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始まった北京五輪の外交ボイコット、慌てる中国に日本も靖国参拝から反中イケイケで参戦だ!w

さぁ、中国だ。
いよいよ北京五輪に向けて、ブルーチームが反旗を翻し始めている。さすがにそれを無視するわけにもいかないということで、今日は韓国から視点を外して記事を書いていきたい。
テーマは「北京で五輪は開催できるのか?」だ(捻りがなくて恐縮ですw)。

●最初の一歩はアメリカだった●
対北京五輪政策について、アメリカは当初「今週中に」発表するとしていたのだが、いきなり月曜日にこんな爆弾を習近平へ投げつけている。
JNNの記事になる。


【速報】アメリカが北京五輪の外交的ボイコットを発表
12/7(火) 3:29配信 TBS系(JNN)
アメリカ政府は中国での人権問題を理由に北京オリンピックとパラリンピックに外交団を派遣しない「外交的ボイコット」を行うことを発表しました。
ホワイトハウス サキ報道官
「バイデン政権は北京の冬季オリンピックとパラリンピックに外交的代表団を派遣しません」
アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は日本時間きょう未明、来年2月から行われる北京冬季オリンピックとパラリンピックに外交団を派遣しないと発表しました。「中国で続いている新疆ウイグル自治区でのジェノサイ
ドと人道への罪、その他の人権侵害を受けて判断した」としています。選手は通常通り参加するということです。
同盟国に対してはすでにアメリカの決定を説明していて、他の国も外交的ボイコットを行うかどうかは「それぞれの国の判断にゆだねる」としています。(07日05:03)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee3fdf7d2da4ab5b4729465dfa6592c1b2bd1a5a


当初、ボイコットの文字を見て、モスクワ五輪と同じ全面不参加を決めたのか?と思ったのだが、よく読めば「外交的ボイコット」という決定で、いわゆる五輪外交を展開する為にバイデン政権の閣僚や政府高官を北京へ派遣することはない、ということだ。

一応、大事なことなのでもう一度コピペしておきたいと思う。
「バイデン政権は北京の冬季オリンピックとパラリンピックに外交的代表団を派遣しません」

当然、この波紋がアメリカだけで終わるはずがない、ブルーチームの他国がどういう動きに入るのか?に話題は移ったわけだが、もちろんそこには日本も含まれていた。
この発表の際、まだ日本はアメリカに追従するか否かを表明してはいなかったのだが、ネットユーザーからは親中の岸田政権という声が挙がり、この時はアメリカと袂を分かつ?という見方が大勢を占めていた。
何しろ、岸田さんは既に「北京五輪には自分も行く」と参戦宣言してしまっていたからだ。そら、親中首相と言われても仕方がなかった、とw

ただ、アメリカとの話し合いがどこまでできていたのかがわからなかったので、憶測と状況証拠だけで岸田さん批判が始まってしまった感があり、ちょっとネットも勇み足に過ぎないか?とおいらはこの時点で記事を書くのを止めていたわけだ。
最も心配されたのは、こうした中途半端なボイコットで嫌がらせを仕掛けてきたブルーチームに対し、中国はそれを大会中ずっと看過するのか?が考えにくい点だった。やはり、選手たちを人質にとり、例えばウィグルの件をこれ以上ガタガタ騒ぐな、と脅してくることも十分に考えられるからだ。何せ、相手は中国だからね、一国二制度の約束をあっさりひっくり返すような習政権の何を信用する?と言う話だ。

で、日本もかつての政権であれば、こういう二大勢力の間で板挟みになりそうな時に、ぐじぐじと決めきれない醜態を晒してきたものだ。だが、岸田さんの場合は諮詢こそすれ一度決めれば一気に発表し、早速動き出すというスタイルでここまで来ている。ボイコットはするが、それはあくまでも北京での「コロナ汚染」を回避する為に、でも今回はおかしな言い訳ではない(北京は『0コロナ』だから開催する、なのでその前提が崩れた時点で開催してはダメ、というロジックも成立するのでね)。
そしてもう一つ、今の中国は不動産バブルが終焉を迎え、デフォルトの嵐が吹き荒れようとしている点もある。五輪にかまけてないで、しっかり社債の償還をするようお宅の不動産会社達に喝を入れてください、でも中国はぐうの音も出ないだろう。
北京へ行かない理由はこのように並べればいくつかある。岸田さんがどのルートを選ぶか、焦点はそこに集約される、が当時のおいらの見立てだったわけだ。

