何日も粘りに粘り、ようやく西東京にある大学に通うことを許してくれました。

これが、私が東京に来ることになった経緯です。
大学前の家賃4万という(しかもお風呂とトイレ別!これ大事ですよね)破格のアパートを見つけ、念願の一人暮らしがスタート。

門限もなく、好きな時間に起きて、好きなご飯を好きな時間に食べて、楽しいのなんの。

ただ、学力が足りなかった私がいけなく、わがままで通わせてくれた事に対する申し訳なさから仕送りを受け取らず、奨学金で通っていました。
学校が終わるとすぐバイトに行き、休みの日はフルタイム。
それでも仕送りがない私には、教科書を買うのでいっぱいいっぱい。
生活するだけでもカツカツなのに、周りの友達に合わせて遊ぶとなると、シフトを詰め込んでもお金が足りませんでした。


ここから私の水商売人生が始まるのです。


あの時無事大学に合格し、4年間実家暮らしをしていたら、水商売を経験することも無かったはずです。
水商売を経験せずに、普通に生きていたらどんな自分になっていたのか全く想像つきません。
小さなプライドをへし折って、東京に来ない方が幸せだったのかもしれません。

まあ今更後悔しても後の祭りですが。

東京に来たこと全てがマイナスなわけではないですが、いつ何が人生のターニングポイントになるか分からないものですね。





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