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スタバの混雑具合からみる、日本の景気(勝手な妄想です)

「給料は上がらないのに物価だけが上がっていくから、生活が厳しい」という嘆きの声をよくSNSやニュースで聞く。これがよく話題になることから、日本人の懐事情は寂しいのだと推測される。我が家も確かにスーパーで買い物をしていると、あれもこれも値段が上がっているなぁと実感する。食費や日用品の支出は確かに上がった。無駄遣いしないように、生活に必要のないお菓子などの嗜好品はできるだけ買わないように気をつけている。

そんな中、いつも疑問に思うことがある。スタバの混雑具合だ。スタバはいつも混んでいる。新作のフラペチーノが毎月出ており、それを目当てに来店している客がほとんどであろう。この寒い日にフラペチーノ。冷え性&胃腸弱い民としては考えられないが、暖かい店内で飲むフラペチーノはきっと美味しいのだろう。

今日、私は結婚記念日に計画しているプチ旅行の予約を取りに旅行会社へ行った。事前予約をしていなかったので1時間待ちだと言われ、電話番号を伝えて外出することにした。その前から色々と用事を済ませていたので、くたくたに疲れていた。どこかで休憩したい…。

というわけで、近くのスタバへ寄った。新作のフラペチーノはチョコレートフレーバーで美味しそう。だが、温かい飲み物が飲みたいのでパス。どうやら新作でチョコレートモカが出ているようだ。せっかくなので新作のそれにした。楽天ポイントが貯まっていたので楽天ペイでポイント払い。新作が実質無料で飲めて密かにテンションが上がった。

それにしてもスタバはいつ、どこの店舗に行っても信じられないくらい混んでいる。平日も在宅ワーカーがパソコン作業をしていたり、マダムたちがおしゃべりをしていたりと意外に席が埋まっている。

今日も相変わらずの盛況っぷりだった。ドリンクをオーダーしてからも5分くらい並んで待っていた気がする。

スタバの混雑具合を見ていると、日本って本当に不景気なの?と思ってしまう。女子高生や大学生も多いから、きっとアルバイトをして自由に使えるお金の中から捻出しているのかもしれない。実際に後ろに並んでいた女子高生はマックでバイトをしているらしく、バイトの話で盛り上がっていた。マックで働き、スタバに金を落とす図式がなんだか面白いなぁと思った。

ベビーカーを押しているお母さんがテイクアウトで購入している姿もよくみる。子育てを頑張っているご褒美なのかもしれない。ご高齢の夫婦なんかもいるし、スタバの客層は幅広い。

都内だと外国人の客も多くいるが、私が住んでいる地域の店舗はほとんど日本人客だ。給料は上がらないが、スタバには行く日本人の多いことよ。

かくいう私もその中の一人。スタバは居心地がよい。気さくなスタッフさん、適度なボリュームで流れるジャズミュージック。そこにシンプルなテーブルと椅子があり、ソファ席でくつろぐこともできる。私はカフェで勉強したりPC作業をするのが好きだ。自宅でどうしても集中できない時、気分を変えたい時にはカフェに行く。図書館も良いけど、作業中にコーヒーが飲みたくなるのでカフェに足が向いてしまう。

私は貧乏性なので「スタバに行ったら元を取らないと!」と思ってしまい、1時間以上居座る。スタバのドリンク代には空間利用料も入っていると思うからだ。

他のお客さんも長居する人が多い気がする。スタバが混んでいるのは、単純に回転率が悪いからかもしれない。

スタバが混雑している理由はいくつかありそうだが多くの人が新作が出るたびにスタバに行けるということは、もしかしたら日本はニュースが報道するよりも景気は上向きなのかもしれない。ちなみに私は経済の専門家ではないので、これはただの妄想であり、明確な根拠はない。ただ、スタバの混み具合を見ていると「日本が不景気であることを忘れてしまうなぁ」と毎回思うので今回書いてみた。

スタバ以外に「値段が高すぎる」と文句を言われながらもiPhoneの新作は毎回売れるし、ディズニーランドの入場チケットも年々値上がりしているが来園者数は減少しない。不思議である。

どれも生活必需品ではなく、どちらかといえば嗜好品の類なのも面白い。

ニュースはネガティブに報道しすぎなのかもしれない。税金が上がろうが、好きなものにはお金を使う。そのために日々やりくりや副業に励んでいるのかもしれないが、その結果好きなことにお金が使えているのなら良い循環だ。むしろ理想的なお金の使い方である。

将来に備えるお金も用意しつつ、今を楽しむための支出も極端に削らない。何が自分にとって心地よいお金の使い方なのかを、個人個人で見極めていけば良い。

好きなことにお金を使える人がこんなにいる。日本はまだまだ元気じゃないかと、スタバの新作ドリンクを飲みながら思った。









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