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北部イギリスの旅(2)〜最大トラブル発生・・・

コレの続きです。

まずはクイズ?の答えです。問題は↓で「この銀色の板は何でしょう」でした。

「こ」みたいな形の銀の板が飛び出していて、真ん中にLEDライトが・・・
答えは「消毒ジェルが出る装置」でした。上のでっぱりの端っこからジェルが出ました。LED部分にセンサーがあったみたい。垂れたりした分は下の銀色のでっぱりが受ける仕組み。なるほど。

〜〜〜閑話休題〜〜〜

さて、20年ぶりくらいのイギリスの旅。(30年弱前には1年ほど住んでた)しかも観光でチラッと行ったことがある北部ってのはエディンバラくらい。マンチェスターだって初めての「北部」です。

この日、現地時間朝9時前にアムステルダムについて、10時過ぎに飛び立った飛行機は1時間でマンチェスターに到着(時差があるのでついたのは10時半前)。この日は一気にスコットランドのグラスゴーを越えて小さな町のB&Bに宿を取っています。

さて、アムステルダムに25分おくれで到着した私達。「1時間あれば荷物、大体は大丈夫でしょう・・・」と期待。でもなんとなく、オットも私も無口になります・・・

乗り継ぎ便はコードシェアでオランダのKLM運航。大手だし、まぁ・・・大丈夫なんでは。と、もう祈るしか出来ませぬ。マンチェスターはとりあえず曇りみたい。いや、イギリスではこれは「良い天気」に入るのか???最高気温もまだ20℃を示してるし。
窓の外では搭乗機に荷物が運び込まれ・・・って、デルタのアプリに「荷物を積み込みました」の連絡がこない。乗ってないからなのか、KLM運航便だからいつもみたいに連絡が来ないのか・・・不安がどんどん濃くなる。

一時間後マンチェスター到着。そして・・・
荷物はやっぱり来なかった!!!!
同じ乗り継ぎしていた人たちのうち半分の人達は荷物を受け取っていたけれど、私達含め8団体(というのかな、大体夫婦単位で動いてたけど)が「ロストバゲージ」の処理が必要となりました。チーン・・・・

問題は、私達の旅程がここから先一週間ほど『毎日違う宿に泊まる』ことになっていたこと。見つかった時点で空港からどこに送ればいいか、を含めて電話連絡を貰うことになりました。

機内持ち込み荷物だけ携えてガックリしながらレンタカー会社のシャトルバスを待つ。幸いだったのは防寒具を機内持ち込み荷物にしてたこと。車を借りたら最初に遠くない場所のスーパーで買い出しを予定していたので「そこで必要なものを買うか・・・」と。
こんなレンタカー。MGっていうのはもともとイギリス車で、今は中国のメーカーの傘下らしい(Wikiより) でもまぁまぁよく走る車でした。
買い出しにマンチェスター北部のベッドタウンにある大きなTESCOへ。カップヌードルなんかは日本の会社のものが沢山。日清のカップラーメンを2つ非常食として買いました。他には水とか、そうそう着替えもないので下着やらTシャツなんかも買いました。ロストバゲージにどんよりしながらも、とりあえず急場はしのげる目処がついてホッとしました。
大きいTESCOにはカフェも併設されてます。一応遅めランチ(トラブルにて午後2時になってる)を。アボカドとトマトのオープンサンド(塩味がない!さすがテーブルで自分で調味する国・・・)とハム/チーズのパニーニというごく簡単なものを二人で半分ずつ。そうそう、ラテを頼もうとしたら「フラットホワイト」というものしかなくて困惑。まぁラテと似たようなものなんだけど、新しいものを知ってビックリする50代夫婦なり。
目の前に入ってきたバンが郵便局(ロイヤルメイル)のものだったので思わずぱちり。それにしても車・・・ベコベコだしあれこれ、壊れ方酷くないです?wwww
マンチェスターの北西には工業化時代に増えたこんな赤煉瓦で出来たようなタウンハウスがいっぱい。イギリスには(ハリーポッターでも見られるような)タウンハウスが多いですが、地域でそれらの壁の色やデザインに傾向があるように思います。
そのあとはひたすら北上〜〜〜。本当は1−2箇所立ち寄ろうと計画していたけど、もうロストバゲージで時間もとられたし心も疲弊してたので無言で運転するのみ。街があると古い石造りの教会が必ずと言って良いほどあって、この写真でも丘の上にそんな感じの塔が。もちろんお城かもしれないけど、道中そういうのを調べる元気もないため写真を撮ったのみで。
イギリスの高速モーターウェイ(Mが頭文字)。制限時速も120kmくらい(70マイル/時)だし複数車線あって快適。

