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3700g超のベビーを3時間半で出産できたときに心がけたこと

2022年8月に第一子を出産しました。この世界に誕生して早半年。

はやいなぁ・・・

妊娠中は「出産ってどういう感じなのかなぁ」といろんな記事や動画を見て心の準備をしていました。

noteでもいろいろな方の出産体験記を参考にさせてもらい、イメージを膨らませていました。

私の体験も少しでも参考になればと思い、出産直後に出来事や気持ちをわーっと書いていたので一部を抜粋してお伝えします。

半年間、初めての育児でずっと下書きに眠りっぱなしになったまま、いつになっても進められないので、思い立ったが吉日。えいやっと公開します。
相変わらずの拙い文章ですが、こんな出産体験もあるんだと読んでもらえると嬉しいです!

*心がけていたことだけを知りたい方は最後の方に書いています*

大きめのお腹で過ごした妊娠期間

まず初めに妊娠の期間全般に関して。

順調に過ぎていった妊娠期間。つわりも船酔いくらいで、大根と白菜の事を考えるとなぜか気持ち悪くなるという程度で済み、つわり期間が終わったらかなり楽に。(といっても仕事はフルリモートの仕事でも残業はきつく感じていて、特に睡魔にかなり襲われていたzzZ)

ただ、30週を過ぎたあたりから急にお腹が張るように。
よくあることみたいですが、特にお腹が大きくなってきたので、切迫になりそう、と薬が出される。

この薬の怖いこと!
飲んだら動悸が数分間止まらなくなり、手も震え、横にならないとしんどいほど。

果たしてこんな状態になっちゃうのに赤ちゃんにとっても大丈夫なのだろうか?と不安になり、いろいろと調べると、どうやら海外では飲まないものらしく(禁止している国もある?)やめたほうがいいと自分で判断し、どうしても張りがとまらない時だけ服用することに。
(服用しないと切迫早産になることもあるため、本当は先生に従った方がいいとは思います)

幸いにも正期産に入るころには落ち着いて、妊娠期間の中で一番と言ってもいいほど調子が良くなった。ほっ。

「このお腹の大きさじゃ37週に入ったらすぐ産まれるかもね~」と先生に言われていたのでどきどき。

そういわれていたのにも関わらず、入院の準備も全部そろえたのは37週直前(絶対早い方がいい)

早めに生まれそうといわれ続けた、予定日2週間前

「まだ産まれないね~、立派なお腹!」と37週に入ってから会うたびに先生に言われる。

エコーから赤ちゃんの体重を算出するとき、赤ちゃんの腹囲だけが突出して大きすぎて、毎回先生に「あれれ、先生の測り方が間違ってるかも」と2,3度測り直される。でも、何回測り直しても大きそうな我が子。

「多めに見積もって、生まれる頃は3300gくらいになっちゃいそうだから頑張ってね~」と明るく言う先生。

しかも尖腹(前にお腹が突き出しているタイプ)だったので陣痛促進剤を打たないとお産の時間がかかるかもしれないという説明も受け、出産の時間かなり長くなりそう~と身構える。

結局早めには生まれず、予定日前日

あれ?まだ産まれないよ~と言いながら毎日トイレ掃除から床の雑巾がけをしたり、もたもたとぺんぎんのように外をお散歩したりとこの日も朝からできる範囲で身体を動かす。

そうすると、お昼ごろおしるしが来て、着替えの時などで片足で立つ度になんとも言えない右の足の付け根の痛みが現れる。

関節が取れかけそうな、「ぴきーん」と「ごり」っという今までに感じたことのないタイプの痛み。体をどう扱っていいかわからず、変に力も入れられない。

なるほど。。出産に向けて身体がちょっと骨盤を広げたりと調整しているのはこういうことか、、、にしても痛い。
座った時にこの痛みがあったら動けない。お風呂一人で入れるかしら。
身体の変化にいよいよかな、とちょっとドキドキし始める。

ついに予定日が来ちゃいました

ついに予定日が来ちゃったよ!

なのになぜか前日のお腹の張りや関節の痛みも消え、普段通り。
おかしいなぁ。
お腹がまだ大きくなって皮膚が伸びているのか、37週に入ってから保湿をしていても急に搔かずにはいられないほどかゆくなってきたので病院でもらった薬をぬりぬり。
(妊娠線は最後の1ヶ月で一気にお腹が前に出てきたため出現。。涙)

おしるしは相変わらずほんの少しあるけど全然張りが少ない。。。

予定日はなにもなくいつも通り過ごし、夜には『ついに予定日を超えちゃったなぁ、明日も階段上り下りと散歩しよう』と日記に綴る。
寝る前、茶色いどろっとしたおりものっぽいおしるしがまた出てる。

この日に限って夫が深夜0時まで仕事をしてて、寝るのが遅くなる。

予定日をちょうど回った深夜、ついに

予定日が終わっちゃったなぁと思いつつ、ちょっと胸騒ぎ。

まさかこういう時(寝れない時)に来ないよね?と眠りにつきそうになりながら思ってた瞬間・・・・

「こつん」という音が。

ナプキンを当ててたので感触はよくわからなかったけど、トイレに駆け込み、生暖かいものが出ている感じがした。

これが破水?

