広島の2つの世界遺産で歴史を知ろう
広島といえばどんなイメージがありますか?今日は歴史を学べる広島の魅力を2つお伝えします。
核兵器の恐ろしさと復興を学ぼう
第二次世界大戦で2か所に核兵器が落とされ、世界で唯一の被爆国になった日本。そのうちのひとつが広島市です。
海外で日本の魅力を伝えるために過去を知りたい。そう願う筆者にとって、原爆ドームや資料館に行くことは長年の目標でした。
今回訪れたのは、被爆した当時の姿で立ち続ける原爆ドーム。元々はチェコ人によって作られた、広島県物産陳列館だったそうです。ここからわずか150mの上空に原爆が投下され、多くの命が失われました。
広島平和記念資料館では遺品や、被爆者の声、投下前の暮らしを写真や展示物を通じて見ることができます。資料館も訪れたことで、原爆ドームが伝える悲惨さをより強く感じ、今も当時の姿を見れる奇跡はたくさんの人の努力があって成り立っているものなのかと改めて思いました。
わずか80年で電車や車、スマホが当たり前の世の中になっていることが、不思議な感覚でした。広島市発信のおすすめのモデル観光ルートもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
自然と調和する厳島神社で癒されよう
原爆ドームで少し昔の歴史を学んだあとは、さらに昔、1400年以上前に作られた厳島神社へ。
厳島神社は宮島という離島にあり、島全体が神が住む場所と考えられていたため、土地や自然を汚さないように神社や鳥居は海の上に建てられました。
9間ある本殿と、高さ16mの大鳥居は日本一の大きさを誇っています。京都府の天橋立、宮城県の陸前松島に並ぶ日本三景の一つとして愛されています。
巨大な鳥居と自然の風景はまさに絶景。また、幅4m、長さ262mに及ぶ真っ赤に染まる回廊を歩くと、一昔前の貴族のような気分を味わうことができました。
筆者の時は潮が満ち始めていましたが、潮位が100センチを下回った時には歩いて鳥居の目の前まで行くことができ、250センチを超えると神社や鳥居が海に浮かんで見えます。事前に「年間潮汐表」を確認の上予定を組むことをお勧めします。
自然と共存しながら千年以上も愛される神社にパワーをもらい、島全体のゆったりとした雰囲気を感じ、忙しさに追われる日常から少しの間解き放たれることができました。
また神社までは350m続くアーケード街の宮島表参道商店街があり、約70店舗が軒を連ねています。帰り際に杓子やもみじ饅頭、お土産をゲットしましょう。
「広島で歴史を感じる」をテーマに世界遺産2か所をご紹介しました。もちろん他にもお好み焼き、尾道ラーメン、瀬戸内しまなみ海道、広島城、など美味しい食べ物から歴史を感じる建物まで、数知れない魅力に溢れています。
広島で過去を学んで未来を考え、日本のことをもっと好きになりませんか?
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