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ティファニーの前では無理でもクロワッサンを食べたくなったはなし。

 計ったかのようなタイミングでTV放送された「ティファニーで朝食を」を観ました。世界一クロワッサンが食べたくなる映画だと思います。

 なにせティファニーのショーウィンドウの前に立つオードリー・ヘップバーンの姿が美しい。

 肘まである黒手袋をしたまま紙袋からクロワッサンとコーヒーを取り出し食べ終わるまでずっと、背筋がピンと伸びている。最後に紙袋をゴミ箱に放るところもサマになってて素敵。

――彼女が着ている黒のドレス、この目で見れちゃったんだよなぁ。

 というわけで、虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEで開催中の「ティファニー ワンダー」展のレポをお送りします。


チケット購入

 チケットは日時指定制で、ティファニー公式アプリまたはチケットぴあで購入できます。

 私と母が行った4月は期間指定で、期間内であればどの日に行っても大丈夫でした。

 私がチケット購入したときは、購入のためだけにハイブランドの公式アプリを入れるのに物凄く抵抗があったのでぴあにしましたが、観に行く当日の朝まで紙チケットなのに気づかず、母が支度をしているあいだに慌ててセブンイレブンに駆け込むはめになりました。

……発券手数料乗ってるのになんでだよ!?

 実は公式アプリのダウンロードはほぼ必須だったので、大人しく公式アプリで電子チケットを買うべきでした。


会場について

 本展覧会は虎ノ門ヒルズのステーションタワーにある「TOKYO NODE」で開催されています。施設の公式サイトにアクセス方法が詳しく書かれているので特に迷うことはありませんでした。

 虎ノ門ヒルズは虎ノ門駅からはけっこう歩くので、素直に日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅で降りるのをお勧めします。

 TOKYO NODEの入り口は8Fにあるので、まずそこまでエレベータで向かいます。45Fへのエレベータ前に黒服のイケメンがいて案内してくれました。

アライバルホールのオブジェ

 エレベータを降りると広いロビー(アライバルホール)があり、大きな鳥のオブジェ(と大勢の黒服イケメン達)がこちらをお出迎えです。

 一般的な展覧会のようなチケットもぎりの受付はなく、展覧会入り口付近にいる黒服イケメンにチケット(シニア割の場合は追加で身分証)を見せます。するとこちらのトートバッグをちらっと見て

「会場内は通路が狭いのでお荷物はコインロッカーにお預けください」

と言ってきました。まぁ元々貴重品と単眼鏡以外は預けるつもりだったのでコインロッカーの場所を教えて貰えるのは有り難い。

 さあ会場内へ、と進もうとすると別の黒服イケメンに捕まりもう一度チケットを見せました。

「お客様はティファニー公式アプリをダウンロードされましたか? 音声ガイドが入っていますのでお時間ありましたらダウンロードをお勧め致します」

――実は少し前に偶然この展覧会を見た人から「音声ガイドは公式アプリに入ってますよ」という情報を聞いたんですが、ぴあで買う前に知ってたら絶対公式アプリ経由でチケット買いました。発券手数料馬鹿にならないし。

 なので公式アプリはダウンロードしていましたが、黒服イケメンに改めて言われるとダメージ大きかったです。

会場入口

 気を取り直して会場入り口の写真を撮っていいか質問すると、

「このエキシビションは全て撮影可能です。長時間の動画撮影だけお断りしています」

「え!? 本当に何でも撮っていいんですか!?」
「はい(イケメンの笑顔)」

 ブランド系の展覧会って太っ腹なの多くて驚きます。


音声ガイド

 先述の通り、ティファニーの公式アプリが音声ガイドを兼ねています。なので驚きの無料。ガイドの文字起こしもある一方でサムネイルは拡大表示できません。

 あと凄いのはケース位置含めた詳細な会場内マップが見られることです。それどころかエレベーターやお手洗いなどの館内設備の位置も判ります。「これ本当に無料で良いの!?」というレベル。