イギリスの道にはMで始まる大きな高速道路(この時は多分M6を走っている)、Aで始まる幹線道路(それに続く数字が一桁だとほとんど高速道路的、でも数字のケタ数があがると路肩なんてない双方向の道だったりしてビクビクします)Bで始まる地域の道路があるようでした。
B道路も双方向がちゃんと走れる道もあれば どう見ても一車線なのだけどそれを行き違いで使うように「パッシングエリア」なるものが時々設置されてて、そこですれ違うように、って事みたいでした。(そんな道だし視界も悪いアップダウンやカーブが続くのにみんな時速100kmとかで飛ばすのよね...怖すぎる)

日本でいえば高速のサービスエリアみたいなところがモーターウェイにはあります。EVの充電ポイントもあるし、ちょっとした食べ物も買えるし、おこぼれ?(時に略奪)を狙う鳥も多いしww
まさに日本のサービスエリア風。ここで買い忘れてた歯ブラシと歯磨き粉購入。運転手交代もします。因みにCOSTAってのはイギリスでよく見るコーヒー屋さん、バーガーキングは言わずとしれたアメリカの、GREGGSというのは小さいパイとかピザとかを置いてる軽食チェーンみたいなもの。
だんだん暗くなってきました。湖水地方をすぎたら車がぐぐん、と減ります。風景というか植生がなんとなく変化してきたなとおもうあたりがスコットランドの入り口。
途中雨が降ったり止んだり。まぁイギリスだし。秋だし。
天気の変化が激しいけど、それもまた美しかったりする。(運転交代している)
羊ね!多いですよねぇ。見るとなんとなく和んじゃう。
グラスゴーに入ったけれど・・・街の中心は車を停めるところがなく。それどころか中心部は車の数を制限するためにいろんな規制が。入っても罰金、みたいな感じで・・・こわいこわい、これだけで60ポンドとか(8〜9千円?)とられるの、やってられんわ。ということでまたしても少し街の外側へ。。。。またしてもTESCOをみつけ(駐車できるし買い物できる、とホッとする)そこに入ってたGreggsというファストフード店でごく簡単な夕食にする。もう日暮れだし、この先細い道をさらに40kmくらい走っていかないとB&Bに着かないので・・・
(電話しておいたけど)遅れて到着した私達をB&Bのご夫婦が温かく迎えてくれました。私は助手席だったけどもう最後のあたりの道は狭くて曲がりくねってて真っ暗なのにみんな100kmくらいで飛ばしてて(しかも大きなトレイラートラックがぶっ飛ばしてる)、ずっと全身に力が入ってましてね。無事到着してホッとしたのと宿がとても快適だったのとで、いきなり酒盛りする夫婦。でもこのワイン、アメリカでも呑んでるやつ・・・・www
ご当地ビール(といってもスコットランドじゃなくてイギリスのね)。これが結構おいしくてさ。

なんか、散々な初日(?)でしたが・・・終わりよければすべてよし。
長い長い1日(時差もあるんでね)でしたが、とりあえず酔っ払ってそのまま寝ました。明日は寝坊しないようにしなきゃ!なんたってなかなかチケットのとれない汽車の旅が待ってますから。(三ヶ月前にようやく一般席が確保できたけど、それがこの翌日1日のみだったっていう。それがこの無茶な初日北上計画の理由です。)

もしこのイギリス・アイルランドシリーズご興味あればここから全て見られます。


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