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君にこのデッキをシティに持ち込む勇気はあるか


はじめまして、もっこすです。
初めてのnote執筆ということもあり、拙い点も多々あるとは思いますが何卒暖かい目で見守ってあげてください。
(デッキ名称がとてつもなく長いのでここではミンチと表記します。
私のもう一つのペンネームであるミンチ人間、それといろんなデッキを細かく刻んで入れた事に由来する名前です)



制作に至った経緯

多くの方がおっしゃっているように海外の強豪プレイヤーであるTord氏からインスピレーションを得たデッキです。

(シャロンさんの動画で知りました、いつも助かってます)

このデッキ自体はEレギュが落ちる前なので現在は再現不可能ですが、ある朝目覚めた瞬間閃きました。




ゲッコウガexで代用できねぇかな…



リザードンexにゲッコウガexを混ぜた構築はそこそこあったので作る事自体は容易でした。

しかし

それではTord氏のような各カードがほぼ1枚の構築にはなりませんでした、
果たしてそんな構築でTordリスペクトを語っていいのでしょうか、私のプライドとチャレンジ精神が許しませんでした。
そうして作られたのがミンチ1号です。

変幻の仮面発売以前のレシピです

この頃からリザラインとゲッコウガラインを入れることが決まっていましたが回してみて気づいた点がいくつかあります。

・進化して即アド、もしくはアドを取れるポケモンでなければ回すことが難しい
・入れ替え札を採用していないので逃げるエネが3のポケモンはスタートした時に
 どかしづらい
・サイド落ち、対面で不要なポケモンが手札に溜まりやすく、
 ビーダルがあまり有効ではない
・マナフィを置くスペースがない…etc

書き出すとキリがないのでここら辺にしますがなかなか難儀でした
また、以下のような法則?が明らかになります

ポケモン→サポ→グッズ→ポケモン…のようにサイクルが回る状態でなければ思った通りのプレイができません、カードで当てはめると
ネオラント→ペパー→ポフィン→ピジョット→…
となります、なのでそれを意識して回す必要があります。たまにサイドでどうしようもなくなりますけど…

さらに変幻の仮面発売後はあいつがやってきます

やあ

こいつに先行を取られ、2ターン目からファントムダイブを決められると勝ち目がありません、どうすれば良いのでしょうか






せや






俺も使えばいいんや!!!!!!!!!!

逆転の発想 ミンチ5号

(デッキメーカーで作ってないのでいきなり5号ですが2、3はパオジアンとセグレイブ、パルキアが入ってました、4はワナイダーexとギラが入ってました)

試行錯誤の結果、最終的にこのデッキタイプが誕生しました、先2ファントムダイブは相変わらずきついですがいくらか希望はありそうでした。
さらに直前のCL札幌でミライドンが結果を残し、全体的にドラパルトが減っていたのでそれも追い風になりました。
ミライドンにはリザとゲッコウガが刺さるのでもし当たっても簡単に粉砕できます
ガハハ、勝ったな

一時期採用したが不採用にしたカード

入れては抜いてを繰り返したのでここに載ってないのも多くあります、細かく書くとキリがないのでざっくりと説明します。

・ワナイダーex
 いきなり何言ってんだって感じですけど理由が2つあります
 1つはリザをワンパンできること、もう1つはもし不要な対面でスタートして
 まってもとりあえず進化しておけばある程度の妨害として機能すること。
 もしリザが蔓延っていれば採用していたかもしれませんが、リザが数を減らした
 ので不採用、あとタマンチュラがドラパのおやつにされます。

・ビーダル
 とにかく手札が詰まるのであまり意味をなさないと思い不採用、タマンチュラ
 と同じくビッパが狩られやすいのもマイナス

・トドロクツキex
 強制気絶は青天井のないこのデッキでは魅力ですが悪エネを共有する相方がおら
 ず、加速手段に乏しく、逃げエネもこのデッキだと重いので不採用

・オリジンパルキア
 水を加速してかがやくゲッコウガで殴るのは魅力的ですが、同じ色のエネを
 トラッシュに貯めるのが思ったよりきつい上にスターバースやアルケミーを使
 う方が強いと判断、同じような理由でガブリアスexも不採用に

・パオジアン&セグレイブ
 今考えるとなんで入れようとしたのかわからない…セグレイブが進化して
 即アドではないので立ててもしょうがないことが頻発、パオも単体で役に立つ
 カードではないので不採用

・タケルライコex
 発想自体は面白かったカード、アルセウスで加速したネオラントやロトムを
 ネジキで入れ替えて青天井ドーン!がしたかったんですけど逃げエネ3かつ
 単体で機能しないので不採用、似たようなカードで扱いやすければ採用するかも

・オーガポン(いしずえ)
 単体で見た時の扱いやすさはかなりのものだが、強力な2進化でガンガン詰める
 このデッキとはいまいち挙動が噛み合わない。あと闘エネで優秀なのがあまり 
 いないのもマイナス。

