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黐製法(とりもちのせいはう)

黐製法とりもちのせいはう

細葉冬青樹と云 木の皮をけづりて、池水につけ置、久しくして取出し、湯にたきて とりもち とする也。本草必読に其事見えたり。紀州熊野山に此木おほし。土人取て、とりもちをせいし、家業とする也。其木のは、ほそく やはらか にして青ゝ、其は赤くして、南天のに似たり。木立こだちうるはしくして、かきなどにして見事也。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『日本山海名物圖會 二
木の皮をはぐ所
とりもちの木 池につける所
細葉冬青樹と云 木の皮をけづりて 池水につけ置
久しくして取出し 湯にたきてとりもち とする也


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