●中国は外交ボイコットに過剰な反応をし、効いていることを自白してしまうw●
ところが、日本や他のブルーチームより先に、中国が反応してしまい、事態は一気に「ボイコットで中国を追い込める」という空気に支配されることになった。
ってか、ボイコットされたら困る、困るんだ・・・、と思っているところにリアルにアメリカがそれを口にしたので、完全に「そ、そんなの関係ないよ、影響もないんだからね!と脊髄反射してしまうとか、どこのガキだよ中国、だw
テレビ朝日の記事になる。


中国「何の影響もない」ネットから話題“消える”
12/7(火) 12:30配信 テレビ朝日系(ANN)
アメリカの外交的ボイコット発表に対して、オリンピック準備を進めてきた中国側は「何の影響もない」と反発しています。
中国では、先ほどまでこのボイコットの話題がSNSのランキングトップに躍り出ていたんですが、まさにこの報告の直前にランキングの一覧から消えてしまいました。どういう事情があるか分かりませんが、それだけ中国側は警戒を強めている可能性もあります。
中国政府の反応なのですが、アメリカにある中国大使の報道官は自身のツイッター上で「ボイコットの呼び掛けは政治的な利益のためだ。来ても来なくても大会の成功にはなんの影響もない」と反発をしました。
また、中国外務省は6日の会見で「招待されていないのにボイコットをあおるのは自意識過剰だ。アメリカがこのまま突き進むならば、必ず断固反撃する」と牽制(けんせい)をしています。
ただ、中国政府はこのボイコット論が国際的に広がることを非常に警戒をしています。
先週以降、アフリカの53カ国、そして中南米カリブ海地域32カ国とも相次いで国際会議を開催し、それぞれ北京オリンピックの開催支持を取り付けるなどしています。
そういうなかで、中国政府はまだ態度を決めかねている国々に圧力を強める可能性もあります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/33863fdd369351218d7700b2703633079a07f8d9

というか、いくらなんでも「アメリカ」「外交ボイコット」が中国SNSのアクセスランキングで上位になると見るや、速攻で「ボイコット」の文字を規制して表示できなくしてしまうとか、中国政府は余裕がないにも程あるだろよw
これで、ブルーチームは中国への打撃を確信しながらボイコットの文言を突き付けることができるというものだ。自分から弱点を晒すとか、中国人ってバカしかいないんじゃね?

しかしそれほど中国も、アメリカが本気で牙を剥いてくるとは思っていなかったということなのだろう。いくらウィグルや香港で責めてきても、ここまで経済的な結びつきが強ければ中国を本気で切ることなどない、と高をくくっていたというべきか。
だから、一帯一路で無理やりインフラ造成を押し進め、その支払いを各国政府に押し付けて、借金漬けにするのが中華侵略手法だったが、アメリカがボイコットを宣言し完全に敵に回ったと思った瞬間に、ここまであっさりパニックを引き起こしてしまうのだもの。嫌われるわけがない、から本気で気r障れていると知りあたふたしている、ってさぁ・・・。

中国、くっそ弱えーw

しかも、ボイコットされたことに対し、中国は強がっただけで何も建設的な手を打てないままだ。常に揺るぎなく、世界平和の象徴でもある中国、なイメージがバイデンの一撃でばったりと倒れ、ハリボテだったことがバレてしまった。

中国、カッコ悪ぃーなーw

それにしても、本件に対する中国報道官も何を言っているんだか、だ。
「何も影響はない!」だが「断固たる措置をとる!」矛盾って、オタクの先祖が作った言葉だぞ?w

●うまい!日本政府は靖国参拝で中国揺さぶりを開始w●
一見、北京五輪には関係ない事例に見えながら、これは中国に対するうまい圧力のかけ方ではなかっただろうか?
日本の超党派議員99人が、一斉に靖国参拝を実施したという。しかし、これについて中国が神経質な反応を示し、なんと予定されていた日本との交流イベントの中止を一方的に通告してきたという。
表面上は、あくまでもコロナ対策の一環としてはいるが、明らかに靖国参拝への抗議の意味を込めてのドタキャンだろう。だが、その慌てぶりこそが日本の狙い通り、というわけでね・・・w
まずTBSの記事になる。


