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私の原点。 (後編)


ネガティブとされる感情に蓋をするこころの癖

平和で穏やかな子育て・家庭への強いこだわり

そこには幼少期の私の家庭環境が
影響しているのではないか?と気づいた話。


前回のつづきとなります。



私が育った家庭は

ほのぼのとした
いわゆる理想の家族像、みたいなものとは
程遠いものでした。


自分が絶対に正しいという考えの父と
そんな父に反対できない母。

二人の間に 3人姉妹の長女として
私が生まれました。


今でこそモラハラという言葉がありますが
それに近かったのかな..


父は思い通りにならないことがあると

母にも私たち娘にも
大声で怒鳴ったり、威圧的な態度をとったり。


叩く、蹴るなどの
目にみえる暴力こそなかったものの


父の機嫌を損ねないように
怒らせないように

父の顔色をうかがいながら過ごす毎日でした。


「これをしたらお父さんに怒られる」
そんなことばかり考えていたような気がします。


(今思うと、泣けてくるよね。)



そんな子ども時代を過ごしたから

私は父と建設的な信頼関係を築けなかったし
母のことを大切にしない父を
長年恨んでもいました。


大学へ進学し、家を出てからも

私はなんでこんな家に生まれたんだろう

なぜこんな思いをしなくちゃ
いけなかったんだろう

そんなことばかり考えて生きてきました。


自分の感情に蓋をするこころの癖も
平和で穏やかな家庭へのこだわりも

この頃の経験から
生まれたものだと思っています。



父のような親になりたくない
なってはいけない


その思いが強すぎるあまり

子育ての中で感情的になってしまった自分や
心に余裕をもてない自分を

強く否定したくなったし
そういう自分が許せなかったんですよね。



でもね
今ならわかるんです。


子どもを大切にすること、と

自分の感情に蓋をすること
ネガティブとされる感情に×をつけることは

違う、ということが。



自分の心との向き合い方や
自分を大切にするってどういうことか

ずっと答えを探しつづけてきました。



そうやって学びながら
一歩ずつ進んでいくうちに


私の心は私のもので
どんなことを感じてもいいし
それ自体に良い悪いはない



感じた気持ちをどう受け止めるか
そこにはちょっとしたスキルや練習が必要だけど

誰にだって、いつからだって
できるんだ

ということが、分かってきました。


私が今の仕事を通して
伝えていきたいことです。


だからね
同じように苦しんでいる人がいたら
私がいるよって、言いたいし

どうにかして力になりたい。


これまでの経験も

「いま困っている人の役に立ちなさい」
そういうことだったのかな、と思っています。



悲しかったけど
たくさん傷ついたけど


だからこそ

人の気持ちがわかるようになったし
寄り添えるようにもなったと思う。


あの頃を一生懸命に生きてくれた私がいて

今の私がいるから。


そんな自分にちゃんと感謝しながら
“私の仕事”をしていきたい。




これが、今の私の原点です。



最後までお読みいただき
ありがとうございました。

○どうやって過去と向き合っていった?
○苦しみや悲しみとどう付き合っていく?

などなど
またお届けしていきますね。


いつかそんなセルフケアの講座ができたらいいな・・
なんて思っております☺️

今後も お楽しみに。


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