・ガチグマex
 なかなか迷ったが結局不採用、理由は逃げエネ3と、序盤全く役に立たない点。
 とはいえカードパワーは高いのでエクのかるいしがもしあれば採用していたか
 もしれない

・ギラティナvstar
 これもギリギリまで迷ってました。ワナイダー、ドラパルトとエネを共有でき
 る上、進化前のアビスシークが有用なので結構ありでしたが逃げエネが重いのと
 エネ加速に乏しいので連発しにくいのが仇となり不採用に。


シティ当日のマッチアップ

ロスギラ       後⭕️
ゲッコウガピジョット 先⭕️
ルギア        先❌
ゲッコウガユキメノコ 先⭕️
サナ         後⭕️
ロスギラ       後⭕️

トナメ
カビゴン       先⭕️
サナ         先❌

ミライドンおらんやないか!!!!!!!!!!!

どうやらみんなミライドン読みでゲッコウガを使ってる人が多い模様
とはいえ特別不利なデッキもなく行けたのでまあよしとしましょう
ここからは軽く各対戦の様子を書きます、先手後手は正直あやふやなところもありますが何卒…

1回戦 ロスギラ ⭕️
ロトムVでスタート、おとぼけスピットで削られたロトムと育成中のドラメシアがげっこうしゅりけんで倒されて涙目になるもアンフェアを絡めてミストエネ付きのリザで暴れて勝利、ネジキでネオラントとドラメシアを入れ替えて無理やり殴るプランもありましたがそれをするまでもなかった。あと相手のプレミでガチグマを置いたのでそれを狩ったのがデカかった

2回戦 ゲッコウガピジョット ⭕️
確かヒトカゲスタート、デヴォとナンジャモを絡めた戦法に苦戦…しかし引きが最強だったので無理やり進化してゲッコウガを全滅させることに成功、と思いきやピジョットexが2回目のデヴォを発射、飴もなくなったので絶体絶命かと思われたが
手札にはライコウ、ネスト、メロコが…
ネストで山を確認したところ、ルミナスが一枚だけ残ってる模様、メロコでライコウに炎エネを貼ってドロー、見事ルミナスを掘り当て勝利。
一番危なかった試合でした。

3回戦 ルギア ❌
対戦相手 「ジニアアーケアーケ!!!ハイボで捨てます!!!!!!!」
俺 「あああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
それを抜きにしてもルギア対策が甘かったなとガタイで分析、負けるべくして負けた試合かもしれない…

4回戦 ゲッコウガユキメノコ ⭕️
噂には聞いていたデッキだったが実際に対面するのは初なのでガチ焦り
と思ったが相手の手札が芳しくない模様…急いでドラパルトを立ててユキワラシを全滅させることに成功、相手もアンフェアを打って逆転を狙いますがエネが引けず…そのままずるずると勝てました

5回戦 サナ ⭕️
相手はポフィンを2枚使って上々のスタート…と思いきやラルトスが1枚サイド落ちとフワンテが1枚サイドに…フワンテスタートだったのでそれをリザで倒すともうアタッカーがシッポぐらいしかなく、それも倒したのでもう望み薄になった模様、相手の投了で試合が終わりました。2回連続で事故で勝ってる気がする…

6回戦 ロスギラ ⭕️
どうも2番卓が両負けになり、繰り上がりで俺が全勝者とやることに
恐怖で全身が痙攣する俺、それとは対照的にトナメが確定しているので気楽そうにしている対戦相手。コワイ!
恐ろしいほどのぶん回りようでしたがアクロマ3枚使って1枚ロストに送っていたのでこれはチャンスとアンフェアで手札を壊滅、キュワワーをあまり立てない判断をとっていたのでなおさらに効果テキメン、これが決め手であとはリザで暴れて勝利、最後ガチグマの弱点が闘とは知らずに前にだしたのでそれをゲッコウガで仕留めました。



トナメ1回戦 カビゴンLO ⭕️

相手のスタートがピジョットVだったのでカビゴンLOであることを確信、こっちはできればゲッコウガexで殴りたいがアルセウススタート、どうしたものか…
ポッポやらヒトカゲやらを笛で呼び出されつつ、
なんとかアルセウスで殴りつつゲッコウガを立てるもミミッキュといしずえオーガポンが登場、やばい!そいつを忘れてた!
このデッキには非エクで殴れるのがドロンチぐらいしかいないので突破は絶望的…と思われたが山札を触りまくってるうちにあることに気がつきます。
「ミュウexで全部突破できるんじゃね…?」
そうとわかればハイボでミュウを出してエネを貼り、ダメージはなくともゲッコウガで殴ること自体はできるのでしのびのやいばで必要なカードをサーチ、そうなると相手もミミッキュやオーガポンを前に出すわけにもいかず…
最終的に、時間内に投了させるのは不可能と判断した相手がロトムを前に前に出したのでそれをゲッコウガで仕留めて終了、ギリギリでした…