特に陣痛っぽい痛みはなく、もっと大量にでると思ってた。破水なのか判断できないので病院に電話で状況を説明すると、入院の準備をしてきてくださいとのこと。

コロナ禍で立ち合いは分娩台に行ったときに夫のみOK(面会は全員NG)なので、家を出るときに母に「がんばってきてね、赤ちゃん楽しみに待ってるよ」と言われるけど、私今からこのお腹の中の子を産むの?実感なさすぎる…

と夢でも見てるかのようにあまりに自覚がないことに対してちょっと緊張しつつも出発。

家を出るときと、病院に着いたときに陣痛に入るのか?と思うほどの鈍痛が出てくる。

いよいよ出産!

病院に着き、陣痛室に行き、NSTつけたり、子宮口を確認すると4cm

20分後、点滴を打ち始め、陣痛が本格的にき始める。

ああ、気持ち悪い。でも流産の時くらいの痛みだなぁと冷静に考えながら横になる。

とりあえず吐く、吸う、力入れないことに集中しよう!!
日記にも『この時は痛みとかは全然覚えてない・・・笑』って何回も書いてる。

陣痛はもっと叫ぶほど痛いもんなんだと思って、どうせまだかかると思い、一旦帰宅する夫に「ちょっと痛いくらい。たぶんお昼くらいに呼ぶことになるだろうから寝ていいよ」とメッセージを送った直後、念のため子宮口を確認してもらったら7cmだと判明。

「もしかしたら思ったよりも早く来ないといけないかも」と夫とやりとりをしていると、なんとなくさっきと違うから結構来てる気がします、と助産師さんに伝える。念のためまた図ってみようと図ると、ほぼ全開。

全開と知った瞬間なぜかいきみたくなる。夫に「やっぱり寝ないで早く来てほしい!生まれちゃうかも!」と呼び戻す。

15分後、夫が病院に着くのと同時に分娩台へ行き、いきみかたを教わる。(つかむところとか力を入れるところは教えてくれたけど、ん?どうやるんだ?と結局どういきむのが正解なのかはわからなかった。笑)

よくわからないまま、とりあえず波が来たら深呼吸して息を吸い、踏ん張る

分娩台の両脇にバーがあってそれを握って引っ張りながらいきむんだけど、腕に力がすごく入る。ちゃんと力入れるところあってるのかもわからないけど、いきむしかない!助産師さんにあってるか聞くも、なんて答えてたかは覚えてない。笑 
夫曰く、結構「痛い」と言ってたよう。

30分いきみ続けるも「もう少し」ばっかり言われ、「まだ?!これ以上は気が持たない、もう力でなくなりそう…!涙」と思いながら、波が来ない時は時折気が遠くなる&なぜか眠くなる。笑

終わらせるしかないと気力だけで保っていたら「最後です!」と突然言われ最後の力を振り絞り、 「あ、お腹が出ない、もう一回!」と言われ、なとなく力んだら、誕生!(やっぱりお腹がちょい大き目ベビーだったみたい)

想像していたよりも赤ちゃんが大きくて、こんなサイズの子が入ってたの?!と思わず「わあ!」と声が出た。

終わった~と思ったのもつかの間、短時間だった&助産師さんの処置判断ミスらしく(後から知った)おしもがずったずたに裂けまくり。

隣で付き添ってくれていた夫も見ていて倒れそうになるほど出血多量だったそう。

その後は1時間かけて縫ってもらい、その間カンガルーケアや写真をたっぷり撮影してゆっくり。

部屋に車いすで運ばれ、夫は帰宅。

ふう。終わった。

なぜ比較的早く産めたのか?

いろいろな要因があるのかもしれませんが、個人的に良かったのかなぁと思うのは、ヨガをし続けたことです。
妊娠期間中におすすめしたいです、ほんとうにおすすめです。
毎日30分~1時間していました。

ヨガの良さは、体の柔軟性が良くなるのはもちろん(私はそこまで柔らかくはないけれどカチコチに硬いよりはマシ)
呼吸に意識を持っていくことと、力を抜くコツがつかめるから。
これが結構出産を楽にしてくれた気がします。

痛い!と力まずに「ふうううう」と痛みが来たらひたすら呼吸を吐く
たっぷり吐くことに集中すると、自然と息がたっぷり吸えます。

そしてその酸素を赤ちゃんに届けるという意識を持っていました。

呼吸を荒げると赤ちゃんが息ができない、自分の今の役割はしっかり呼吸を上げることだ、リラックスしよう、と自分に言い聞かせていました。

そうするとあら不思議、そんなに痛くないかも?
(実際、陣痛や出産の痛みは思い出そうとしても思い出せません。それよりも退院前の抜糸が死ぬほど痛かったです。。。涙)

なので陣痛が来たときはひたすら力を抜いて、呼吸を吐いては吸って、を繰り返すことに集中。
力を入れないことで子宮口が早く広がる手助けにもなります。

あとは、自分だけが頑張ってるんじゃなくて、お腹の中の子も一生懸命、外に出るために頑張ってるんだというマインドを持っていました。

お腹の子に「がんばろうね」「もう少しで会えるね!」と声をかけながら過ごすと自分一人ではない感覚でがんばろうと元気がでます。


なにはともあれ、出産は速さや遅さではなく、安全に産まれてくることが何よりも大切。

これから出産される方はリラックスして、お腹の子との初めての共同ワーク、がんばってください!^^


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