西藍希🎈

東京都在住。文筆家。表現家。 会社勤めしながら物書き(文章や音声で色々(小説や詩など)…

西藍希🎈

東京都在住。文筆家。表現家。 会社勤めしながら物書き(文章や音声で色々(小説や詩など)表現)しています。 朝の音声配信で読む俳句もnoteで紹介しています。 隣町珈琲文芸誌「mal”」01で「くうちゃん」を投稿。 「mal”」03も詩「プリン・ア・ラ・モード」を投稿。

マガジン

  • note大学共同運営マガジン

    • 40,363本

    note大学共同運営マガジンです。 ※メンバーと共有していますので画像は消さないでください

  • 小説専門の拡散マガジン~小説家になろう!~

    • 1,275本

    小説専門の拡散マガジンです。 小説家を目指す人におススメ。 エッセイ、日記、コラム、小説に関する記事を載録しています。 小説家を目指してる人は、気軽に声をかけてみて下さい。

  • 今週の一句集(スタエフ音声配信から)

    毎朝スタエフで東京新聞記事を中心に配信をしています。配信の最後に即興で作成した「今日の一句」を詠んでいます。noteではその一句の紹介をしています。合わせて音声配信のURLも紹介しています。

  • 音声配信スタエフ

    音声配信スタエフ紹介用記事です。

  • 自己紹介&宣伝

    自己紹介や私の作品の宣伝用マガジンです。

最近の記事

  • 固定された記事

「宙のおつかい」第7話(最終話)

ピッピッピッピッ… 何か高い音がする 鳥の声?じゃないなあ 変に繰り返す音… 耳障りだなあ ガラガラガラガラ… 何かが動いた 「こちらになります」 「はい」 誰の声だろう… 「前足は、傷が深いです。ただ、幸にして刀を縦にスパッと一筋切った切れ方だだったので、上手く縫合して繋ぐ事ができました。」 「はい」 何言っているのか…さっぱりわからない… 「本当、この子、ラッキーでしたね…首の傷も浅くて傷はついていますが時間がたてば治ります…ここが深かったら命が危ないか、後遺症

    • びゅうびゅうと 渦巻く風音 口つぐむ

      昨日の夕方から、関東は雨が強くなってきました。 家に帰って雨戸を閉めてもガタガタと雨戸の音。 ああ、こんな日は犬の散歩に行きたくないなあ。 そう思っても放置できないのが、犬を飼うことの宿命。 午後8時。 今ならまだ雨は止んでいるから、思い切って出かけました。 犬を連れて外に出たら… びゅうー、ひゅううううーーーーー、 ごおおおおお! ドラマで聴くような轟く風の音が体の周りを覆います。 冬の北風、向かい風で息ができなくなり、軽くパニックになることがあります。 その時の

      • 青空も 頭にポツポツ 雨の匂い

        仕事が終わって、会社のビルから外に出ると 青空が見えました。 今日の東京の天気は曇りで時々小雨が降る。 と新聞で読んだのですが雨が降る様子はなく 青空が広がったままでした。 外に出たら、どことなく伝わってくる雨の匂い。 「ん?晴れているよね?」 とりあえず一歩踏み出すと、ポツポツ…。 頭に何かが刺さったような気がします。 見上げると青空です。 「ん?晴れているよね?」 気を取り直して歩くとやっぱり頭にポツポツ…。 気にせず歩くことにしました。 結局雨に降られること

        • 自分褒美 カットとランチと 清和の日差し 

          2ヶ月に一度、行きつけの美容院に行きます。 歳を重ねると、段々美容室に行くのも面倒になります。 でも、今年の初め、街を歩いてショーウインドウに映る自分の頭を見て…ふと我に帰りました。 これはよくない。 そう思い、慌てて美容院を予約。そして、会計の時に次の予約をして帰ることにしました。今やオンライン予約ができるので、スマホさえあればいつでも予約は可能ですが、 「いつでもできると思うことは、いつまでもやらないと同じ」 そう自分に言い聞かせて、美容師さんにその場で予約を取っ

        • 固定された記事

        「宙のおつかい」第7話(最終話)

        マガジン

        • note大学共同運営マガジン
          40,363本
        • 小説専門の拡散マガジン~小説家になろう!~
          1,275本
        • 今週の一句集(スタエフ音声配信から)
          153本
        • 音声配信スタエフ
          105本
        • 自己紹介&宣伝
          1本
        • こもれびの朝
          3本
          ¥500

