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最近、書き始めました。読んで貰えると嬉しいです。よろしく。

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  • 記憶を探す闇の魔法使い

    記憶を探す闇の魔法使い(The Dark Wizard in Search of Memory) 闇の魔法使いの自分探しの冒険 強力な魔法の力を持つ闇の魔法使いがいました。しかし、彼は自分の過去の記憶を失っていました。 でも、ある少女の助けで、光の魔法使いとして、再び世界に平和をもたらしたのです。

  • 錬金術師の召喚魔法  第Ⅳ部 サルビア編

    偽勇者と国王に裏切られた賢者が、死者の魂を召喚し、果たせなかった夢を託す。 召喚されゴーレム擬きとなって、新たな賢者の道を歩み始める。 勇者なみの魔力と全属性魔法により、ワーキャットの従魔を従えて、闇魔法を駆使して、地下帝国を築いていく。  魔法学院でのガールズラブから、大人との恋愛まで、女の子としての第2の人生をエンジョイする。  また、テラ・ワールド商店の全世界への進出により、経済面からも、世界征服を目指す。

  • Excel VBA用で作るゲーム 作り方を徹底解説!

    Excel VBA用でこれまで作ったゲームをまとめたものです。 プログラムは初めての人でも、内容が理解できるように解説を付けています。 すべて、コード(ソースコード)を付けています。

  • 共通テスト 情報Ⅰ 受験対策

    2025年に共通テストとして情報の科目が新設されます。情報は、情報Ⅰから出題されます。初めての科目ですが、色々な情報をまとめて、十分な対策を取れるようにするつもりです。

  • 中学生 英語

    中学生対象の英語学習の記事をまとめています。

最近の記事

失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第17話 ギルド長との約束

 シルヴァー・ムーン・シャドウのリーダーのユリアは、エルフで、もうすでに、120歳以上だという。  そのユリアが、私に訊いて来た。他の者には、聞こえないような小さな声で、囁くように。  「ねえ、ラズ。あなたは、本当に、人間なの?」  私は、思わず、ユリアの顔を覗き込んだ。でも、冗談を言っているような顔ではなかった。  「ユリアは、何を言っているの。当たり前だよ」  私は、ユリアに怒ったような口調で、言い放った。少し、声が大きくなったので、周りに訊かれたかと思い、少し周

    • 失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第16話 シルヴァー・ムーン・シャドウ

       第12階層で、助けた冒険者は、Bランク冒険者パーティー「シルヴァー・ムーン・シャドウ」のリーダのユリア・シルヴァーだった。  怪我も治り、食事をさせて、落ち着かせてから、話を聞くことが出来た。  「私達のシルヴァー・ムーン・シャドウは、冒険者ギルドからの依頼で、マップの作成をしていました。この階層に入ってから、トラップの魔法陣によって、パーティーのメンバーは、それぞれ別の階層に転送されてしまいました。今、他のメンバーがどうなっているのか、わかりません」  「シルヴァー

      • 失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第15話 ダンジョンでの活躍

         漸く、私達は、中級ダンジョンの入り口に到着した。中級ダンジョンの入り口には、冒険者ギルドの係員が立っていて、私達のIDを確認し、入場料を請求した。  「それじゃ、これで、3人分ね」  ルナが、係員にパーティーの3人分の費用を支払って、私達を手招きした。  「無理をするなよ」  係員が、私達の様子を見て、声を掛けて来た。  「大丈夫よ。これでも、私達は、Cランクの冒険者パーティーよ」  ルナが、怒ったように、係員に言い返して、睨みつけた。  「ルナ、怒らないで!

        • 失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第14話 過去を知る者

           私達は、村長のランサーに会うことが出来た。ランサーは、村長らしくなく、筋肉質の体で、鋭い眼光の人物だった。白髪で、思慮深く、村民から尊敬されていることが伺えた。  「私達は、冒険者パーティーのムーンライト・ウィザードと言います。実は、この先にある大きな穴が出来たときの事を窺いたくて、ここにやって来ました」  「あの大きな穴の何が知りたいのですか?」  「どんなことでもいいのです。何か、御存じですか?」  「あれは、戦いの後です。しかし、私も、直接見たわけではありませ