トナメ2回戦 サナ ❌

ライムで3枚ドロー!!!!!!!!!!!!!!
ウヒョー!!!動けるぜ!!!!リザとドロンチ立てます!!!!!!!!!!
ついでにネオラントでペパーサーチしてもっと盤面固めてやるぜ!!!!!!!!!!!!!
あれ?そういや俺サポ最初に使ったような…あれ…



対戦相手 「ほえさけぶで180点、ネオラントで、対戦ありがとうございました」
俺 「ホワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」


アホなのか…?俺は…






回し方について

基本的な考え方
入れ替え札が緊急ボード以外採用されていないことから分かるかもしれませんが、ロストバレットのように器用に戦うポケモンを入れ替えて殴るデッキではありません。どちらかと言うと相手にデカブツを押し付け続けるデッキです。相手にボスラッシュを仕掛けるデッキ、と言った方がわかりやすいでしょうか。
なので極力たたかうポケモンをずっと居座らせ、その間に後ろを育てる…という戦い方です。

構築について
このデッキの構築を語る上で欠く事ができない要素として、サイクルの概念があります。
どういうものかと言うとサイクルを回すことでデッキのどのカードにもアクセス出来るようにするという事です、例として先にも述べましたが
ネオラント→ペパー→ポフィン→ピジョット→…
のようなサイクルです。しかしこれはあくまで1例であり実際はもっと複雑なサイクルを形成します、例えばペパーから大地の器に、器からエネルギーに、エネルギーがかがやくゲッコウガのドローに…というような感じです。
また、ドロー効果であるロトム、かがやくゲッコウガもランダム要素はありますがサイクルの起点となりえます。同じように殴りつつ確定サーチを行うゲッコウガexやアルセウスもサイクルの起点となります。
このサイクルを絶ってしまう、もしくは絶たされると一気に不利な展開に持ち込まれることになります、なのでこれを意識して回すと上手く使えるかもしれません。

展開の仕方
先述した通り、このデッキはボスラッシュを仕掛けるデッキです。
なので必要なことは相手のデッキを確認し、どのポケモンを使い、どの順番で出すかを考えること、そして必要なポケモンが山に残っているかのチェック、そして出したいポケモンが理想の順番で出せるかどうかです。
しかし順番に関してはある程度妥協しても大丈夫です。
このデッキを回す上でのコツは「スタートしたポケモンで戦うようにする」です
例えばリザードンexは基本、後半に出したいカードですがヒトカゲスタートの場合は無理にドラパルトやゲッコウガと交代せず、序盤からリザで殴っても問題ありません。もしもう一度リザで殴りたいとなっても、つりざおでリザと炎エネを山に戻してネジキでヒトカゲを出すことで無理やり出すことが出来ます。
サイクルが回っていればできない動きは無いと言っても過言では無いのであとは己のデッキを信じるのみです。不可能はありません。

具体的な展開例
理想的な初動としてはサイクルを回せるポケモン+次に出したいポケモン+スタートしたポケモンが並ぶといいスタートです。
例えばロトム+ライコウ+ケロマツ
のような盤面であればライコウのしゅんそくとそくせきじゅうでんで4枚のドローができます。その中にペパーかネオラント、それにアクセス出来るハイパーボール、森の封印石のどれかがあれば次のターンにはゲッコウガexが確定で立ちます。
あとは緊急ボードで逃げてゲッコウガで殴ってもいいですし、封印石でエネを持ってきてライコウで殴ってもいいです。
もしゲッコウガで殴ることが出来れば次のターンからピジョットを立てるのを狙いに行ってもいいです。
そのあとはアドリブと発想力でなんとかしましょう。

最後に

致命的なミスで負けたのはまあこのめちゃくちゃなデッキにはふさわしいのかな…なんて思ったりしています。
正直な話、このデッキはピジョット含む2進化をめちゃくちゃに詰め込んでもなんだかんだ成立すると思ってます(それで強い展開に持ち込めるかは別の話として、とりあえず立てるだけなら割とできます)
それを抜きにしてもライコウの枠を好きなポケモンに変えたり、ドラパルトを抜いて好きな2進化exを入れたりとなんでもできます、何より初見殺しで相手の判断ミスを誘えるのが一番デカいです。
どうせ全部ピン採用なのでネストとポフィンだけ買ってパックから出た中途半端なパーツで組んでも面白いでしょう、組んだ人の数だけレシピがあるのでぜひお試しあれ。

このデッキの対戦相手になってくれたやっぴい君(@ya_conlike)
そして何よりデッキパーツを新弾が出るたびにトレードしてくれる
とみぃさん(@tommy_momi)
には心から感謝します。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

追記(2024/05/07)
思ったより多くの方に読んでいただけたので簡単ではありますが回し方を記載しました、役に立つかどうかはわかりませんが…

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