公式アプリのマップ表示

 敢えて難点を挙げるなら、一つの項目を聴き終わったら即次の項目を自動再生するところでしょうか。その他の利便性と比べればめっちゃ些細ですけど。


展示構成

  • ルーム1:ティファニーの世界 ※映像コンテンツ

  • ルーム2:ティファニーの起源

  • ルーム3:デザインの偉業

  • ルーム4:想像の宝庫 ジャン・シュランバージェ

  • ルーム5:日本への愛

  • ルーム6:夢の世界 ※ティファニーのショーウィンドウを再現

  • ルーム7:ティファニーで朝食を

  • ルーム8:祝福の時

  • ルーム9:ダイヤモンド キングの真髄

  • ルーム10:ザ ティファニー ダイヤモンド

 黒服イケメン達の言うとおり、展示室ひとつひとつはほとんどが大きくありません。ただし展示品はめちゃくちゃ数があります。展示順はルーム2を除いて時系列と言うよりテーマ別という感じ。

 また、ルーム4には宝石を台座にセッティングする職人さんが、ルーム9にはダイヤモンドを研磨する職人さんがいます。

 かの有名なイエローダイヤモンド「ザ ティファニー ダイヤモンド」について、以降はルーム名を除き「ティファニーダイヤモンド」と記載します。


個人的見どころ

ティファニーの世界

オープニング映像の一部

 ルーム1は広い空間で、プロジェクションマッピングによるオープニング映像が流れます。ジュエリーの魚が泳いだりステンドグラスの蝶が羽ばたいたりと見応えがあります。

ルーム2の壁

ルーム2のタペストリー(一部)
ところどころに補足の金属プレートがある

 ルーム2はジュエリーの他にティファニー初期の青いケースやジュエリーカタログなど貴重な資料も展示されていますが、白眉は部屋の壁そのもの。

 なんか変わった壁だな、と思ったらイタリアで特別に制作されたジャガード織のタペストリーがルーム2全体を覆っているのです。

写真のような精巧さ

 人がけることがないので全体写真を撮影できなかったのが残念ですが、写真のように精巧なのに明らかに写真と違う質感は必見です。

ティファニー初のタンザナイトジュエリー

ブローチ(ドナルド・クラフリン 1968年)

 美しい青のゾイサイトを「タンザナイト」と命名したのはティファニーの社長。展覧会にはタンザナイトを使ったジュエリーがたくさん展示されていますが、音声ガイドにもあるこのブローチがいちばん印象的でした。

 それ1つで指輪が作れそうなサイズのダイヤモンドとエメラルドで作られた葉は、メインのタンザナイトから垂れ下がる配置やカーブに重力を感じます。

イチゴのブレスレット

ブレスレット(ドナルド・クラフリン 1968年)

 ルーム3には様々なデザイナーが手がけたジュエリーが並んでいますが、個人的に全展示品の中で1、2を争うぐらい好きな作品がこのブレスレットです。

 実はこのイチゴ、エナメルかと思いきやサンゴでできています。こういうサンゴの使い方あるんだ……ハイジュエリーのきらびやかさとイチゴの愛らしさが同居している……超かわいい……。

バード オン ア ロック

様々な「バード オン ア ロック」

 ティファニーダイヤモンドと聞いて「大きいイエローダイヤモンドの上に一羽の鳥が止まっている」デザインを思い浮かべる方は多いと思います。

 24年前に国立科学博物館で開催された「ダイヤモンド展」で見たティファニーダイヤモンドは上記のデザインでした。

 私はてっきりティファニーダイヤモンドのためのデザインだと思っていたのですが、実際は1965年にデザイナーのジャン・シュランバージェがポール・メロン夫人のためにデザインしたラピスラズリのブローチ(画像中央)が初出でした。

メインの石セッティング前
小鳥の脚と首回りの羽
小鳥に使うメレダイヤ
ツール類

 ルーム4では様々な宝石の上に止まった小鳥や製作途中のブローチを目にすることできます。職人さんがカタコト英語で説明してくださいますが、こちらもカタコト英語で返すと流暢な英語にレベルアップするのでご注意ください(笑)

 残念ながら実演はやってませんでした。タイミングが悪かった。

実はルーム2に「バード オン ア ロック」時代の
ティファニーダイヤモンドが描かれている

 ラピスはルーム2、ダイヤはルーム9にあります。

ムーンストーンのネックレス

ネックレス(ルイス・コンフォート・ティファニー監修 1914年-1933年)
プラチナの金属線細工も美しい

 このネックレス、ムーンストーンどうしの隙間を埋める小さな宝石はすべてモンタナサファイアです。

 モンタナサファイアはそのままずばりアメリカのモンタナ州で採れたサファイアです。宝石・鉱物趣味の人にとっては知名度高い宝石だと思います。

 モンタナサファイアは青系でも渋い青なので、ムーンストーンの柔らかい青と調和しています。

 ティファニーの副社長だったクンツ博士は後述のクンツァイトなど様々なカラーストーン発見に関わっていますが、モンタナサファイアもそのひとつだったりします。

 現在「ブルームーンストーン」として売られている宝石はアンデシンなどほかの鉱物なんですが、このネックレスに使われてるのは枯渇前の「ホンモノのブルームーンストーン」なんだろうなぁ……。

