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旅と夫とわたしの目論見

今までの旅を時系列で書いてみようかなと思っていたのだけれど、今これを書いている現在が、人生で一番長い旅の帰国前の空港なので、せっかくだから最新の話から書くことに。

今回の旅は「新婚旅行」という名目で、15日というなかなかの旅程。
行き先はフィンランド。
実は夫と結婚してから今月ですでに2年が経とうとしている上に、この2年の間に台湾とハワイに行っている。が、今回が「新婚旅行」である。

私たち夫婦は2人とも、エンジニアで自営業で家で仕事をしている。
つまりPCさえ持っていれば、どこでも仕事ができてしまう。
実際今までの旅中でも、まぁまぁ仕事の対応をしていた。

今回は「新婚旅行に行くので…」という呪文を使ってみた。この呪文はある程度の仕事をシャットダウンできるのではないか…!?
という目論見だったのだけど、実際にそのとおりになった。
まぁ出国直前までは2人とも忙しすぎて、死にそうでしたが。

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雨でも絵になるヘルシンキの街。トラムにウキウキする電車好き。

ここ4年間、旅のパートナーは夫氏である。
彼はわたしとつきあうまでは、海外に行ったことがなかった。
夫氏は沖縄出身のため「地元が海外みたいなものだし!」が口癖である。
実際、台湾に行くのと沖縄に行くのは時間的に30分しか変わらないし、気候も全然違うし、まぁちょっと納得している。

そんな夫氏を海外に連れ出したのは、4年くらい前。
「再来月あたり海外旅行に行く!一人でもいいけど、一緒に来るかい?」と聞いたところ、行くというので「さぁパスポートを取るのです!」から始まった。

余談だが、夫氏の戸籍が沖縄の離島にあると知って焦った。
地方に戸籍があると、謄本とか取り寄せるのが非常に面倒なのを知っていたから。
が、沖縄の離島は違った。電話一本で戸籍謄本取り寄せられた…すごい…

初めての海外だし、夫氏(当時は彼氏)の行ってみたいところはどこか、興味のあるものはなにかを聞いたら、ヨーロッパの建築とF1だった。
F1のチケットを取って観戦するには、ちょっと初海外でのハードルとか金額とかで不安があったので、建築に絞った。
サグラダファミリアとバチカンは見てみたいというので、じゃあそれで!ということで、バルセロナ&ローマの旅にした。

この旅の話はまた別途書くとして、今回の新婚旅行前も夫氏に「何に興味がある?」と聞いてみた。
「オーロラが観てみたい」
「ほほぅ、ややオーロラの確率は低いが、わたくし予てよりフィンランドに行きたくてな…」
という感じで、行き先は1分で決まった。

旅行が嫌いな人はいる。旅行は好きでも、企画するのは面倒くさいとか、手配するのは日本語じゃないからやりたくないとか、外国は怖いから個人旅行は不安だとか、いろいろだと思う。
わたしは個人旅が好きだから、パートナーがこれを嫌いにならないようにするのがわたしのミッション。
なるべく彼の興味があるものベースで旅を組むようにしている。

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私が写真を撮ってる間ヒマだから…と自分もカメラを始めた夫氏

旅を嫌いにならないようにする方法はいくつかあると思うけど、わたしが夫氏との旅を企画するにあたって気をつけたのは以下の4点。

・しんどいスケジュールを組まない(せいぜい1日1予定)
・しんどい時間に到着する便を使わない
 (時差ボケになりにくい時間帯の飛行機を選ぶ)
・その国で過ごすのによいシーズンを選ぶ
・ご飯はとにかく美味しいと評判の店を選ぶ

バルセロナ&ローマの旅から今回で5回目。夫氏曰く
「海外旅行楽しい\(^o^)/もっと行く!\(^o^)/」
だそうなので、上々の結果だと言える。
さらに今回の旅で、地元の人達ともっと交流したいというできごともあったため、帰国後から2人で英会話強化に励む予定。

次回からはちゃんとフィンランド旅行の話に。

TOP写真:ヒマだったので行ってみるか!と入った雪の散策道。

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