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在宅勤務のBGMをハイレゾに :: PHA-1A・MDR-1A

在宅勤務と会社勤務とでは環境が変わる。良い変化は「好きなBGMが聴ける」ことではないかと。(除:Teams会議中)

いつの間にか「Amazon Music Unlimited」ユーザーは、追加料金なしで「Amazon Music HD」が聞ける様になっていた。

(1)今までは手頃なストリーミングサービスとして

Music Unlimitedが始まり、他社のストリーミングサービスより安く(プライム会員だと年払で7800円、650円/月)端末も10台まで登録できる。

(2)Music HD は良さそうだけど

Amazon Music HDのサービスが始まりAmazonからお知らせやキャンペーンが来たが、オーディオをそれに合わせるとなると「機器構成の見直しが必要かも?」と思い、今更「Audio沼」にハマっても…と、静観してた。

(3)でも Music HD はやって来た

それでも、何もせず(新たな契約は不要)に「使える」となると使いたくなる。
Amazonのサイトで Music HDへ乗り移る手続きが必要。
クリックするだけだが…
それを済ませアプリケーションを立ち上げると、アルバムにHDが表示される。

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Reverence / Nathan East
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From This Place  /  Pat Metheny

両方ともよく聞くアルバム。これらのアルバムは ULTRA HD。
機器がそれに対応していれば、次の様に表示される。

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iPhone 〜 PHA-1A 〜 MDR-1A

オーディオCDの16bit / 44.1kHzと比較して、24bit / 96kHz の情報量は圧倒的。
それなりのオーディオ機器で聴くと、違いがすぐに分かる。
ただ、上の画像にある数字はiPhone単体の性能ではなく、iPhoneだけだと、こんな感じ。

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iPhone  +  WF-1000XM3 で再生

(4)沼にハマらないようにして HDに対応

有線で 24bit / 96kHz を実現するのは簡単だった。
使っていないポータブルアンプがあることを思い出して復活させる。

最近使っていない、ヘッドホンも。

携行性は損なわれるが、こんな感じでハイレゾを聴くことができる。
両方とも今は無き、銀座SONY PLAZAで購入したのだが、当時はこんなに高くなかったような…… PHA-1Aは発売時の2倍の価格!?

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画像は、iPad Pro 12.9 + PHA-1A + MDR-1A の組合せ。
再生中の音質も、24bit / 96kHzと表示されている。

(5)少しくらい試してみても良いかも

イヤホンでハイレゾを聴くことは出来たのだが(但し有線)、やっぱりスピーカーでもハイレゾを聴きたい。特に在宅勤務では。
以前紹介したBluetoothレシーバー Audioengine B1にiPhoneから接続するとAppleのACC接続となり、こんな音質になる。

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WF-1000XM3への接続と同じ、当たり前ですが。
これでもCD並みの音質で、通常の圧縮音源よりも良いのだが Audioengine B1 がaptX HDに対応していたので、対応できるトランスミッターを購入してみた。

接続がUSB-Cなので、iPad Proに接続するとこんな感じ。

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BT-W3接続前に、iPadから普通に接続 再生中の音質は 16bit / 44.1kHz

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iPad + BT-W3 で接続 24bit / 48kHz ちゃんと apx HD接続です

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アレ? インジケーターがGreenと言うことは aptX ?
説明書きだとaptX HDではないのですが、Daliから流れる音が全然違います。
iPadの表示と自分の耳を信じて、aptX HD接続にしたいと思う。

(6)結論と今後の予定

最初に思っていたよりも簡単に、Amazon Music HDに対応できた。
「HDになって何が変わるの?」と思われるかも知れない。

第一印象は「音楽を長く聴いていて疲れない」「今まで何回も聴いていたアルバムから知らなかった(意識していなかった)音が聞こえてくる」といったところ。

外でHDを聴く(出勤の時)環境はそのままだが、まもなく発売される、WF-1000XM4を手に入れたあとで考える予定。
左右独立型ワイヤレスヘッドホンノイズキャンセリング付きは、SONYのWF-1000Xから始まり、今はWF-1000XM3を使っているが、ハイレゾで聴こうとすると、SONY独自のLDACに対応したものが必要。
「わざわざそのためにDAPを持ち歩くのか?」となる。
「外だし、ノイキャンだし、DSEEでアップスケーリングするからAACで良いかも?」と、今まで通りにXM4でもなりそうです。

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左から WF-1000X3、同X。 右下はXBA-40、同30、10。

オーディオは求めるとキリがないし、さりとてあまり適当な環境で聴いていると疲れるし(意識しなければ良いのですが)、関わり出すと面倒なモノ。

「聴いていて、自分が満足すれば良い」
のだが、その満足を何処に置くのかは人それぞれ…


追:知っている方もおられると思い、コーデック (Codec)の説明を省いていた。
【AAC, aptX HD, aptX LL, LDAC】Bluetoothコーデック解説!が、(5)以降の記事の理解に役立つかと。
 [2021.6.14記]

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(7)追加情報

BT-W3には末端にスイッチが付いていた。
押すたびに送信モードが代わり、しっかりと aptX HDで接続することが出来た。

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iPadに付いている右にあるトランスミッターが薄黄色に
手前のAudioengine B1もオレンジ色に(AAC 時は白色)

音が全体的にしっとりし、楽器の音ひとつひとつがハッキリと聴こえ、聴いていて疲れないという環境になった。

気をつけることがあるとすれば、iPad Proのバッテリー。
日頃は長く使っても1日に1〜2回の充電だが、トランスミッターで aptX HDを飛ばしていると1時間で Full→70%になる。
幸いなことにMagic KeyboardにもUSB-Cアダプタが付いているので、そこから給電しながら使用している。
また、BT-W3には電源スイッチが無いため、iPadに挿しているとずっと電気を消費する。
使わない時は外す必要があるが、黒くて小さいので外したら失くしそう…

MOH



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