トットリ

本日は、書いたことのない旅レポ風記事を書こうとして書けていない、なりそこない記事をお送りしています。

砂場にきました。
GWであろうと夫はどんな渋滞も高速を降りたり乗ったりしながら華麗にスルー。でかした!

予定通りお昼前に着いたので、まずはお昼を食べます。
白米の白いところがぜんぶイカだったらいいのになぁ、という全国のイカラバー達が一度は抱く願望を叶えた、盛り盛りのイカ丼です。

ホタルイカ 生々しくて 目をそらす

ご飯、山盛りで下にあるんだけどね。ご飯層を掘ると、イカがざぁーって。雪崩みたいに。
イカの雪崩見たら、誰だってスノボしたーいってなりますよね。

晶子では 足りない会計 白目むく


箸袋には与謝野晶子。ちょっと切ない詩でスンとなります。イカの死体で滑りたいだなんて、不謹慎でした。

死にたてピチピチのエビとイカを食べ終わって店を出る頃には、長い行列。やはり渋滞は華麗にスルーできました。

ところで私、さっきスノボしたーいってなったわけですが、この時期スノボは国内では難しい。
ふと食べかけの丼を見ると、茶色の漬けイカゾーンの雪崩は砂丘っぽくて。

滑ってきました。

斜度30度超えの坂を、ブレーキなしで滑走してきました。

滑る人 見えてないのは 急だから

なんか最初はみんながコケまくる中、うまく滑り降りられたのですが、うまくいっちゃった自分を疑い出してからは全然滑れませんでした。

斜面で一回転。
痛くない。痛くないのですが、砂は雪じゃないので溶けません。

昔「おぼっちゃまくん」という漫画があったのをご存じでしょうか?
おぼっちゃまくんは、いつ誘拐されてもいいように、身代金対策として鼻から耳から肛門から、黄金を出しまくるんです。

まさに彼のように、今わたし、穴という穴から砂が出てきます。
コスプレじゃないですよ。
明日水木しげる記念館行くから、砂かけBBAを事前に仕込んだわけじゃないです。

息子はなぜか一度も転ばず無傷です。お手本扱いされていました。体幹お化け。

母は口の中までじゃりじゃりなんですけど、そのまま梨スムージーとして摂取しました。うん。さすが鳥取の梨。
ジャリジャリフルーティー!

濁音ひとつでこんなに爽やかさが損なわれるのかと、ひとり驚愕しております。

いと旨し 梨の風味と 冷たさと
ただひとつだけ 砂さえなければ

我が家の構成は体力バカが2と普通のバカが1。

個人的にはもうじゅうぶん砂丘活動したと思っていたのですが、体力バカ達が砂場目掛けて走って行きました。
構成的に常識を説く担当が不在なため、まずはボードを無傷で切り抜けた息子の全身を一度砂に埋め、オールサンド状態にして遊びます。

右端に 息子の青い 肩先が

その後、体力バカの付き添いで私も巨大なお山を登る羽目になりました。登ったら降りなきゃ帰れません。

馬の背には先ほどのボードの急坂を凌駕する、ほぼ壁な坂道があるのですが、皆さん思い思いに楽しみながら降りていきます。
走ってみたり、砂を蹴散らしてみたり。

連続前転で降りて、そのままオアシスに突っ込みびしょ濡れになる人は息子以外にいませんでしたが。

夕暮れ時になり、助手席に座る息子の頭からティンカーベルかと見まごう光の粉が舞っています。
いっそ空飛んでついてきてくれたら、車内が砂地獄にならずに済んだのに。

で、予定通り、滞在予定時間をオーバーしてお宿に向かうわけですが、まぁすごい渋滞で。
華麗にスルーするため田舎道を走ります。

本日の予定は、この後夕食→夜中まで木工作業となっております。

私には移動中にファミリービデオを編集するというミッションがありそして、支離滅裂なここまでを推敲できる気がしないため、本日はこれにて失礼いたします。

この記事が参加している募集

今日やったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?