超党派議員の靖国参拝に中国政府「下心を持った挑発」
12/7(火) 22:16配信 TBS系(JNN)
超党派の国会議員が7日、靖国神社を参拝したことに対し、中国政府は、日程が旧日本軍による真珠湾攻撃と重なったことを指摘し、「下心を持った挑発だ」と強く反発しました。
「きょうを選んで、声高に靖国神社に参拝したのは偶然なことでなく、おそらく下心を持った挑発だ」
中国外務省の趙立堅報道官は、超党派の議員連盟に所属する国会議員99人が靖国神社に参拝したことに加え、日程が太平洋戦争のきっかけとなったアメリカ・ハワイの真珠湾攻撃の日と重なったことを強く批判。「侵略の歴史を反省しない誤った態度を改めて示した」と主張するとともに、日本に対して「実際の行動でアジアの隣国や国際社会の信頼を得るべきだ」と要求しました。(07日19:26)
https://news.yahoo.co.jp/articles/23d8afc7dc9047b62aeae67cee0562c6137b4c66


続いて、共同通信の記事がこちらだ。


日中交流イベント、当日に中止 大使館、北京市当局要請で
12/7(火) 20:24配信 共同通信
【北京共同】北京の日本大使館は7日、同日午後に主催する予定だった日中交流イベントを中止すると招待客に伝えた。北京市の新型コロナウイルス対策部門から同日取りやめを求められ、受け入れたと説明した。当日のイベント中止は異例。来年は国交正常化50年の節目だが、交流には困難が伴いそうだ。
日中関係を巡っては安倍晋三元首相の1日の台湾に関する発言を受け、中国外務省幹部が垂秀夫駐中国大使と同夜に緊急に会談し抗議する事態となった。北京市は先月17日からコロナ対策を強化。今月は1日当たり数人の感染者が確認される日もある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f983622cd31fbf768cec778a500434418fa5eb8


もちろん、前段で中国は余裕がなさ過ぎだ、と笑った後なので、この件も「さもありなん」となるわけだが、それにしたって「日本」「中国に歯向かう」だけでこの騒ぎ、はさすがにどうなんだ?という感じだ。
というか、こうして友好イベントを一方的にキャンセルしたことは、まだ日本に残っている親中派の議員の顔を潰したことになる。わかっているのかね、自ら敵を作ったってことが?

バカだから無理かw

で、こうして日中の関係がぎくしゃくし始め、中国擁護派が声を挙げにくくなることで、今度は日本が北京五輪にもどういう態度を見せるのか?が注目されるようになる、と。楽しいねぇ、こういうのってw

●岸田さんの英断キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!●
早い、早い、岸田政権の決定から行動開始は迅速過ぎると言っていい。
バイデンに追従し、日本も北京五輪を外交ボイコットする方針を固めたようだ。
産経の記事になる。


<独自>日本、北京五輪に閣僚派遣見送り検討
12/8(水) 1:05配信 産経新聞
政府が来年2月に中国で開かれる北京冬季五輪への閣僚の派遣を見送る方向で検討していることが7日、わかった。米国は政府代表を派遣しない「外交的ボイコット」を表明しており、日本としても新疆(しんきょう)ウイグル自治区での人権弾圧などを踏まえた対応を取る。複数の政府関係者が明らかにした。
中国政府は今年7月の東京五輪開会式に苟仲文(こう・ちゅうぶん)国家体育総局長を出席させた。このため、日本も外交上の「返礼」として、北京五輪に同じ閣僚級を出席させる案も取り沙汰されてきた。
ただ、中国の人権問題などに対する批判が欧米で拡大。与党などからも首相や外相ら閣僚の出席は国際社会に誤ったメッセージを与えるとの指摘が出ていた。
政府内では、閣僚ではないスポーツ庁の室伏広治長官や日本オリンピック委員会の山下泰裕会長を派遣する案が浮上している。苟氏は閣僚級だが、中国オリンピック委員会のトップも兼ねる。
政府関係者ではない山下氏を派遣することになれば、外交的ボイコットを打ち出した米国と一定程度足並みがそろうとみられる。政府は中国側の対応や米国以外の先進7カ国(G7)の動向なども見極めつつ、最終判断する見通しだ。
岸田文雄首相は7日、官邸で記者団に対し、米国が北京五輪の外交的ボイコットを発表したことを受けた日本の対応について、「五輪の意義、わが国の外交にとっての意義などを総合的に勘案し、国益の観点から自ら判断していきたい」と述べた。
林芳正外相も記者会見で、「適切な時期に諸般の事情を総合的に勘案して判断するが、現時点では何ら決まっていない」と語った。さらに中国の人権問題に関し、「自由、基本的人権、法の支配が中国においても保障されることが重要だ」と指摘した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7dec8398cd80253c652c74f7ca9ef98a5f5b994


