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原口一博議員への提訴を報じない旧メディア

◉立憲民主党の原口一博前衆院議員が、Meiji Seika ファルマから名誉毀損で提訴されるとの報道が出ました。レプリコンタイプ(自己増幅型)の次世代mRNAワクチン・コスタイベに対する、反ワクチンデマを執拗に繰り返してたのですから、当然ですね。こんな議員を公認候補にする立憲民主党も、責任が問われると思うのですが……。そして案の定、まる1日経ったのに、主要なマスコミは完全黙殺です。いいかげんにしろと。

【Meiji Seika ファルマ 原口一博前衆院議員を提訴へ 選挙ビラにコスタイベの非科学的主張、看過できず】ミクス Online

Meiji Seika ファルマは10月24日、立憲民主党の原口一博前衆院議員を名誉棄損で提訴する方針を固めた。27日投開票の衆院選後、東京地裁に民事訴訟を起こす。原口氏は、Meiji Seikaが製造販売するレプリコンタイプ(自己増幅型)の次世代mRNAワクチン・コスタイベについて、選挙前から非科学的な主張を繰り返していたが、さらに選挙運動用ビラや選挙公報でコスタイベをはじめとするレプリコンワクチンは「治験をしたアメリカでもベトナムでも認可されていない未知のワクチン」であり、日本人が「モルモットにされていると言っても過言ではない」と記載・主張した。Meiji Seikaは、原口氏のこれまでの言動を含め、悪意のある名誉棄損にあたると判断した。

https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=77313

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。


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■コミュニティノート議員■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。Meiji Seika側の、反ワクチン勢に対する怒りと、断固たる意志を感じますね。実際問題として、反ワクチンデマを鵜呑みにした政治家(市会議員)が、ワクチン接種をする病院に必要に抗議をして、威力業務妨害まがいが頻発している面もあり。野党とはいえ 国会議員、それも党の要職を歴任した実力者が、ビラやテレビの政見放送などで、反ワクチンを唱えたら、鵜呑みにする人間はいくらでもいるでしょう。一罰百戒、厳しく 責任を問うて欲しいところです。

関係者によると、Meiji Seikaは原口氏に対し、10月初旬に警告書を送付済み。Meiji Seikaは今回、名誉棄損に対する謝罪文の掲載と損害賠償を求めて訴訟を起こす。民間企業が国会議員を名誉棄損で提訴することは前代未聞とみられる。

同上

そもそも原口議員は、執拗に反ワクチンデマを垂れ流し、もう数えきれないほどペケッター上ではコミュニティノートを食らっています。コミュニティノートを食らったアカウントの世界ランキングでも、上位に入ってくるほど。批判は前々から渦巻いていたのに、立憲民主党は党として注意したり指導することもなく。また、お仲間の立憲民主党の国会議員たちも、諌めている姿を見たことがありません。自分が見逃してるだけかもしれませんが、少なくとも膨大な数の批判に比べれば、あったとしてもごく少数でしょう。

■反ワクチンのマスコミ勢■

そして、マスコミもまた、原口一博議員を批判せず。もともと日本のマスコミは、子宮頸癌ワクチンでもやらかしている、反ワクチン仲間ですから。菅義偉政権で、かなり強硬に推し進めたコロナワクチン接種を、自民党政権がやることだからと、本音では快く思っていなかったのでしょう。党派性で物を考える人たちですから。戦前も朝日新聞は、満州事変をし批判たら部数が大幅に落ち、慌てて主戦論に転向。終戦までに部数が倍近くまで伸びた、大衆迎合主義ですが。反ワクチンという少数派に媚びるのは、反自民党が根底にあるからでしょう。

そこに今回、原口氏が衆院選の運動用ビラや選挙公報で、スローガンのひとつに掲げた「日本救世」の中でレプリコンワクチンに関する非科学的な主張を掲載。Meiji Seikaは、原口氏が多くの市民に影響を与える政治家ということもあり、もはや看過できない事態と判断したとみられる。

同上

しかし、Meiji Seikaファルマ株式会社といえば、売上1425億9900万円の企業で、大手マスコミへの広告も出している会社。何よりも、明治ホールディング株式会社傘下で、こちらの売上は連結で1兆2527億0600万円と、国内でも有数の企業。お菓子などの食品メーカーの明治も傘下にあるので、知名度的には同レベルのメーカーよりも、もっと大きいでしょ。そこの有力子会社の提訴を、朝日・毎日・読売・産経・日経・NHK などの、国内主要 マスコミが全く報じないという、奇々怪々。書類送検されただけで、パトカーのイメージ写真と一緒に一般人を報じるマスコミが、存在するのに。

■エビデンスなきデマ拡散■

言っておきますが、ほとんど全ての薬品には、効果と副作用が併存します。当たり前ですね、水だって飲み過ぎれば、人間は死ぬのですから。でも、反ワクチンの陰謀論者は、そういう副作用部分を切り取り、いかにも科学的な感じを偽装して、デマを拡散するわけです。でも科学というのは、統計と再現性が大事。極端な話、理由は不明だが、統計的に明らかに効果があるので、承認されてる薬品も、いくらも存在するそうで。反ワクチン陰謀論者は、この統計学が決定的に苦手なんですよね。だから、捏造部分も、初歩的なミスを平気でやります。

なお、Meiji Seikaはこれまでに、コスタイベが他国で認可されず、日本でのみ承認されているとの指摘に対し、コスタイベはGCPガイドラインに即して、国内外で実施した複数のランダム化比較試験(合計約1万8000人接種)にて得られた信頼性の高いエビデンスに基づいて有効性・安全性が確認され、PMDAの承認審査の結果に基づき、最終的に厚労相が承認したワクチンだと説明。そして、「EBMに基づく国内外の専門家や規制当局による科学的評価、承認プロセスを経ている」とし、日本でのみ承認されていることを問題視することは、「わが国の薬事行政及びワクチン接種制度を根底から否定するもの」との考えを示している。

同上

聖書の中の、1匹 と 99匹の例えではないですが。統計を見れば、どんな薬品でも100対0の結果にはなり得ません。劇的な効果を見せる患者もいれば、あまり効果が出ない患者、むしろ副作用の方が強く出る患者など、様々です。99%が治癒するのに、亡くなってしまう1%が常に出る。理不尽です。納得いかないでしょ。そこから、陰謀論に走ってしまう気持ちは、理解できるのですが。それはもう科学の問題ではなく、思想や哲学や宗教や、あるいは芸術が解決すべき、問題かもしれません。しかし、そこを切り分けられないマスコミが、こういう偏向を疑われる報道をするのは、覚えておきましょう。


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