パロマ・ピカソのネックレス

ネックレス(パロマ・ピカソ 1990年)

 パロマ・ピカソがデザインした、巨大なクンツァイトのネックレス。石の大きさは脅威の715カラットです。

巨大な宝石なので台座もすごい
5周年ネックレス(パロマ・ピカソ 1985年)

 デザイナー就任5周年のネックレスもたいへん華やか。色数多いのにバランス取れててすごい(小並感)。

実用性は大丈夫か? コーヒーポット

コーヒーポット(エドワード・C・ムーア 1886年)

 銀製のコーヒーポットは蓋にネフライト、胴体に真珠があしらわれています。

「これ、熱いもの入れて真珠は大丈夫なの?」
「さぁ……どうだろう……」

――なんて会話を母と繰り広げました。いや流石にインテリア用で実際にコーヒー入れたりしないとは思うんですが、妙に気になる一品でした。

ティファニーと言えばランプシェード

……というアンティーク好きな人も安心。ルーム5に名品が揃ってます。

トンボのテーブルランプ(クララ・ドリスコル 1902年-1906年)

 はぁー、やっぱトンボのテーブルランプはすごいですねぇ。羽はデフォルメされることなく小さなガラスでつくられていて、平板なガラスのあいだにカボション型のガラスがリズミカルに配置されてるのが素敵。シェード全体のシルエットがキノコみたいなこともあり、総じて印象は「可愛い」になります。

バタフライ テーブルランプ(1898年-1902年)

 こちらはオープニング映像にも使われた蝶のランプ。色合いは正直地味なんですが、フレームの「ひねり」が優雅でいいのです。

イエローローズ フロアランプ(1902年-1910年)

 全部紹介するのはもったいないので最後に大きなフロアランプを。シェードの内側をのぞき込むと、スタンドからシェードに向かって伸びる骨組みに目を奪われます。

内側も隙のない美しさ
土台も優美ですねぇ

夢の世界ショーウィンドウ

 ルーム6はティファニーの様々なショーウィンドウを再現したコーナーです。そのひとつひとつがタイトルどおりの「夢の世界」。中には動いたり色が変わったりと動的な仕掛けが施されたものも少なくありません。

 このあたりからiPhoneの充電がかなり心もとなくなってきましたが、カメラアプリはずっと起動しっぱなしです。

海の宝物(2022年)
写っていないが背景で泡が動いている

 いちばんのお気に入りは2022年の「海の宝物トレゾール デ ラ メール」。ムーンストーンはクラゲの半透明感を出すのにピッタリだと思います。

ラ メドゥーサ(クラゲ) ブローチ(ジャン・シュランバージェ 1967年のデザイン)
ダイヤモンド アイスバーグ(2016年)
川と花火の映像が絶えず動いている
ジュエリーの後ろにニューヨーク
ストップ!(2017年)
問答無用のインパクト
オン アイス(ジーン・ムーア 1957年)
カクテルがモチーフ

ティファニーで朝食を

映画の冒頭でヒロインのホリー(オードリー・ヘップバーン)が着ていたジバンシィのドレス
正面ではなく背中側を見せる配置が心憎い

 ティファニーと言えば絶対に外せない映画ですね。

 ルーム7は円形構造になっており、中央に映画館のような座席が並べられています。この座席、土台が回転するので座ったまますべての展示が見られるようになっています。

資料映像

 とはいえケースからは距離があるし、回転速度はゆっくりなので、資料映像以外は座席に座らないほうがじっくり見れます。

歌曲賞と作曲賞のオスカー像

 個人的にいちばん良かった展示品は最初に挙げたジバンシィのドレスなんですが、その他の衣装、ホンモノのオスカー像や映画ポスターなど興味深いものが多いです。

日本公開時のポスター

フレディ・マーキュリーの口髭コーム(!?)