        記事

          懐かしの 通学山道 息上がる

          昨日の午後、かつて通った大学へ久しぶりに行きました。 図書館へ行くためです。 自宅近くの図書館でもよかったのですが、昔通った大学の図書館の自習室でゆっくり本を読んでみたくなりました。 大学の最寄駅をおりて、いざ大学へ。 私が通う大学は山の上にあり、曲がりくねった山道を20分近くかけて登ります。 ところが、駅舎も駅前の道も時は流れてかなり整備されており、かつての山道がどこにあるのか思い出せなくなりました。Googleマップを見てなんとか調べ、見つけました。 懐かしの山道の入り

          懐かしの 通学山道 息上がる

          遠回り しても選んだ 夏木陰

          昨日は日中、暑い1日でした。 昼間に出かける用事があったので歩いていると、 暑い… アスファルトが光で照り返しています。 こっちの道を通れば目的地に一番近道だとわかっていても、木陰の多い違う道を選んでいきました。 その帰り道。 馴染みのお豆腐屋さんに、絹ごし豆腐を買いに行ったら 「暑いねえ…今でこんな暑かったら、8月なんか40度超えるね」 店主が話しかけてきました。 そう、今はまだ5月。まだ5月だったんだ… そんな当たり前のこと、今更気がつきました。 40度超えだけは勘弁

          遠回り しても選んだ 夏木陰

          満つる月 苛立つ雲から 光さす

          今日は5月の満月。 この時期の満月はフラワームーンというそうです。 月光浴を兼ねて犬の散歩に出かけたら、最初は月が見えませんでした。 しばらく歩くと光が見える雲の一角が。 月はここだ! 光の方に向き、月光浴を楽しんでいたら、光が広がってきました。 また歩き出しました。 帰りには雲はきれ、大きな満月が私と犬を見守ってくれました。

          満つる月 苛立つ雲から 光さす

          帆立貝 カスタネットの 大合笑

          仕事帰り。 今日はお魚にしようとスーパーの刺身コーナーに。 マグロ、真鯛、ヒラマサ、イサキ、甘エビ、そして刺身の盛り合わせ… どれにしようかと見定ていると、隣に10センチメートル直径くらいの殻付き帆立貝が売っていました。 うっすら開いた帆立の貝殻たち。 まるでカスタネットが自力でカチカチ鳴らしながら笑っているようでした。 で夕飯の話。 殻ごとの網焼きも惹かれましたが、 結局マグロと真鯛の盛り合わせを買って帰りました。

          帆立貝 カスタネットの 大合笑

          口で噛み 直ぐに飲み込み 白梅ぼし

          今日も「噛む」一句。 元々梅干しは小さい頃から苦手で、健康に良いからと親に言われ、無理に食べていました。 一人暮らしを始めた頃、デパ地下の試食コーナーで食べた「南高梅の蜂蜜漬け」。「梅干しってこんなに甘くて美味しいのか」と感動し、以降、梅干しといえば蜂蜜漬けを好んで買うようになりました。 そんな中、10年くらい前にマクロビオテック(マクロビ)を数年続けました。朝ごはんは玄米と豆の味噌汁と梅干しのみ。私が始めたマクロビは徹底した砂糖断ちで、蜂蜜やメープルシロップもダメ。なの

          口で噛み 直ぐに飲み込み 白梅ぼし

          焦がしても シャクシャク噛む噛む 新じゃがいも

          昨日の夜。 帰りが遅くなり、料理アプリの力を借りて、慌てて新じゃがいも、ピーマン、豚肉の塩炒めを作りました。 レシピにはじゃがいもを先に炒めてその次豚肉と書いていたので、その通りにしたら、豚肉はじゃがいもに邪魔されてなかなか焼けず赤いまま… 菜箸でならしても効果なし。 どうやら新じゃがが豚肉の鍋敷状態となり、熱が伝わりにくくなったようです。 そうこうしているうちに、新じゃがが焦げてきました。 うーん。これはまずいと思い、レシピを無視してピーマンを入れ蓋をして蒸し焼きにする

