一期一会

私。仕事も介護、家でも祖父の介護、お休みの日もお友達さんの施設を訪ねたり…と、介護づくしな日々を送っていた時期があるのですが。


そういう雰囲気が漏れ出てるのか?
超高齢社会だからなのか?


私、とんでもなく方向音痴なんですが、見知らぬおじいちゃまおばあちゃまに、よく道をお尋ねされます。
ここ最近も、ありました。


「あの、ちょっと、」

「はい?」
と言いながら、私、方向音痴だよ、と思ってみる。

でも、もしや同じニオイがするから逆に安心してしまうのでしょうか。
その次に聞こえてくるのは、毎回、


「どーやって行ったらええんかなぁ?」


ちなみに私も10年ほど前とはいえ、引っ越してきた身なので、知らない道もまだまだ多いです。
でも、私。方向音痴だからこそ、自分の足で歩きまくって覚えるようにしています。
目的地までの道のりを、口ではよく説明出来ませんが、お連れすることは出来ます。
前までを知りませんが、この10年は、凄く変化が目に見えて大きくて、私が知ってるだけでも随分建物も出来たり、潰れたりしています。
道も、景色も、たまに来る人にとっては全然違って見えると思います。

「久しぶりに来てみたら…来たことあるんやけどなぁ」

で、大体、いつもこちらの都合で、

「そこだったら、一緒に行きますね☺︎」

と言うのですが、これ、ちょっと、申し訳ないくらい有り難がってくださるので、どーしたもんかと思っています。
中には、「あんたが大丈夫か?」と、心配して下さる方もおられまして。
でも、「私、方向音痴なんで、お供しますね」なんて言われたら、不安になるだろうし。


先日は、手話の得意なおばあちゃまにお声をかけていただきました。
会話しながら、ずっと手も動かされていました。
ご自身は、耳の良い方でした。

この日もまた、一緒に歩く流れになって、
「大丈夫か?あんた、どこの子や?」
と、心配していただきましたが、そのおばあちゃま、歩き出すなり、「お気をつけて」を言うまで、たくさんお話してくださいました。
とても楽しい時間でした☺︎


その数日後にはまた別の、今度はまた見るからに優しそうなおじいちゃまにお声をかけていただきましたが、ほんの少し、立ち止まって思い出トーク☺︎
なんとも寂しそうなお背中が印象に残っていますが、
でも、
それ以前にお出会いした方々とも、
私はいつも受け身の姿勢なので、もし、声をかけてもらわなかったら、迷ってることにすら気付かず、ただ通り過ぎてたんだろうな、と、思ったりします。


ゆったり呼吸して、学びを止めず、視野を広げていきたいな、と、思ったのでした。


今日もなんのこっちゃな私のつぶやきにお付き合いくださり、ありがとうございました。

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