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日々を丁寧に重ねていく vol.3

書くことは、子どもの頃から好きだったと思う。子どもの頃は、恋愛小説や恋愛漫画を読むのも好きだった。ドキドキしたり、涙したりするのは今でも変わらず、ドラマや映画を観て、感情移入するのは、わりと日常茶飯事だったりする。

書くことは、誰にでもできるけれど、人生の経験値によって、その出来具合は大きく変わると思う。どんなに恋愛小説や恋愛ドラマを観て、恋愛というものを勉強したって、実際に恋愛したことがない人が描く恋愛小説と、たった一度でも、本気で誰かを好きになったことのある人が描く恋愛小説では、明らかに後者の方が読み手の心に残ると思う。それは恋愛小説だけではなく、お仕事小説のようなものだって同じだ。どんなに取材を重ねても、経験値に勝るものはない。だから私の描く恋愛小説は、たいていが普通のオフィスラブか、学園小説だ。
もちろん、恋愛小説なのだから、お仕事の描写は少なく、最低限の背景設定程度、というのであれば、書けないこともないのかもしれない。だけどそれならば、余計に普通のオフィスラブでいいのではないのかと思ってしまい、なかなか職業ものが絡んだ恋愛小説を描くことに、挑戦できずにいる。

書くことは、私にとって日々の生活だ。何を感じ、何を愛おしく想い、何を見たり、何を聞いたり、そんな何気なく過ぎていく毎日を、言葉にしていくことだと思っている。だから、どんなに小説から遠ざかっている今でも、自分の日々の感情を残していくために、日記をつけている。ほぼ日手帳の余白に書く程度の短い日記と、5年日記に書く短い日記。そして、日記とは少し違うけれど、noteで平日に続けている、#5分noteチャレンジ も同じだ。

どんなに書いていなくても、自分がモノ書きであるということを忘れない。私はまだ、小説を描きたいと思っているし、詩だってエッセイだって書いていきたい。その想いを忘れることなく、日々の感情を積み重ねていく。積み重ねた感情を、少しずつ言葉にして、物語にしていく。

2024.4.15

いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。