口髭コーム(1978年-1983年)

 展示品でいちばん衝撃的だったものです。

 ルーム8はスポーツのトロフィー(写り込みすごくてご紹介できません、ごめんなさい)や各界のスターが身につけたジュエリーが展示されているのですが、その中で口髭コームがひときわ異彩を放っていました。

 展示されているのはフレディ・マーキュリーが所有していたものですが、解説の年代表記を見る限り特注品というわけではなさそうです。

……ティファニーっていろんなもの作ってるんですねぇ(小並感)。

ダイヤモンドとパールのブレスレット

ブレスレット(1866年)

 ルーム9は名前のとおり、ダイヤモンドのジュエリーが集結した展示室です。

 展示品の製作年代は幅広く、19世紀のものから21世紀のものまであります。カラーストーンと比べて石が小さめなので、繊細なデザインが多いです。

 中でも私のお気に入りは19世紀半ばのブレスレット。金の編み地にダイヤの縁取り、カーブを描く花と葉の配置がインド刺繍リボンを連想させますね。

ダイヤモンド研磨の様子

 ルーム9では先述の通りダイヤモンド研磨の様子が見られます。セッティングの職人さんと異なり研磨の職人さんはルーム9の中央に作られた閉鎖空間(ガラス張りの窓はある)の中にいて、ときおりこちらに気づいて道具を指し示すぐらい。

 今振り返ると、研磨の機械は危険だし音も凄そうなので閉鎖空間にいたのかな、と思います。

左:原石
右:研磨後

ザ ティファニー ダイヤモンド

 展覧会のトリを飾るのはやはりティファニーダイヤモンドです。

ルーム10の様子
プロジェクションマッピングの映像と
音声解説が絶えず流れている

 大きな空間の中央にぽつんとひとつだけケースがあり、その中に五羽の小鳥に囲まれた大粒のイエローダイヤモンドが鎮座していました。

ザ ティファニー ダイヤモンド
(1878年購入 2022年再セッティング)

 飛び回る小鳥たちに全く負けていない存在感。周囲が暗くなると本当に宙に浮いているかのようです。

 過去に見た「バード オン ア ロック」デザインも好きですが、最新のこのセッティングは更に素晴らしいです。このまま天へと上昇していっても驚かない。

裏を見ても美しい
ちなみにペンダント・ブローチ両用

 iPhoneの充電は10パーセント切ってましたが、こんな機会はそうそう無いのでダイヤの美しいさまを写真に撮らんと奮闘。でも暗い室内でピンポイントに照明当てられたジュエリーってスマホでピント合わせるのがとても難しいんですよ……!

 私以外にも「上手く撮れない」と嘆く声がけっこう上がってました。

これはひどい仕打ち

 撮れたと思ってもiPhoneが勝手に変な補正掛けるし(Liveオフでなくループにすると補整かかりませんが動画扱いでnoteに貼れない)、最終的には別アプリ(VSCO)の撮影モードを使いました。


ギフトショップ

 ルーム10を出ると最初のロビーに出て「あれ、ショップ無いのかな?」と思いましたが、隅のほうにちょっとした待機列ができていました。

 実はこの時はまだアプリのマップ機能に気付いていませんでした……。

 コインロッカーから荷物を出して並ぶと、しばらくしてLINEでの整理券を登録(と展示のアンケート)を促されました(1グループにつきひとり登録でOK)。

 整理番号を貰うと列から解放されたので、アライバルホール内のソファに座ってLINEの通知が来るのを待ちます。

 呼び出されたらショップのエリアに通されたのですが、ショップの面積も思ったより広くないし壁側にガラスケースがあるしでデパート内の小規模なブランドショップと雰囲気ぜんぜん変わりません。

 展覧会オリジナルも通常商品も当然ながら高額。イヴ・サンローラン展のトートバッグが8000円なの高かったなぁ(買って良かったけど)、というレベルではありません。

 そもそも図録が13,200円なんですが、80万円越えの限定グッズなんて聞いたことないです。結構な時間入場待ちしたけれどポストカードだけ買って帰るのも気まずいんですよね……。

