75歳 うつから回復したお母さんへ
今日はお寿司や筑前煮、おなべなどたくさんの料理をしてくれて、どうもありがとう。
今年の秋にうつ病で入院することを決行した時は、まさかこんなに穏やかな年末年始を過ごせるとは思いもしませんでした。今頃はまだ入院してる予定だったからね。
あの頃、毎日のように電話をして、お母さんが「明日朝、目が覚めなければいいのにと思う」と何度も言っていたよね。
お母さんが、あの頃、夜中に川を見に行っていたと聞き、土左衛門の母を見送る覚悟もしていましたよ。本気の覚悟は全然できてなかったけど、夫にも伝えて、心の準備をしておくつもりでいました。
あの頃、月を見ては、お母さんの回復を心から祈っていました。
まさかこんなに早く祈りが届くとは思わず、私は「本気で祈れば通じるのかしら」と今、涙ながらに感謝しています。
お母さんがまだ本調子でないのは理解していて、今日もこんなに料理しなくていいのにと内心考えていたけれど、久々に手料理を食べて、本当に美味しかったです。前日から一生懸命準備してくれてたんだってね。
心を配ってくれて、本当にありがとう。
まだ2月に手術があるから、不安と緊張は続くけど、良くなるようにいっしょに進んでいこうね。この文章も手紙にするからね。
ありがとう。おやすみなさい。
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