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自作「ポメラ」用膝上テーブルへの道:①材料調達まで

 ポメラ用ケース完成後、本格的にDM250X Crystalで文章を打つようになったんですが、ちょっとした困りごとがひとつ。

 執筆作業の場所が安定しないせいで、ひどく打ち込みづらい事が多々あるのです。

 何しろ私の部屋はnotオーガニックで机の上はデスクトップと会社支給のノートPCが優先。必然的にポメラの定位置は膝上になります。

 ダイニングテーブルが空いてたらその上にポメラ置いて記事を書くこともありますが、どちらかというと一番はかどるのはリビングの一人掛けソファに思いっきり背中を預けてるとき。やはりポメラは膝上に置かれます。


問題点

 膝上に置いたポメラのキーボードが打ちづらいことです。

 椅子に腰掛けて膝が直角に曲がっているならともかく、脚がラクな姿勢を取ると途端に不安定になります。

 ダイニングテーブル以外で執筆しなくなれば、せっかく復活したnote記事執筆も早々に続かなくなるかもしれません。


解決案

市販のクッションテーブル

 そこで調べたのは、膝上でのPC作業専門の台です。寝転がりながらPC作業する為の台もあるのだからそれぐらい世の中に存在するだろう、と「膝上 テーブル」で検索したらたくさん出てきました。

 特に目立つのがクッションテーブル。読んで字のごとく天板の下にクッションがついたもので、取り外し可能なタイプもあります。お値段もそこまで高額ではありません。

 しかし気になったのは大きさ。繰り返しますが私の部屋はnotオーガニックなので、自室の奥地に持ち込んでまたリビングに運び出す、となると色々なモノをなぎ倒したり、そもそもインクタワー(そのうち語るかもしれない)と巨大本棚の間に引っかかるかもしれません。

 なら、家にあるモノで代用できないでしょうか。

仕事猫ぬいぐるみ付属のアームレスト

仕事猫のアームレスト

 仕事猫のぬいぐるみに付属していたアームレストはポメラに対して奥行きが足りなすぎました。

自作透明ポメラケース

いつもの自作ケース

 当たり前ですがサイズはぴったりで、裏返して使うとポメラ本体が滑らずいい感じです。ただ、テグスやプラスナップが膝に当たるのが気になります。特に夏場は肌に食い込んで痛そう。

お節の蓋

お節の蓋(さすがにクッション敷いた)

 今年の正月ぶんを何かに使えないかと思って取っておいたものです。平面なのでいちばんテーブルに近いですが、これも当然脚に食い込むわけで。また、蓋の縁が手首に食い込むのも作業効率を下げそうです。

 また、蓋が傾くとポメラが滑り落ちるのも問題。落下からの故障は絶対に避けたいです。

つまり、自分で膝上テーブル作るしか無いな!

――という(いつもの)結論に至りました。

 私が要求する仕様は下記の通り。

  1. サイズはA4程度

  2. 膝に乗せても痛くない

  3. 天板の角が手首に食い込まない

  4. ポメラが滑り落ちない

  5. 市販品を超える出費が無い(重要)

 最後はポメラ用ケースを踏まえた目標です。あれ結局材料と道具で純正ケース以上の金額が飛びましたから……(別の用途で買ったものの転用はノーカウントとします)。

 クッションは不要と判断しました。用途上自宅でしか使わないから、いざとなったらぽてだんクッション(亀甲貞宗)を下に敷けばいいし。


製作方法の検討と材料調達

参考にしたサイト

 膝上テーブルDIYについて調べたら、わりとすぐに下記サイトにたどり着きました。ダイソーで売っているものだけでノートPC用の膝上テーブルを製作されています。

 有孔ボードとジョイントマットを貼り合わせ、放熱スタンドと滑り止めを付けるだけ。

 ジョイントマットにも穴を開け、通気性を確保するというのは目からウロコでした。膝上ボードでムレるのは考えもしなかったけど、言われてみれば確かに!

 作り方はこちらを参考にするとして、完成写真はけっこう大きいような……?

 そこで有孔ボードの詳細を調べましたが、やはり私の想定サイズよりかなり大きい。カッターで切れない材料は使いたくない、というか板を切りたくありません。

 そんな私の前に救世主が! 上記は各100均で売られている有孔ボードの比較記事です。数値データだけではなくペットボトルを横に置いた参考写真があるのでサイズがイメージしやすいのが有り難い。

 どうやらセリアかキャンドゥだとぴったりA4サイズの有孔ボードがありそうです。

材料調達・セリア編

 膝上テーブルの材料は会社帰りにセリアで買うことにしました。有孔ボードと滑り止めはすぐに見つかったのですが、思いもよらなかった問題発生。

 セリアのジョイントマット、どれもサイズが小さい!

 大きい店舗なら大きいマットもあるのかもしれませんが、セリアに拘って交通費がかさむのは本末転倒というか。

 また、悩んだのが接着手段。参考サイトはジョイントマットと滑り止めを両面テープで貼り付けていますが、滑り止めの隙間から入り込んだ埃がくっつきそうだし、ボードとマットの接着強度も何となく不安なので接着剤を使いたいです。

 ところが滑り止めは塩化ビニル製、セリアで販売されている接着剤は軒並み軟質塩化ビニルをくっ付けられないときています。滑り止めが軟質なのか硬質なのか判断ができないうえ、ケース用に買ったビニール用のセメダインが軟質塩ビ以外の接着に使えるかどうかもわかりません。

 今考えればその場でセメダインをネット検索すればいいだけの話でした。

 セリア内で考え込んだ結論は「ジョイントマットの代わりに家に余っているライオンボードを使う。滑り止めについては後で考える」というもの。結局有孔ボードと接着剤だけ買って帰りました。

セリアで買ったものとライオンボード

 ポメラはノートPCと異なり放熱が無いのと(過去機種での経験則)、私はキーボード平置きで打つので放熱スタンドは不採用としました。

材料調達・ダイソー編


 帰宅後、家族に有孔ボードの使い道を訊かれたのでポメラ用膝上テーブルの構想を話しました。すると父が薄いライオンボードより家の廊下に敷いているジョイントマットの余りを使った方がクッション性があっていい、と言い出しました。

 ジョイントマットのジョの字も口にしてなかったのに本来の材料が出てくるとはビックリです。

 廊下のジョイントマットは私の部屋の前のがボロボロになりがちなので材料提供の申し出は丁重に辞退し、次の日の帰宅途中にダイソーに寄りました。

――ダイソーのジョイントマット、セリアのとはサイズが雲泥の差なんですが。

 セリアの有孔ボードは表面が白く塗装されていたので、それに合わせて薄い色のジョイントマットを買いました。

うーんデカい

 ここまでで総材料費330円です。次回から製作に入ります。


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