【序文】北欧デンマークに学ぶ最高のワークライフバランス
はじめに
本書をご覧いただき、ありがとうございます。
わたしは、デスクワークの会社員として働きながら、デューク更家のもとでウォーキング理論を学び、ウォーキングの講師をしているものです。本書は、ウォーキングのすばらしさをデスクワークに従事している多くのかたに見直していただきたい、そして、ぜひ、わたしのウォーキングのレッスンにぜひ足を運んでいただきたいという想いより書いています。
本書のテーマは、
「ワークライフバランス」、生活と仕事の調和
一度は耳にしたことがある言葉と思われます。
私事になるますが、10年前に仕事と過労で倒れたことで、ウォーキングを本格的にとりいれ、仕事を休まずに乗り越えることができ、そしてさらに、元気だった両親が倒れて入院して、ワ―クライフバランスを崩しそうになりながらも、仕事を休まずに最小限におさえ、持ちこたえることができました。
これはひとえにウォーキングのおかげです。
さらに若いころに世界一ワ―クライフバランスが良いとされるデンマークに留学した経験も、わたしのワ―クライフバランスのとりかたに強い影響しています。
「デンマークなぜワークライフバランスが良いのか?」
を見てみると、多くの方の考えるワークライフバランスの考え方とは認識が異なって見えてきます。
一般的に知られているワークライフバランスは、8時間仕事をして8時間プライベートにつかって8時間しっかり寝るようなことがワークライフバランスだと考えているようですが、この考えはワークライフバランスの1面でしかありません。
より良くワークライフバランスの本質の理解を通して見ることで、仕事にも生活にも役立つことにつながります。そのベースに歩くことウォーキングをおくことで、ワ―クライフバランスを作りやすくなるのです。
近年、日本では「少子高齢化に伴う人口の減少」「育児・介護との両立など、働く人のニーズの多様化」などの状況に直面し、ワークライフバランスが見直されています。厚生労働省が主導して「働き改革」(正式名称 「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」)を行われています。
会社員として働いていて、確かに残業の時間は減り、有給休暇を取得しやすくなった空気は感じます。しかし、全体としての生産性は落ちているのではないかと危惧しています。
デンマークでの賃金労働者は残業なく1週間の労働時間37時間と世界一短いですが、国民ひとりあたりの生産性を示すGDPは世界第10位(日本は26位)です。労働時間は短くても、一人一人の生産性は高いのです。
日本は人口が多いので、全体の生産性は高いですが、一人ひとりの生産性は確実に低下しています。このままでは日本の国際競争力もなくなってしまうとう危機感があります。しかし、同時にデンマークで生活してたくさんのデンマーク人と接した日本人として、日本にはもっと一人ひとりの潜在力はまだまだあると感じています。
デンマークのワークライフバランスが良いのは、理由の一つとして、政府主導ではなく、個人のレベルで意識が高く文化として浸透しているからです。いかに心地よい環境をつくるかを個人ひとりひとりが生活と仕事で実践し、政治に関心をもって、行政にも影響をあたえています。
現在の日本に求められるのは、政府や行政、会社に頼るのではなく、個人レベルで一人ひとりが、本当の意味でのワークライフバランスの知識をみにつけ、実践していくときだと思います。
本書は、大学の専門家が書いた知識の上のワークライフバランスやデンマークを勉強する本ではなく、ウォーキングを取り入れてデスクワーカーとして20年働いた経験の中から培ったワークライフバランスの実践書にしたいと考えました。
この本では、ワ―クライフバランスの基である健康をベースに、わたしが幸せ先進国デンマークでの経験とデンマーク人の書いた書籍から、日本で働くビジネスパーソンがワークライフバランス向上に役立つと感じたものを日本人にあった形で、例をあげながら紹介します。
とりわけ、デスクワーク・オフィスワークをしている人向けにワ―クライフバランスの土台である、運動・食事・睡眠を中心に紹介していきます。
さらにデンマークで経験とデンマーク人が書いた本の中からも人生を幸せにすることができるヒントとして紹介します。
これらのレシピの中から、あなたのライフスタイルに取り入れられるものをピックアップして実践すれば、生活の質が向上するはずです。
ワークライフバランスが理想のかたちに整い、慌ただしい生活にも癒しと幸せを感じやすくなるはずです。
ぜひ、楽しみに最後までお付き合いください。
JUNJI MORIYA
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