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【後編・流産の記録】初めての妊娠、初めての流産

前編では妊娠判明し、中編では流産が確定した経緯を簡単に綴りました。
前編
中編


いよいよ。

12週目にいよいよ動きが。
12週1日

日中腹痛を若干感じながらもなんなく過ごし、夜にお腹が痛くなり、より赤に近い出血に。

寝られないくらいの腹痛を感じ、数回起きました。

なにかきそう、と感じて一度トイレにいくと、柔らかく3cmほどの血の塊がどぽんと落ちる。
(今思えばもしかしてこれが胎嚢…?でも他の塊と全く見分けがつきませんでした)

12週2日
翌朝は少しお腹が痛く、生理痛程度の波が数十分に1回くる。
気分転換に1時間ほど歩き、気力や体力が落ちていたけれど普通に過ごしました。

お昼過ぎに腹痛の波が5分に1回くらいとどんどん短くなる。ちょっと声を出したくなるくらいの痛み。

多い日の生理くらいの血液の量がでるように。
まだまだこれからなのか?今どのくらい出たんだ?まだどれくらい残ってる?と誰に聞いてもわからない疑問をずっと抱きながら横になっていました。

夕方ごろは唸るほど腹痛が来て、出血してそうだなと感じながらも30分ほどじっとしていたら、ナプキンを通り越してズボン、念のためにひいていたバスタオル、クッションカバーに染み込むほど出血していて、トイレに直行。
その直後にトイレで(体感)5cm以上の柔らかい黒っぽい赤い血の塊が6、7こでる。。(出血していたらトイレに行くのがベスト!)

洗濯ものがこのままだと増える。。と思い、反省を活かして汚さないようにとバスタオルを巻いて床の上に直に座って過ごしてみることに。

なるべくおとなしくして30分に一度トイレにいき、いっぺんにドバッと出す作戦を2~3時間繰り返しました。

(病院によっては赤ちゃんだと思われる塊を持ってくるよう言われますが、私の先生は「できたら持ってきて」というスタンスでした。それよりも出血が多く塊がたくさん出るので全く見分けがつきませんでした)

晩ご飯の19時ごろは腹痛がなくなりました。

大丈夫?と夫が傍で声かけてくれるだけでありがたい。
あとどれくらい出血するのかが全く分からず、ベッドを汚すのが怖くて床で寝ようかと考えていると隣で一緒に寝るよと言ってくれてその優しさに救われました涙

結局翌日は仕事なので普通に寝たいと思い、夜寝ている間も出血が多いことを想定していらないビニール袋を履いて防水性のズボンを履き、バスタオルを敷いて寝ました。

12週3日
翌朝、逆に出血がほとんどなくびっくり!いっぺんに出す作戦が良かったのかな?昨日の腹痛が嘘みたいに朝は好調!

普通の生理少なめの量。昼用ナプキンを使わなくてもいいくらい少量。
でもお昼過ぎから徐々に痛みが、、、
まだ腹痛はあるものの血の塊は出ず、全部でたのかなぁ?
この日は会議がなくデスクワークだけだったので仕事をしつつも安静に過ごしました。
なぜか無性に甘いものが食べたくなったりお腹が空きやすい。

(おそらく流産と言われるものはこのときには終了)

12週5日
2日後、少量でほぼ日中もぽたぽた出る程度でした。
ただ、夕方過ぎにやはり腹痛が、、、日中に腹痛がないだけ仕事ができるからありがたいけど。。

いつまで腹痛はあるのだろうか、病院はいつ行こうか悩む。

夜には再度腹痛があり、比較的多めの出血…  まだあるのかな?

ほぼ出血ない状態で腹痛もなし。  今度こそ終わったかな?

腹痛はないけれど、ぽたぽたと出血が。。  終わったと思ったのにまだ出るのか!?

というのを1週間近く繰り返す。地味に気が抜けない。長い。

完全に不正出血が収まったのは確か流産をして半月後。

病院で子宮のなかを確認してもらい、ほぼほぼ全部出し切っているので生理の周期が正常に戻るまでは基礎体温を測るように言われました。

その後:その時は悲しくても、意味があったのかも。ととらえられるように

そのあと約2か月は体温が安定せず、ホルモンバランスは乱れていました。
生理周期が正常に戻るまでに思ったよりも時間がかかりました。

赤ちゃんを外やSNSで見ると悲しくなって、順調だったらいまごろは 、、と考える日々。

親になるのは簡単ではない。
子が親にさせてくれるのであり、親になりたければなれるものではない。

今回はまだ形もなく、心拍も確認できない状況だったけれど、心拍が確認できたあとの流産だとさらに悲しいんだろうなぁ、、

ただ、今回をきっかけにいろいろと学びました。
そこまで不摂生なライフスタイルではなかったけど、いかに日ごろお酒に浸りすぎていることや(たぶんこれが今回の一番の原因)、身体が硬すぎていたり、添加物などなにも考えずにおいしいと思うものはなんでも食べていたりとまだまだ健康に気を遣う余地がたくさんあることがわかりました。

知識つけてしっかり身体作っていこうとスタートに立てた気がしました。

与えられた時間の中でしっかり準備していこう。
ちゃんと次は妊娠できますように。。

【今回の経験から学んだことや教訓】
・基本的に自然に排出されるので「念のため」といわれた検査は断る(絶対と言われたら先生に従った方が良いと思います)
2024年追記:ただ、最近は早めの処置を勧める先生も多くいらっしゃいます。壊死した胎芽が長く滞在することによる母体へのリスクもあるとのことです。これはセカンドオピニオンや、しっかりと先生の意見を聞いたうえで判断してください
・ネットで調べても個人差が大きいので、基礎知識程度に流産について把握したら、調べすぎない
・妊娠に至るまでのメカニズム(そもそも良好な卵子を作る方法など)は知っておくとよさそう
→卵子は排卵前の2か月が超重要。まずは2か月以上身体づくりをしてから妊活に入った方がよさそう。
・いつ突然出血があってもいいようにナプキンなどは準備しておく
・流産前や大量出血後も腹痛が続くので、場合によっては仕事を数日休まなくてはいけないことを職場に事前に伝えておいてもよいかも
・腹痛の兆候があればもうすぐ排出(もうすぐの尺度は個人差あり)
・在宅できる方は在宅で、トイレに頻繁に行くと汚れも少なくて済む
(個人的おすすめは基本じっとしてお腹や下半身にに力を入れないように過ごし、30分に一回トイレで出すルーティーン)
・すべてきれいにでれば子宮のなかをクリーニングしてくれたと捉えられる!
・お酒はほどほどに(超重要)


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――数か月経ち、生理周期も安定したタイミングで再び妊活を始め、現在は流産から1年以上経ちました。

その後、新たに命を授かりお腹の赤ちゃんは順調に育ち9か月に入りました。

ふりかえるとあの時は子供を授かる体内環境・タイミングじゃなかったんだと教えてくれた気がしました。

流産を通じて生理の血が今までよりも鮮やかになり、身体も柔らかくなり、添加物なるべく摂取しないで、体内がリセットされました。
適度な運動をし始め、生活環境も改善することができました。そして仕事面でもあの時に妊娠、出産していたらいろいろと迷惑が掛かっていただろうと思います。

これからもたくさん大変なことはあると思うけれど、夫婦二人三脚で、
すべて必然だったのかもとポジティブに捉え、最初の子のことを忘れずに、授かった尊い命を大切に育んでいきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます*

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