10年後の太陽光パネル廃棄問題
◉まぁ、表題のとおりですが。こういう話題をちゃんと報じるのは、産経新聞ぐらいで。朝日新聞や毎日新聞に代表される左派系は、消極的ですね。オカルト大好きで、トンチンカンな記事も多い産経新聞ですが、保守派なのに20年以上前に各国の徴兵制度を調べ、高度に専門家・機械化された現代の軍隊では徴兵制は無意味だと、保守派でありながら冷静な議論ができるときは、ちゃんとやれるんですよね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メガソーラーの写真です。
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詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。まじに、メガソーラーに一枚噛んだ右と左の政治家や団体。こんな国土を破壊してて、右は愛する国土とか言うなって話ですし。左は環境が〜とか、口にする資格はないです。だいたい、熱海の土砂災害の件でも、同和系団体が絡んでたのですが、示現舎さんぐらいしか突っ込んで報じないですし。もう右とか左の昭和の括りではなく、公金にたかってるか否かで、分類した方が良い令和の世。
後先考えずに、その場の世論や薄っぺらい議論に乗っかって、導入したり。あるいはそこに利権を見出して、官僚や政治家や政治団体、市民団体が乗っかったり。ほんともう、そういう利己的行動は辞めてほしいですね。ただ、こういうメガソーラーの廃棄問題もまた、マスコミが煽るほど大きな問題かといえば、多分に技術的な開発や、お金で解決できる問題の場合が大きいんですけどね。
問題の根っこに、資産的価値のない土地をどうするか、という問題があり。そこに、安易にメガソーラーという部分はあるのでしょう。というか、日本自治は持ち主がよくわからなくなってしまっている土地が、全国に膨大にあった。それをかき集めると、吸収ぐらいの広さになるという指摘もあります。もう、そういう資産的な価値がない山は、逆に国が買い上げる形で、相続税の免除にプラスして、積極的に売る意味を持たせたほうがヨサゲ。その上で、林業や農業の大規模化とか、土地の集約化とか、考える時期なのかもしれません。国立大学の移転とか、陸上養殖とか、使い道はありそうですし。
何度も書いていますが、再生可能エネルギーの推進自体は賛成ですが、そこに過剰な幻想を見てはいかんのです。太陽光発電や風力風力発電や波力発電など、これらは出力が不安定で、夜や無風状態では発電できない、ベースドード電源になり得ない存在です。潮汐力発電はそれよりも安定していますが、凪の時間帯がありますし、日本でも立地が限られています。漁や海流、生態系への問題もまだ良くわかっていません。海流発電なども含め、補助的電源として小規模発電はありですが、水力発電や火力発電、原子力発電とは出力が違いすぎます。こんな大規模に導入するようなものではありません。
地熱発電は、自分も一時期は期待したんですが。とにかく調査費用が膨大にかかり、しかも有力地はほとんど温泉街としてすでに発達した地域で、源泉枯渇の問題があり、加えて思ったほど出力は高くないのに、メンテナンスはかなり大変と、そりゃあ素人の自分が調べてもわかる問題点を、専門家が把握してないはずもなく。普及しないのには、ちゃんと理由があるんですよね。ただ、Eavor-Loop地熱発電など、新しい技術には期待しています。未来の技術として、あるいは好適地の小規模発電としてなら、現在の技術でも充分にありです。
けっきょく現状では、水力・火力・原子力を3本柱として、電力の安定供給を図るしかなく。でも、水力はもう日本国内で開発できる大規模ダムの候補地はなく。あっても小規模なダムがせいぜいで、大きな出力って期待できないんですよね。しょせん山がちで、急峻な国土で、水力発電には向きませんから。エジプトのアスワン・ハイ・ダムやアメリカのフーバーダムとか、規模が違いますから。火力発電は、燃料の輸入費が為替相場で大きく変動しますしね。まぁ、そこはオイルショックの昔から教訓として、輸入先の分散や備蓄で、政府は対応していますが。そうなると、期待が持てるのは原子力発電所のみ。
福島第一原発の事故で、反原発派が暴れまわってしまいましたが。現実的には、炉心部は揺れには強く、福島の事故はあくまでも津波による電源喪失が原因。事実、より震源に近かった女川原子力発電所は無問題で、むしろ住民の避難所に。原発再稼働が、現時点では日本の最も合理的な選択肢です。そして、現状の第三世代原子炉から、より安全性の高い第四世代の原子炉、特に研究が進んでいる高温ガス炉に期待です。一昨年に中国は商用実証炉が臨界に達し、米英は2029年の商用炉稼働が目標。日本は無能な方の菅元総理のせいで、研究が停滞してしまいましたが、巻き返しに期待です。
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