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草津町問題:謝罪しないフェミニスト

◉群馬県草津町の黒岩信忠町長が、元町議からセクハラを受けたと告発されたのが、2020年の12月。あれから4年以上かかりましたが、民事訴訟で元町議の虚偽がほぼ認定されました。判決が4月17日で、控訴期限は2週間ですから、これで民事は確定。まだ、刑事訴訟がありますし、どんな裁判でも100%の勝ちはないですから、油断はできませんが、ほぼ勝ち目はないでしょうし。ここに至って、なおも沈黙を続けるフェミニストたちへ、黒岩信忠町長が痛烈な批判を述べておられます。

【「草津町に来て謝るべきでは」虚偽認定された性交渉証言に苦しんだ黒岩信忠町長の怒り㊤】産経新聞

 町長室で性交渉を強要されたという証言に苦しめられた群馬県草津町の黒岩信忠町長が産経新聞のインタビューに応じた。黒岩氏を巡っては、告発した元町議の新井祥子氏が令和2年12月に解職請求(リコール)の賛否を問う住民投票で失職すると、草津町が「セカンドレイプの町」と国内外から批判される事態に至った。一方、前橋地裁は今月17日、黒岩氏が新井氏に損害賠償を求めた訴訟の判決で、新井氏の証言を「虚偽」と認定した。事件は一定の区切りを迎えた形となる。汚名は晴らされたのだろうか。

https://www.sankei.com/article/20240430-IRGZ5336PRCMFLQGJCIBE6IEPU/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、草津町でデモをするフェミニストたちです。

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■和製フェミニスト?■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。実際、当時は酷いレベルで、「セカンドレイプの町草津」なんて言葉も見かけました。いやいや、あなたがたはセカンドレイプどころか、冤罪に加担したんですが。自分たちのやったこと、自覚していますか? フェミニストはもちろん、この件をまともに報じるのが産経新聞だけというのが、この国のマスコミの偏向ぶりを、可視化してくれますね。刑事事件では嫌疑不十分として不起訴処分・検察審査会でも不起訴妥当となった伊藤詩織女史の、民事裁判での勝訴ではあれほど大騒ぎしていたのに、こっちにはダンマリですか……と。

「リコールの傍聴に訪れたフェミニストの1人は役場の外で『町長辞めろ』『町長出てこい』などとマイクで大きな声を出し、警察が出動する騒ぎになった。東京大名誉教授のフェミニストは議会関係者向けの機関紙に『事実なら加害者を処分することだ、被害者を議会から追い出すとは本末転倒だ』など私を加害者扱いする記事を寄せた。事件を巡って草津町議会をナチス・ドイツになぞらえた著作家のフェミニストもいた」

コチラの記事では黒岩町長、名指しこそ避けてはいますが、上野千鶴子東京大学名誉教授、北原みのり女史とフラワーデモ、それに連帯した一般社団法人Spring、あるいはセクハラで自殺して責任逃れをした卑怯者の朴元淳ソウル市長を称賛し、返す刀でまるで自死を促すかのようなポストをX(旧Twitter)に投稿した大椿裕子社民党副党首など、日本のフェミニストの問題点を、可視化した事件でした。それだけでなく、一般社団法人Springが、第38回東京弁護士会人権賞を受賞するなど、この国の左重心の弁護士の、人権意識の低さをも垣間見せました。

■信用を毀損する人々■

黒岩町長、ネットの情報を見る限りでは、草津町を立て直して、かなり優秀な方なのは確かなようです。でも、そういう改革には、守旧派が反対もしますし、足を引っ張ろうとするもの。横柄な態度で接客し、ストばかりやっていた国鉄労組が、分割民営化で切り崩された結果、そりゃあ抵抗しました死。福知山線の事故のときは、ここぞとばかりにJRの体質を批判sに低ましたが。あんな事故は、あの前後を含め希少例ですから、一般化に無理があります。

しかし和製フェミニストたち、自分たちが批判するときは、居丈高で攻撃的なくせに、こういうときにはダンマリなのがダブルスタンダード。日本の左派は、だいたいこんな感じですが。権力勾配が~男社会が~と、言い訳を始めないのは、よほど勝ち目がないことを、自覚しているのでしょう。黙っていれば、主要マスコミはスルーしてくれますしね。そうやってほとぼりが覚めるまで、じっと待つつもりなのか。そういうことをやれば、ますます若い層には見放され、支持を得られないのに。試合に勝って勝負に負けるのが、好きですねぇ……。