この動きを見れば、「靖国の99人」で「日中友好イベントドタキャン」により中国が日本に何も言えなくなっているのがわかるだろう。そう、外交欠礼を言うな?先にそれをやったのは中国だ!というロジックが出来上がっているからだ。
だから、脊髄反射で中止などするもんじゃないのだよ。やってることは韓国と同じブーメラン芸じゃないかw

切れ味は文在寅の方が上だがな、習近平さんよぉ?w

そしてもう一つ、確実に日本の選択の中で、中国の優先順位が下がっていることもよくわかる。単にアメリカについていっただけではない、別に中国を切り離しても日本はやっていける、そういうニュアンスさえ感じさせる岸田政権、というのは言い過ぎだろうか?
逆に、日本が嫌中を叫んでも、中国はどうしても日本から仕入れなければならない原材料がある、そうフッ化水素やフォトレジストといった対韓輸出管理強化の品目は、中国にも必須なものなのだ。
もちろん、韓国とは違い、中国はいずれ高純度の原材料を国産化できるかもしれない。だが、それまでは日本依存を完全に払拭することはできない。そういう日中関係にあって日本は離中を目指す、という意思表示をこの北京五輪でしているように見えるのだが、いかがだろうか。

●結局、ボイコットの輪はAUKUSに拡大w●
「効いてる効いてる、おもしれーから、うちらもボイコットすんべw」というモリソン&ジョンソンの声が聞こえてきそうだw
はい、オーストラリアとイギリスも北京五輪の外交ボイコットに参加となりますたぁw
大変心苦しいが時事通信の記事になる。


英豪も北京五輪外交ボイコット 米国含む3カ国に、中国反発
12/8(水) 21:48配信 時事通信
【シドニー、北京、ロンドン時事】オーストラリアのモリソン首相は8日、来年2月の北京冬季五輪に選手団以外の政府関係者を派遣しない方針を示した。
中国外務省の汪文斌副報道局長は8日の記者会見で「強烈な不満と断固とした反対を表明する」と反発し、豪州側に抗議したと明らかにした。ジョンソン英首相も8日、下院で、北京五輪へ閣僚を派遣しないと述べた。中国の人権侵害などを理由とする「外交ボイコット」の表明は米国を含めて3カ国となった。
モリソン氏は、豪州が「新疆ウイグル自治区の人権侵害や他の多くの問題」を提起したにもかかわらず、中国側は取り合わなかったと指摘。「豪政府当局者が五輪のために中国に行かないのは驚きではない」と語った。ジョンソン氏は「冬季五輪に閣僚や当局者が出席する計画はない」と言明し、「実質的な外交ボイコットだ」と述べた。
中国は、外交ボイコットの各国への拡大を警戒する。汪氏は「豪州は個別の国にただ追随している」と非難し、「冬季五輪は政治的パフォーマンスの舞台ではない」とけん制。中国は豪政府当局者を招待していないと述べた上で「彼らが来ようが来まいが誰も気に留めない」と突っぱねた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/beb8003fc92674f3e07b9e1320ae75b3f244b162


しかし、中国の反応はどうだ?「豪州は個別の国にただ追随している」って、おま、そんなオーストラリアに石炭禁輸は嘘です、おなしゃす、中国に石炭を、石炭おぉぉぉ!とやったばっかだったろ?いいんか、機嫌損なうような発言しちゃって?w真冬に燃やす石炭ないっす、でまた大停電になるぞ、中国w

この後、アメリカが始めた外交ボイコットがどこまで広がるのかはわからない。
だが確実なのは、みんなで協力し成功させよう!という東京五輪とは、北京五輪は根本的に違う大会になる、ということだ。そもそもIOCもおかしな決定を下していたのだ、平和の祭典を人権侵害国を会場にして開催する、なんてね。その矛盾が最悪のタイミングで最悪の形になり中国を襲うのだ。

バッハ会長、今度はさすがに無傷で天安門見物して帰国、じゃ済まないぜ?ん?

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