ウィッチブレイド（２００６年）【ママが。ママがっ。ママがっっ！！「ア、ニメっ紹介っい、サイキックラヴァー♪　ふぅっ」ママがはっちゃけているところを目撃した娘の図】

ゴンゾが誇る、やらかしアニメのひとつ。
旧ゴンゾはやらかした作品が多いアニメ会社ですが、
これも期待値高めの外角かなり高いボール。
バッターが２塁にイケるくらい。

いや、期待値は高いんです。
原作がアメコミで、
エイリアン的なものに感染したムチムチの女性が、
プレデター系戦士に変身して、
悪をバチバチにしばき倒すという系。

それを日本アニメの力で魔改造。
画像を見ると「こりゃあ売れそう」となるのですが。

ウィッチブレイド（全24話）

しかも、ライバルキャラもすべてムチムチ女性。
しかもプレデター的に圧倒的強さなので、
見た目の過剰なエロみがそぎ落とされ、
変身して戦うその姿には、くだらない媚が感じられない。

エロい　→　ヤバい、になって、
気がついたら悪が圧倒的全滅している。
その強さは、もはや善とは言えないレベル。
ダークヒロイン、ダークヒーローの部類。

「売れる。絶対に売れる」と思って、

↑　これはこの人が作ったオリジナルトレイラーみたい？
もう予告動画とか残ってないのかな。

でも、なんか。
バトルシーンが期待したほどない。というかない。
いや、画質崩壊でもいいから、描いてくれればよかったんだけど、
人間ドラマ中心になってる。
やはりバトルシーンは金がかかるから敬遠されたのでしょう。

昨今、フリーレンが大流行していますが、
あれは原作を読むとほとんど立ち絵。
派手な動きが少なく、セリフや会話で話を盛り上げていくスタイル。
要するに低コスト向きの話なんです。

まあ売れてるので予算は皮肉にも出たみたいですが。

逆に、ウィッチブレイドみたいな作品は、バトルシーンの流麗さがカギとなる作品。
そういうコンセプトなのに、予算不足でバトルシーンを描けないのは本末転倒。
竜頭蛇尾に終わってしまう結果となりました。

その人間ドラマも、母娘の愛を描いた系のもので、
ハッピーエンドでもなく、感動も酷い言い方をすれば、
どこかで体験したこと観たことあるような話。
期待値高めから落ちていくだけの作品と成り果てました。

しかし、下には下がいるので、
これはまだマシな方です。かなりマシです。
どこかで観たことある感動と言っても、いちおうは泣ける話ではあります。

いったい何を観させられたんだ、と怒るほどではない。
同じゴンゾ作品だとラストイグザイル２とかに比較すると、
がんばって責任を果たした作品だとわかりますね。

でも、もうちょっとバトルシーンを増やして欲しかった。
もうリメイクとかもないだろうし。

サイキックラバーのノリノリ主題歌が、これまた知られてない。

↓　旧ゴンゾの他作品の記事をリンクするの忘れてた。

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