台湾パイナップルのシェア増大
◉台湾のパイナップルが、日本でのシェアを伸ばしているようです。中国の、経済力を背景とした他国への嫌がらせが、また失敗したようです。民主党政権時代の尖閣 衝突問題で、レアアース などの輸出規制で嫌がらせしてきたのですが、あの時もう 日本側は輸入先の多様化・代替物質の開発・使用量を減らす工夫・リサイクルの強化などで、間接的な脅しに屈しなかったのですが。2021年の台湾へのパイナップル輸入制限も、同じ結果になりそうです。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、台湾産パイナップルの写真です。
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詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。2021年の輸入制限から3年、大きな輸入量があった中国からの締め出しは、台湾のパイナップル農家にとっては大打撃でした。日本市場で、完全に代替できるほどではありませんが。それでも、こうやって新たな市場が開拓され、さらに拡大する可能性もあるのですから。個人的にはパイナップル 大好きなので、生食用に加え、ジュースや缶詰など、もっと増えて欲しいです。
同じく日本では昨年、ホタテ貝の輸入に関しての中国の嫌がらせが始まったのですが。こちらの方も各国の協力によって、東南アジアの加工であったり、アメリカ市場への販売ルートが開拓され、あの時にギャーギャー騒いでいた脚本家の町山智浩氏らは、最近は話題にしないようです。日本の水産業の漁獲量は、年によって大きく変動するのですから、そもそもそんな大騒ぎする必要がなかったというのは、下記noteで検証しています。
重要なのは、このような政治的駆け引きを仕掛けてくる権威主義国家相手に、成功体験を与えないことです。クレイマーや差別の当たり屋、エセ同和行為への対応と同じです。確かに、一時的に苦しい状況に置かれるのは事実ですが、そこで知恵を働かせ、技術力で対抗し、友邦に協力をお願いできることはお願いをし、創意工夫や改善によって、対抗策を考えていかないと。もう一つ 重要なのは、嫌がらせに同調する連中への対応です。
ウクライナ侵攻という、一方的な侵略行為に対して、ウクライナ側に妥協や対話、下手をすると降伏を求めるような、アホな連中が日本は多すぎます。そもそも、2014年のクリミア危機の時に、国際社会はウクライナに冷淡で、ロシア連邦への事実上のクリミア割譲を、黙認した部分があります。でもそこで満足することなく、プーチン大統領はあわよくば ウクライナ併合を目論んだわけで。希望的観測で妥協することの危険性を、日本のリベラルはいい加減学ぶべき時期です。
台湾側は台湾側で、市場拡大のための努力を、こうやって続けていますし。日本側からの技術協力やフィードバックで、ニーズに応える努力を続けているわけで。結果的に中国の嫌がらせは、成功していません。でも、尖閣 衝突問題や、金正男釈放などで、権主義国家に成功体験を与えてしまった、民主党政権の負の遺産を、正しく認識すべきでしょう。未だに尖閣諸島には中国の漁船や艦艇が嫌がらせに訪れ、北朝鮮はミサイルを打ちまくり。
悪夢の民主党政権は、エネルギー問題などの内政のみならず、外交でも汚点を残しました。権威主義国家を増長させ、逆に友邦であるアメリカと辺野古基地移転問題で関係をこじれさせ、韓国とは慰安婦問題でこじれさせ、尖閣問題は台湾とも領土問題を抱えているため、台湾の関係も冷えてしまい、東アジア共同体構想は、絵に描いた餅に。この悪夢の民主党政権を頑なに認めない人たちが、ウクライナに妥協を求め、ホタテで騒いでいたことは偶然ではありません。
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