        失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第17話 ギルド長との約束

        • 失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第16話 シルヴァー・ムーン・シャドウ

        • 失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第15話 ダンジョンでの活躍

        • 失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第14話 過去を知る者

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        • 記憶を探す闇の魔法使い
          18本
        • 錬金術師の召喚魔法  第Ⅳ部 サルビア編
          57本
        • Excel VBA用で作るゲーム 作り方を徹底解説!
          11本
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        • P検 準2級 アプリ対策-合格への近道
          12本

        記事

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第13話 旅の準備

           青のポーションとアイテムボックスを作ることが出来る様になったので、これらも、冒険者ギルドに納品することになった。  いずれの商品も高品質の物だったので、以前のポーションの時と同じく、極秘に納品することになった。  「ルナ、アリア、これをあげるよ」  私は、ルナとアリアに、赤のポーションと青のポーションを5本ずつと、アイテムボックスを2個あげた。  「これ、どうしたの?」  ルナが、不思議そうに私の顔を見つめている。  「この間、冒険者ギルドで見せて貰った物を参考

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第13話 旅の準備

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第12話 更なるレベルアップ

           私達のパーティーも、少しずつだけど、経験値を積み上げていた。そして、ギルドへのポーションの納品に、ダンジョンでの戦果のお陰で、ついに、Bランクの冒険者パーティーになった。  ルナとアリアの毒に対する耐性も以前より、更に強いものになっている。ポイズンスライムの毒の100倍強い毒に対する耐性まで、付けることが出来た。  これで、通常の戦闘において、毒を気にすることは、必要が亡くなった。次は、適当な機械に物理攻撃や魔法攻撃に対する耐性を付けていきたい。私は、ムーライト・ウィザ

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第12話 更なるレベルアップ

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第11話 罠に掛かったルナ

           前回の中級ダンジョンでの出来事だ。私は、少しばかりルナとアリアに毒に対する耐性を付けることが出来た。そのことで、少し、気が緩んでいたのだ。その為、いつもなら、周囲の魔物の状況を把握して、危険を避けるように行動していたのに。  「キャー、誰か…」  急に、ルナの叫び声が聞こえたと思うと、ルナの姿は、消えてしまった。  急いで、スキル探索で、ダンジョン内を探した。しかし、ルナの気配はなかった。  「アリア、大丈夫か」  「はい、私は、大丈夫です。でも、ルナが消えてしま

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第2章 女魔法使い 第11話 罠に掛かったルナ

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第10話 ラズの過去

           偶然、リリアに会った。というか、リリアが私を待ち伏せていたという方が正確だ。  「ラズ、ちょっと、来て!」  振り返ると、以前一緒に初級ダンジョンに潜ったエルフのリリアが立っていた。  「何?」  「少し、話があるの。いいかしら」  「少しなら、いいよ」  私は、リリアの後について歩いた。暫く歩くと、街はずれまで、やって来た。周りには、誰もいない。  「ラズは、本当に、私を覚えていないの?」  「覚えていないよ」  「そうか。姿も変わってしまっていたから、

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第10話 ラズの過去

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第9話 ムーライト・ウィザードの初仕事

           今日は、3人で、中級ダンジョンに潜ることになっている。でも、3人とも、中級ダンジョンに潜るのは、初めてだ。私が、しっかり、監視して危険な事を避けないといけない。少し、気合を入れ直そう。  私は、冒険者ギルドで購入したマップを見ながら、スキル探索で、ダンジョンの中を調査した。もし、異変があれば、途中でも、引き返すつもりだった。  中級ダンジョンと言えども、浅い階層では、それほど、強い魔物は出てこない。第5階層ぐらいまでは、スライムやポイズンスライムやゴブリンぐらいで、数が

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第9話 ムーライト・ウィザードの初仕事

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第8章 新たな仲間

           私達も、新しい仲間を加えることになった。Cクラスの冒険者パーティーとしてなら、このまま、2人でもいいのだが、これ以上のランクを目指すなら、2人では、特異な目で見られることになる。特に、私達は、2人とも魔法使いだから。  「ルナ、そろそろ、戦士を仲間に加えたいね」  「そうね。ラズの言う通り、戦士は必要ね。それから、治療魔法が使える白魔法使いも欲しいわ」  「そうかな? ルナが治療も出来るでしょ」  「でも、私は、治療より、黒魔法使いとして、働きたいの。その方が、冒険

