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「社会人」の定義って何?

社員研修で感じたちょっとしたモヤモヤを
改めて言葉にしてみます。

グループワークのテーマの1つに
学生と「社会人」の違いは?
という問いがありました。

研修の目的からして
その場での「社会人」とは
特に認識のすり合わせもなく

労働市場で仕事をする人
という前提で議論を進めていました。

学生と「社会人」の違いは
・自分主体から会社主体で物事を考える
・会社への責任感を持つ


「自分よりも会社」
「責任感」
「会社への所属意識」
といったワードが頻繁に出てきました。

議論が一旦落ち着いて
私はふと気になったことがありました。

【自分よりも会社主体で考え、働くことだけが社会人なのか】

もちろん、
上記のような考え方が間違っている訳ではない。
ただ、それだけじゃない気がする、

というのが私のモヤモヤです。

私がそのとき思ったのは、

社会人とは
「知識と経験によって解決できることが増える」
状態になっていくこと。

人生は積み重ねるほど
知識と経験が蓄積されて

それが日々をより良くするために
活かされていく。

解決できると言い切らず「増える」としたのは
一生考えても解決できない問いを
人は抱えていると思ったからです。

でも日々生きていると
必ず何かしらの発見はあって

それをどう活かせるかを考え、試行している人が
様々な困難を乗り越えて
学生の頃には手の届かなかった領域に
到達していくと思っています。

こう考えてみると

社会人になるとより自己実現の可能性が広がるからこそ
「自分」のためにも社会人生活を過ごすことを
忘れてはならないと考えています。

自分への貢献も大切にしないと
他者への貢献が辛くなってしまう。

社会人になってよりバランスは必要だと思いますが
私は「自分主体」な一面を
これからも大切にしたいです。