通貨の循環を良くしたいと思ってること【私が勘違いしていたフローとストックの話】
ストックは資本の蓄積を意味しており、
フローはそれが市場を貫流する量を意味します。
・・・と思ってました。
もちろん経済学的には違う意味です。
(そうだよね)
例えばマネーサプライはストックに該当しますし、GDPはフローです。
ただの性質の分類なんですよね。
こういうとこにディレッタントの弱点があります。
物理学的な意味に引きずられました。
ただこう思ってたんです。
フローの量を増やすことによって、ストックが一定のままでも、経済成長を起こすことが可能だと。
同じ100億円を1年で1周しかさせないか。1年で10周させるか。
元手は同じ100億円。だがGDPだと後者は前者の10倍になります。
要するにマネー量が一定でも回転数が多くなれば、実質的に経済は大きく成長したということになります。
そのためには通貨の性質を現在のそれとは変えるのが早い。
シルヴィオ・ゲゼルの時に出た話のように、
使用しないと期限切れが来たり、
使用されると期限がリカバリされたり。
現時点では、
基本的にケインズ政策による計画的陳腐化インフレ以外で、
お金の価値が自動的に目減りするなんてことはありません。
だからこそ貧富の格差が増大してしまい、
結果として経済成長率が鈍化してしまう。
なにせお金はあるのです。
重要なのはそれが購買に使われないこと。
だからいつまでたっても賃金は上がらず。
だからいつまでたっても日本は貧乏なまま。
経済成長率も先進国最低のまま。
さて、ではどのような通貨の性質を導入すべきでしょうか?
通貨の性質を変えない限り、
(・・・・考え中)
例えば、現時点でもビットコインのように勝手に発行されてる通貨は存在します。
ただしビットコインには分配の機能がありません。
資本主義は放っておくと、どんどん格差は拡大します。
お金は集まるのが大好きで、なるだけ一か所に集まろうとします。
(トネガワ社長も言ってましたよね)
そしてそれ以外のところからは無くなっていきます。
普通は国家が税金で富めるところから取り、
貧しいところに配るようなことをします。
それでバランスを取ります。
(うまくいってるかどうかはともかく)
しかしビットコインのような国家を持たない通貨には、それができません。
いつか、たった1人の人間がすべてのビットコインを独占して、
その瞬間に、ビットコインの価値はゼロになります。
たった1人の人しか持ってないのなら、交換価値もゼロだからです。
ビットコインは必ず自滅する通貨なのです。
まあ、実際どうなるかはともかく、誰かの介入が入った時点でビットコインの売り文句であった「誰にも管理されない通貨」という看板は終わりです。
こういうのではダメです。
短いですが、今日はこれくらいで。
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経済的知識が未熟なせいで間違っていたらごめんなさい。
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