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第8章 新たな仲間

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第7話 指名依頼

           ラズも、冒険者として登録出来た。そして、ポーションの納品により、一気に冒険者としての経験値が増えた。  また、ルナも、初級ダンジョンに潜り、魔物を倒すことで、ランクも、レベルも上げることが出来た。すでに、レベルは、50に達した。そして、ついに、私達のパーティーも、Cランクになり、冒険者ギルドの指名依頼を受ける必要が出て来た。  Cランクの冒険者パーティーは、定期的に冒険者ギルドから、依頼されてクエストをこなす必要がある。自分たちに向いた物を選ぶことは出来るが、一定の期間

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第7話 指名依頼

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第6話 ラズの冒険者登録

           私達は、初級ダンジョンを出てから冒険者ギルドに向かった。しかし、リリアは、用事があると言って、途中で分れた。  「ルナ、リリアって、変な感じだったね」  私は、ルナがどのように感じたのかを知りたくて、声を掛けて様子を窺った。  「そう? 私は、別に変だとは思わなかったわ」  「魔力量を偽って、初心者のふりをしていたよ」  「ラズ、それをリリアに言ったの?」  「言わないよ」  「そう。それならいいわ。ラズも、魔力量を誤魔化しているでしょ」  「そうだよ」

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第6話 ラズの冒険者登録

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第5話 謎のエルフ

           ルナは、強くなった。でも、この不安は何だろう? おそらく、私が、ルナの前で、魔法を使いたくないから。  第8階層の異変を回避する方法が浮かばないまま、とうとう、初級ダンジョンの入り口まで、来てしまった。  ルナは、相変わらず、自分の力を過信しているようだ。  「ルナ、危険だと思ったら、直ぐに、撤退してね」  私は、最後の願いをルナに伝えた。しかし、ルナの頭の中は、強い魔物と戦いたいという思いだけのようだ。  「もちろんよ。分かっているわ」  仕方がない、いざとい

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第5話 謎のエルフ

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第4話 ダンジョンの異変

           今日も、ルナは、朝からダンジョンに潜る用意を楽しそうにしている。それを横目で見ながら、どう言ったらいいのかを考えていた。昨日ダンジョンで感じた不安が頭を過る。しかし、ルナは、それを感じていない。もし、私が、それを伝えても、幼児の姿の私の話を信じないだろう。  「ルナ、ダンジョンに潜る前に、冒険者ギルドで、別のダンジョンの地図を買わない?」  「ラズ、急にどうしたの? 昨日のダンジョンは、途中で、帰って来たから、ダンジョンマスターを倒していないのよ」  「分かっているけ

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第4話 ダンジョンの異変

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第3話 初めてのダンジョン

           今日は、朝一で、ルナと一緒に大量のポーションを冒険者ギルドに収めた。そして、冒険者ギルドで、初級ダンジョンの地図を買った。  ルナもついに、魔物を狩る決心が付いたみたいだ。数日前に、ルナは、魔法に対する恐怖を払拭したようだ。そして、それ以後、毎日、魔力の総量を上げるために、魔法を限界まで使い切り、私が自分のマナを流し込み、回復させることを繰り返した。すると、当初の100倍以上にも総魔力量が増大した。でもまだ、私のマナの総量には、程遠い。だが、その魔力量は、S級の冒険者の総

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第3話 初めてのダンジョン

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第2話 ルナの目覚め

           ルナと一緒に冒険者ギルドに行ってから、10日が過ぎた。私は、魔物を狩りに行きたいのに、ルナが反対する。ルナは、私を守る自信がないという。ルナは、光魔法だけでなく、火魔法も、土魔法も使える。ひょっとすると、その他の魔法も使えるのかもしれない。しかし、魔法に対して、恐怖があるようだ。  「ねぇ、ルナは、どうして、魔法の練習をしないの?」  「厭なの、魔法を使うと、直ぐに気分が悪くなって、倒れてしまうの。だから、使えないの」  「でも、時々、ポーションを作るのに、光魔法を使

          失われた記憶を探す闇の魔法使い(The dark wizard searching for lost memories) 第1章 冒険者ルナ 第2話 ルナの目覚め