          焦がしても シャクシャク噛む噛む 新じゃがいも

          牛蛙 遠くで鳴き声 犬耳立て

          ボーッ、ボーッ、 犬の散歩の途中、池の方からどこか聞いたことのある響きがありました。 この池は、自然公園の中にあります。 ボーッ… この声の度に、我が犬は歩きながら耳を立て、音のする池を軽くみてはすぐに前を向きなおします。歩く速度は決して緩めません。 まだみぬ牛蛙の声。 気になりつつも帰りを急ぐ我が犬でした。 牛蛙。 10年以上前、もう一つの散歩コースである近所の大学にもいっぱいいました。 先代に飼っていた犬(柴犬メス)が小さい頃、牛蛙たちを見つけては追い回していたこと

          牛蛙 遠くで鳴き声 犬耳立て

          薫風で 袖口ひんやり ほろ酔い帰り

          昨日、天気予報は最高気温が25度越えの真夏日だったので、半袖Tシャツで過ごしました。 午前10時に出かけましたが、予報通り暑く、 半袖から出た腕は日が当たりヒリヒリ… 午後に帰宅した時も部屋は暑く、とうとう今年初、エアコンの冷房ボタンを押下。 しっかり部屋で涼みました。 そして夕暮れどき。 馴染みの居酒屋に行きました。 今日はもう断然生ビール! と意気込んで店の暖簾をくぐりました。 が…黒板に書いてある今日の日本酒のメニューにある「澤乃井」をみた瞬間。 ビール決意をあっ

          薫風で 袖口ひんやり ほろ酔い帰り

          冷房か 除湿か迷う 薄暑かな

          一昨日あたりから東京はまた暑くなってきました。 今は外にいても風が心地よくまだ過ごしやすいです。 ただ、締め切った部屋に入ると、流石に 「うっ…」 とくる生ぬるさを感じます。 今年は3月でも最高気温が20度を超える日がしばしばありましたが不思議なのは、湿度です。 3月、4月までは気温が高くてもそんなに生ぬるいとは思わないのですが、5月過ぎて「今日は夏日になります」と天気予報で言われ、一日過ごすと、湿度が高いせいか身体にだるさが残ります。 あんなに乾燥していた空気が、どうし

          冷房か 除湿か迷う 薄暑かな

          雨音か 薫風に揺れる 若葉の声

          仕事が終わり、帰ろうとした時。 サアァーーーーッ ブラインドで締め切った会社の窓の外から音がしました。 『ああやだなぁ。また雨が降ってきたのかな…』 そう思い、ブラインドを人差し指で少し開けて外を眺めました。 空に雨雲はなく、道路を見ても傘を差している人も見いない。 『あれ?おかしいな?』 サアァーーーーッ 雨降りのような音はやっぱりまだ聞こえてきます。 「お疲れ様でした。お先に失礼します。」 そう言ってカバンを持ち、共用ホワイトボードに貼った自分の名前のマグネッ

          雨音か 薫風に揺れる 若葉の声

          次に咲く 花まで繋ぐ 赤つつじ

          梅の花、桜、白赤ピンクのつつじと繋いでいる花たち。 が、だんだんと枯れ、新緑の緑が濃くなってくる今日この頃です。 そんな中でも、一番オーソドックスな赤い小さめのつつじの花が色褪せながらもまだまだしっかりと咲いています。 まるで、梅雨に咲くあの花が咲くまで頑張ると言っているようでした。 ようやく晴れたと思ったら夜に雨となりました。 まだまだ変わりやすい天気が続くのでしょうが、 このまま梅雨に突入しそうです。

          次に咲く 花まで繋ぐ 赤つつじ

          改札出て 学祭案内(ポスター) 5月の活気

          改札出て 学祭案内 5月の活気 最寄駅の改札を出ると、目の前に手作り風のポスターが目に止まりました。 よく見ると、通勤時に通る大学の学祭案内でした。 その大学は5月新緑の頃、学祭があります。新入生歓迎の意味もあるのでしょう。 もうこの時期なのだなと思いました。 学祭の時は、日曜日も大学に入ることができます。 犬の散歩がてら色々な出し物を見ながら歩くのが楽しみです。 学生さんたちが出す出店。たこ焼きや焼きそば、射撃の遊び場もあります。 流石に犬を連れては入れないので残念ですが

          改札出て 学祭案内(ポスター) 5月の活気