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子育て:授業参観へ行く

金曜日、息子と娘が通う小学校の授業参観日だった。

なんこの週の水曜日から娘、発熱。
結構ガッツリ風邪で、咳と鼻水が2日間続き
完全に解熱したのは金曜日の朝

私はつくづく娘はタイミングの悪い奴だと思っている。
大事なタイミングで大体熱を出す。
しかも大体が「1回目」や「初めての…」である。
もしかして今後娘は殿方とのデート初日にも値をつ出すんじゃないだろうか…。

というわけで、娘は欠席。
3年生の息子の授業参観のみの主席になった。

息子は「ASD(自閉症スペクトラム)」と「ADHD(注意欠陥多動性障害)」を持っていて
2年生の夏から支援学級に通っている。
現在も本人曰く「良い時」と「全然良くない時」を行ったり来たりしていて
決して心地よく生きているとは言えない状況だ。

そして、息子が現在最も辛いことが
「不特定多数の人の中にいること」
知らない声や物音に過剰反応しストレスを感じる。
逃げ出すこともできずにその場でジーっとしているから
家に帰って爆発する。

だから正直私はヒヤヒヤしていた、
息子が辛くならないだろうか。
家に帰ってきて怒り出さないだろうか
そんなネガティブな気持ちで学校へ向かう。

学校の中には仲良しのお母さんがいて挨拶をしながら
「こないだはごめんなさい」
をお互い繰り返す。
これ、支援学級の親御さんあるあるなのかな?
とりあえず相手の子と何かしらのトラブルがあることがほとんどなので
まず謝る。謝ることが最初。
ひとしきりお互い謝ってから世間話をする。

授業が始まった瞬間、親御さんたちの心に芽生えているのは

「うちの子も、よその子も…かわいい!!」

支援学級に所属している子供=何かしらの「難しい」を抱える子供を持つ親は、基本的に「可愛い」や「すごい」のハードルが低い。

机に座っていてすごい!
ちゃんと前を向いててすごい!
お話しできなくてモジモジしてるのもかわいい!
なんならお母さん探して教室出て行っちゃうのもかわいい!

とにかく「ほかの人と同じことを30%くらいできている」というだけで
踊りだしたくなるほど嬉しいしわが子サイコー!って思っている。
終始温かいムードで授業参観は進んでいった。

息子はテンションこそ下がっているようだったが
いつもより大きな声で発表していたし
触れ合うことや密集することを避けていたのに
『ジャンケン列車』をすごく楽しそうにやっていた。

安心したと同時に
「そろそろ息子のデータをアップデートしないといけないね」
と感じた。
私の中の「息子の情報」は去年の冬くらいで止まっていて
たぶん息子自身は学校生活の中で克服できているものも多いのだろう。
「〇〇さんとだったら」という条件は付くかもしれないけど
それでも「全然ヤダ!」より大きな前進である。

家に帰り、手帳を開いてメモした
「息子、ジャンケン列車は大丈夫(〇〇くんとはOKのようだ)

それから今入院中のタカチセ母のところへ行くために
娘もつれて人でドライブした。
息子は最初「寿司!」と言っていたのに
なぜか途中で「うどん!」となって
丸亀製麺で昼食になった。
え?安上り過ぎない?

と、思っていたんだけど…

その後デザートをご所望した娘のリクエストでスタバへ向かった。
娘は「ゆずシトラスパッションティー」

まあまあスタバとしては良心価格。

息子に何にするか聞き、帰ってきたオーダー。

おなじみ「期間限定めっちゃ高いフラペチーノ」

笑顔で飲んでいる息子が見れたからプライスレス。

母へ着替えを届けて家に帰る。

息子は母が入院してから心の調子が崩れていて
先日の通院で主治医に
「全部ヤダ。もうイヤだ」
と言って薬が追加された。
これは母が帰ってきて通常が回るようになるまでは続くだろう。

帰り道、今日はどうしても欲しいものがあって立ち寄る。

最近弟Aから返してもらった薄型のノートPCで書き物をしている。
机に座るのが付かれた時、ベッドやソファーで作業がしたいので
ちょっと載せられるものが欲しかった。

買い終わって車に乗せると、息子が大喜びしている。
後部座席に座って
「母ちゃんのまねっこ~」
とまだビニールがかけられているサイドテーブルに向って指を動かす。
息子は将来ダンゴムシになれなかったら
私と同じ仕事がしたいと話している。
何の仕事をしているのかはよくわかっていないけど
とにかく「パソコンでお仕事する!」らしい。

家に帰ってきて19時からはzoomでお茶会。
ずっと仲良くしてもらっているクリエイターさんと
チャンネル運営をしてくれているいわば私たちの上司の3人。

私が以前noteで書いた息子の話がたくさんの人に読まれたという話をしたら

「それを派生させてみたらいいよ」

と言われた。

「需要を知り、提供する」ということが
エンタメにおいて重要な要素と言われているけど
私はその「需要」を一つ持っていたことになるから
それを発信していけばいいのだと教えてもらった。

というわけで、noteで子供たちのことを書くことにした。
書きたいことも書くけど
そもそも子供たちのことを書いていくのだって書きたいことだから。

楽しいお茶会が終わり
ひとしきりやらなきゃいけないことが終わった後
ベッドに戻り薄いPCを開く。

いくらか書いては見たけど
気が付いたらPCを丁寧にサイドテーブルに置いて
眼鏡を床にぶん投げて寝ていた。
無意識に大事にする優先順位がわかってる私である。

そろそろ母の病院へ行こう。
最近、土日は入院で退屈している母に会いに行って
ゆっくり話をすることにしている。
母の話はまた別で。


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