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ひとりごと

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#家族

家族の見苦しさと美しさと愛おしさが綴られる英ドラマ・Us

家族の見苦しさと美しさと愛おしさが綴られる英ドラマ・Us

海外ドラマというと永遠に続く。。。ってものが多いが(いや、永遠は言い過ぎか。。。でも平気でシーズン3とか4とか5とかに突き進んでいくよね)これは本当に短かった。たった4話。そして見終わったあとの余韻がすごい。単に個人的な思い入れかもしれないけれど。

中年夫婦とその家族の夏休みを描いた作品「Us」はイギリスのベストセラー作家・David Nichollsの小説 Us の映像化だ。

ダグラスは生物

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10年越しの夢を叶えてきた。

10年越しの夢を叶えてきた。

アイスランドに行ってきた。

3つの意味で私には特別な旅だった。
一つ目。10年前に見た映画で「絶対ここに行く」と決めて、やっと念願叶った旅だったこと。もちろん、邦題LIFE(原題:The Secret Life of Walter Mitty)のことです。

二つ目。2年以上に及ぶ、長い世界中が凍り付いていた時期をやっと過ぎたなぁと感じることができた旅だったこと。

三つ目。多分だけれど、親子4

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古い写真を引っ張り出して。

古い写真を引っ張り出して。

クリスマスプレゼントの準備で3日ほどパソコンに貼り付いていた。オンラインでのプレゼント選び、ではない。家族一人一人にこの20(数)年の写真をまとめてフォトブックにして渡そうと思ったのだ。

それを思いつくこと自体はいい。というか、きっと素敵なプレゼントになると思ったし、自分でも近年10年の中では一番準備が楽しみなプレゼントかもしれない、とワクワクした。
しかし、だ。20年(強)分の写真の数よ・・・

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家族と病

家族と病

ここ数ヶ月、とくにこの1か月に、父と義父の病気が続いた。どれも緊急・準緊急な処置が必要なものだったが、幸いいずれもなにかをすり抜けるかのように最悪は逃れてきている。そしてその中で偶然父の胃癌がみつかった。

幸運の重なりの中で見つかったもので、性格も良い方の腫瘍だし外科技術も進んできている現在 高齢だけど手術しましょうということになった。もちろん、根治を目指せそうだから、ということで。

が、昨日

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ぐるぐる悩むのはいい加減やめたい。

ぐるぐる悩むのはいい加減やめたい。

隠居生活(?!)になって1年くらいになる。
私は時間をだらだら潰すのは基本的に「好きじゃない」性格らしい。知っていたけれど最近痛感している。

それはオットもそうで、というか、私に輪を掛けてひどい。「なにかをしながらもうひとつ(できるなら3つ4つ)のことをする」がデフォルトの人間。そんなこと、分かってるのに先日彼は「乗り鉄旅」をして「あのだらだら乗ってる時間が許せない」と、帰宅してからその旅を決め

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日記というか覚え書きというか。

日記というか覚え書きというか。

父に重い病気が見つかった。胃癌だ。

癌、と診断されると(言葉にされると)人間は普通?がーん、となるらしい。おやじギャグを言っているわけではなく、多くの人がそうなるようだ。アタマ(の中)が真っ白になったとか、外界の音が遠くなったとか世界が遠のいた感じがしたとかなんとか。

自覚しているが、混乱しそうな状況にあっても私は自分をすこし引き離すことができる。なんだったらそこで波立った気持ちを見せず、話を

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2022年7月24日の日記

2022年7月24日の日記

日記を書く、ということは実は苦手。どう終わらせたらいいのか分からなくなるからなのだけれど、一緒に吞んでた友人に日記書かないのですか?と言われ こちらも酔っ払いのノリでそうですねぇとか言っちゃったもんで、とりあえずやってみることにした。

とは言え大体1日の終わりは眠気に負けているので、1日前の日記を書く。え?日記って夜書くものではないの?勝手な思い込みか・・・

7/24日曜日の朝は久し振りに「残

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親バカになれるという幸運

親バカになれるという幸運

もうひとり立ちできる年齢になった息子と知っていても あくびした顔を見ると赤ちゃんのころと同じだなぁと、いつも思わず笑顔になってしまう。

親って本当にバカだ。子育て真っ最中の頃はアレにもコレにも手一杯で「なんでもいいから寝かせてくれぇぇぇぇ」って半泣きだったのに、どうして忙しい時に限って粗相するの!?ってイライラすることばっかりだったのに、見事にその辺、抜け落ちている。
人間が身勝手だからだろうか

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集う日に願いを込める

集う日に願いを込める

去年はさすがに禍に入ったばかりで静かだったけれど、今年のサンクスギビングの日は近所だけでなくあちこちで友人や家族の家に集まっている人達が沢山居た。

嬉しい事ではある。
そうあるべきだと思う。

お互いの健康に感謝して、これからも一緒に過ごしていけるよう願いながら共に食事をする。
うちでも、数日前に授業の後そのまま空港に駆け込んで帰省した娘が家の中に増えて、食事はもちろん ただ家の中でゴロゴロする

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成長

成長

昨日娘と牛乳を買ってきた。
冷蔵庫に予備をいつも1本入れておくために。

今朝 使っていた一本が空になったので次のを冷蔵庫ポケットに入れようとして気付いた。
娘に「冷蔵庫に入れてて」とお願いした牛乳、
昨日買ったものは 後ろに置かれている。

誰が、どんな状況で次のパックを出して開けるにしても間違えないように。
ほんの、小さな事。間違えたって騒ぐほどではないこと。

でも 少し前までは先に私に言わ

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超個人的「ウイルスと世界」紀行②

超個人的「ウイルスと世界」紀行②

紀行文とは 
旅行の行程をたどるように、体験した内容を記した文。 紀行文・旅行記・道中記ともいう。

     >>>紀行①はこちら

日曜の夕方だから、5時くらいでも道は空いている。
空の雲は一部薄くなって、東側のエッジには夕焼けの始まった色が映っている。

「道、空いてるねぇ。」

「・・・今日、日曜だよ」

「あ、何曜日か分かんなくなってた。それでも、少なくない?」

会話はここで終わる。日

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落ち着くところ

落ち着くところ

ホテル住まい3日目。そろそろ疲れてきた。
何もしてないから疲れようもないのに、なんで疲れるんだろう。
自分がトシなのかとおもったら、今朝 朝食のとき娘と息子も同じ事を言った。

別にみんなでぎゅうぎゅうに居るわけではない。各部屋それぞれ広いし、でも夜はなんとなく4人が同じ部屋のリビングエリアに集まり、でもばらばらに座って好き勝手をしている。そんなのは自宅にいるときと変わらない。

変わらないのだけ

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クリスマスと恋バナ

クリスマスと恋バナ

ウチのムスメは18歳なんですけど、最近ときどき私のところにきて「恋バナ」をしていきます。

あらー、高校生の恋バナ?いいわね・・・なんてものじゃないのです。ボーイフレンドも好きになったひともいたことのない18歳がする恋バナは「親の」です。質問攻めです。

まぁね、なんで付き合ったの?とか、じゃ、なんで好きになったの?くらいならいいのですが(明確な答なんてないし)プロポーズの話とか聞かれても、ウチは

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