 なにせ終始黒服イケメンがひとり付いてくる。

 ショップ内の客も私と母含めてせいぜい2、3グループ程度だったのですが、人数制限してたのはこのためだと考えると納得できます。

 最初は(ポストカード以外で一番安い)岡山デニムのポーチだけ買おうと思ったのですが(図録は重いと聞いていたので通販しました。現在到着待ちです)、「もう買われるものはございませんか?」と言われて「じゃあもうちょっと見ます……」と押し負けてしまいました。

 とはいえポストカードは単品売りがティファニーダイヤモンドしかないし、ちょっと気になってたオープンハートの印伝がま口は展覧会開始から一週間程度で売り切れたようで、黒服イケメンの口ぶりでは再入荷もなさそうでした。9000円って展覧会オリジナルグッズの中では岡山デニムの次に安いからなぁ……。オープンハート柄可愛かったし。

 既に展覧会グッズの大半はティファニーの公式オンラインストアで通販してるんですが、値段が十万単位の品がオンラインで売り切れだったので会場にまだあるのをこれ幸いと買っていった方もいらっしゃったようです。

 じゃあノートは、と手に取ってみると2万円以上するし、会場限定のうち1種は売り切れたと聞いて母子共々危うく変な声が出るところでした。

限定デザインのコーヒーカップ
小鳥も紛れている

 最終的にコーヒーカップの展覧会限定デザインが単品売りだったので(通常デザインは2客セットか5客セット)、定番のティファニーブルーを買うことにしました。描かれたイラストが素朴可愛いです。

 そしてようやく会計という段階でさらなる驚きが。

 支払い方法はクレジットカードのみです。

レジのようでレジではないスペース

 大事なことなので2度言いますがクレジットカード以外の決済方法は現金すら使えません。ポストカード1枚(330円)だけ買える人はメンタル強者ではないかと思いました。

 レジも無いので品物を黒服イケメンに渡し、ソファに座って待っていると合計金額が書かれた紙を出されるのでクレジットカードを渡し、更に待つとカードと限定デザインのショッパーに入ったグッズを渡されます。

 私はショッパーフェチのケがあるので限定デザインたまらんです。母のほうがサイズ大きかったのであとで貰いました。

 ショッパーの中にはティファニーブルーの立方体の箱。

 黒服イケメン、「心を込めてリボンを掛けさせていただきました」ときた。

 二人とも会計が終わると帰りのエレベーターまでご案内されました。母曰く「まさか展覧会のショップでブランド店の接客されるとは思わなかった」とのこと。

 もしかしなくてもあの黒服イケメン達の多くはティファニーの店舗に勤務しているのでしょうか……。

 今更ですが、黒服イケメン連呼してますがちゃんと女性の黒服スタッフさんもいらっしゃいます。やたら男性が多い印象ではありましたが。

銀の箔押しが美しい限定ショッパー
母と私が購入したもの
箱に掛けられたリボンも限定デザイン

 ティファニーの店舗には天地がひっくり返っても入れそうに無いので貴重な経験したな、と思います。


TOKYO NODE CAFE

東京タワーがよく見える

 展覧会帰りに8Fのカフェで遅めの昼食をとりました。平日だったこともあり、運良く窓際の席に通して貰えました。

エビのレッドカレー
私にはめちゃくちゃ辛かった
TOKYO NODE プリン
なめらかプリン系でとても美味しい

 カレーとプリンを注文しましたが、特にプリンはなめらか食感にトッピングのグラノーラのザクザクが混ざって絶品でした。


余談

 冒頭のとおり、展覧会に行ってきた直後にTVで「ティファニーで朝食を」を視聴できたのはちょっとラッキーだと思いました。

ルーム2のタペストリーふたたび
左はオードリー・ヘップバーンが着用したときのティファニーダイヤモンド

 ティファニー店内のシーンに当時のティファニーダイヤモンドがチラッと映ります(ホンモノかどうかは不明ですが、そうだと思った方が夢がありますよね)

 オードリー・ヘップバーンは映画の広報のために実際にティファニーダイヤモンドを身に着けています。当時は「リボン ロゼッタ」と呼ばれるデザインのネックレスで、ジャン・シュランバージェによるデザインです。

 ギフトショップにすら臆する私がティファニーのショーウィンドウの前に立つことは出来なさそうですが、夢の世界を思い浮かべながらクロワッサンを食べたくなるのは無理からぬこと、とお目こぼしいただければと思います。

虎ノ門ヒルズで買ったクロワッサン

ご紹介ありがとうございます!


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