 「一部、ネットで『間違った』『申し訳なかった』というコメントを掲載した所もあったが、これだけ騒がせたのだ。本来草津町に来て謝るべきではないか。寄ってたかって叩いておいて、都合が悪くなると逃げだして…。全員とは言わないが、フェミニストはひどい人たちだなと思っている。草津町に来てくれれば、私は会う。大きな声を出すようなこともしない。こういう顚末(てんまつ)で終わるとフェミニストは今後、本当に性被害を受けた人を助けようとしても信用されなくなるのではないか」

「フェミニストは今後、本当に性被害を受けた人を助けようとしても信用されなくなるのではないか」……まさに、これですね。というか、もうフェミニスト──世界的なフェミニストの潮流から外れている部分があるので和製フェミニストとでも呼ぶべき存在ですが──は、すっかり信用をなくしています。でも、マスコミによる保忖度や擁護や報道しない自由・国民に知らせない権利の行使があるおかげで、まだまだ一般にそのダブルスタンダードや人間的な不誠実さが、表に出ていないだけで。マスコミ・アカデミズム・法曹界と、この国の赤いトライアングルは強固です。

■機関紙以下のマスコミ■

今回のインタビューで、きちんと謝罪したのは、共産党の機関紙・赤旗だけであったと黒岩町長。こういう点は、素直に評価できます。というか、これが本来当たり前の姿であって。誤報と言っても、下は名前の間違いとか期日の間違いとかから、国益に関わるものまで、グラデーションがありますが。無実の人間を、推定無罪の原則も無視して一方的に犯罪者扱いした冤罪事件ですから、その重さは段違い。朝日・毎日・東京新聞など、本来は一面で報じて、併せて謝罪もすべきレベルではないでしょうかね? 赤旗は部数は多くても、ただの政党の機関紙です。機関紙にできることが、なぜできないのか?

【「世の中はひどい…言われっぱなしだ」性交渉証言に苦しんだ黒岩信忠草津町長の怒り㊦】産経新聞

──海外に発せられた汚名は今回晴らされたと思うか
 「ぜんぜん思わない。地裁判決の内容を知ったならば再取材するのが礼儀だと思うが、その動きはない。みんなだんまりだ」

 「唯一共産党の機関紙『しんぶん赤旗』の編集幹部は草津町に来て、私に『間違った記事を出してしまった』と謝罪し、その後、訂正記事を出した。私は『きちんと調査した上で報道してほしい』と伝えたが、赤旗だけだ。世の中はひどいですね…。いわれっぱなしだ。たたかれるときはたたかれたが、それきり謝らない。間違ったら『ごめんなさい』ではないか」

https://www.sankei.com/article/20240430-3UY3ONGQX5CDDAM7AAVHBPLFXY/

現実問題として和製フェミニストたちは、経済的にも草津町に打撃を与えるような動きをしたわけで。「ネットで草津温泉には行かないというキャンペーンが展開された。専門業者を通じてネット上のネガティブワードを調べたところ、令和4年1月20日時点で草津町について『セカンドレイプの町』が35万件。『草津温泉に行かない』は69万4000件だった」という現実があります。黒岩町長のみならず、草津町にも温泉にも、打撃を当てようとした。なぜかは解りませんが、利権の絡みや、温泉むすめを攻撃したお仲間の、間接的加勢のつもりだったのか? 真相は藪の中。

元町議に刑事でも完全に決着が付いたら、謝らないフェミニスト達に草津町として裁判を起こしたら、ヨサゲですね。費用はカンパで募集したらいいでしょう。暇空茜氏の1億5000万円どころではない額が、集まるでしょうね。和解金は、一般人で100万円、大学教授とか国会議員とかは、その地位と社会的影響に応じて、見合った増額で。謝罪する場合は、以下の条件を付けたら良いんじゃないでしょうかね?

・草津町側の用意した謝罪文を一定期間トップに固定
・草津町側が用意した記者の取材を受ける(掲載前提)
・今後は定期的に草津町について言及する()

某一般社団法人が要求したことより、マイルドな方向で。産経新聞とか記者を用意し、連載として1年ぐらい連載しても良いのではないでしょうかね?


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