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中村哲医師を偲ぶ写真展

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武器など絶対に使用しないで、
平和を具現化する。
それが具体的な形として存在しているのが
日本という国の平和憲法、9条ですよ。
それを、現地の人たちも
分かってくれているんです。
だから、
政府側も反政府側も、
タリバンだって我々には手を出さない。
むしろ、守ってくれているんです。
9条があるから、海外ではこれまで
絶対に銃を撃たなかった日本。
それが、ほんとうの日本の強味なんです。
〜中村哲医師の言葉〜
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2024年1月6日
こんな時期だからこそ、写真展に行ってきた
医師でNGO『ペシャワール会』代表の中村哲先生は
アフガニスタンにおいて医療に従事する中で
食料もなく不衛生な水を飲むことで罹患する人々に
必要なのは農業であると考え、現地で井戸を掘り始めた

中村医師は、憲法9条に守られているからこそ
命を狙われることもなく活動できているのだと
生前、語っておられた

2019年秋、アフガニスタンの治安悪化に伴い
中村医師の診療所でも
やむなく武装した護衛を雇うことになった
それでも中村医師は
非武装のほうが安全だと考えられていた

皮肉にも
それから間もない2019年12月4日
中村哲医師の乗った車がタリバンメンバーによって襲撃され
中村医師は凶弾に倒れた
73歳だった

『武装するより、非武装のほうが安全だ』

憲法9条を護り護られて活動されてきた中村医師の信条である
護憲の立場を貫くことの大切さは
我々日本人が、今後諸外国との関わりの中で堅持すべき
極めて重要な平和への努力と言える
遺された我々は、中村先生の遺志を継ぎ
憲法改正に断固たる決意で反対してゆかねばならない

震災のドサクサに紛れて改憲など
断じて許してはならないのだ

2024.10.08.